HP 15s-eq 2000 Ryzen 5搭載モデルを2か月使用して分かった、メリット・デメリットを説明します。
メリット
SSDが512GB搭載
他社のRyzen 5搭載モデルですと256GB搭載が大半で、標準で512GB搭載は大容量を求めるかたには良いモデルです。
メモリーが8GBのデュアル
Ryzen CPUはメモリーをデュアルにすることにより、CPUの能力をフルに発揮できるので、デュアルにすることをお勧めします。
購入時より、4GBのメモリーが2枚搭載されており、計8GBの容量となります。2枚目のメモリーを増設する必要がないので、分解等の作業を行う必要性が無く、購入するだけでCPUの能力をフルに発揮できます。
フルサイズのSDカードリーダーに対応
フルサイズに対応していることにより、アダプターを使えばmicroSDでも使用できます。
特に、デジカメはフルサイズのSDカードを使用しており、別途カードリーダーを用意する必要がありません。
目立った点は、これくらいです。
後は他機種と同じで、ディスプレイがIPSやアンチグレアと言うぐらいですが、このクラスになると標準ですので、特筆する必要はありません。
デメリット
キーボードのピッチが狭い場所がある
US配列だったところに、JIS配列のキーボードを使用したことにより、無理が生じてピッチの狭いキーがあります。
タッチタイピングで、キーのピッチが変わることは、押し間違いをする原因となります。
15.6インチのノートPCでテンキー搭載モデルには、この現象が発生している物が大半ですが、どのキーのピッチが狭くなっているかが問題です。
キーボードにバックライトが無い
BIOSに設定があるにもかかわらず、購入時にはキーボードが選べません。
バックライトぐらいはオプションで選べるようにして欲しかったです。
ファンの音がうるさい
少しの負荷をかけるだけでファンが回転して、静かな所ではファン音が気になるレベルです。
PD充電に対応していない
PD充電に対応していれば外で使用する際に、モバイルバッテリーとケーブルを持ち歩くだけで充電が可能です。
しかし、この機種は対応していないために、充電器を持ち歩くことになり、充電も電源のある場所でしかできません。
近年のノートPCはPD充電に対応しているモデルも多くあり、これは残念な点です。
分解が難しい
SSDやメモリーの交換を行わなければ関係ありませんが、分解する難易度が高く分解初心者では難しいです。
特に、底面カバーが外しにくく、力加減を間違えると爪が折れてしまいます。
電源スイッチが押しにくい
指の腹で押し込むと電源が入りにくく、私は爪で押しています。
スイッチの端を押すと電源が入らず、真ん中を押してもスイッチが入った感触がありません。そのため、電源が入ったかが分からず、モニターに何も表示されない場合は、右側面のLEDを確認することになります。
電源スイッチは最低でも、スイッチの入った感触が分かるようにするべきでだと思います。
USBポートの配置が悪い
USBポートの間隔が狭く、このサイズのデバイスしか並列で接続できません。
電源を接続すると、ケーブルが邪魔をして、USBメモリーの抜き差しが行いにくいです。
カードリーダーのような大きなデバイスを接続すると、マウスレシーバーに干渉して接続できません 。
せめてUSBポートの1つだけでも右側面に付けて欲しかったです。
デバイスエラーが出る
購入して2か月の間に3回発生しました。
エラーが発生すると、強制再起動となり全てのデータが消えます。
個体差かもしれませんが、原因が分からず、手の付けようがありません。
結論
購入することをお勧めしません。
致命的なデメリットが多く、それを覆すほどのメリットもありません。
この機種に拘りが無ければ、DellやLenovoで購入した方が後悔する事は無いでしょう。