Lenovo Xiaoxin Pad Plusを開封してからレビュー

目次

スペック

Lenovo Xiaoxin Pad Plus
本体
SoCSnapdragon 750G
サイズ258.4×163×7.9mm
重量520g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ11インチ
パネル種IPS液晶
解像度2000×1200
リフレッシュレート60Hz
記憶領域
メモリ6GB
ストレージ 128GB
カメラ
背面メインカメラ13MP
前面カメラ8MP
ネットワーク
WIFI802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.1
micro SDあり
GPSあり
機能
生体認証顔認証
防水/防塵IPX2/IP5X
イヤホンジャック なし
バッテリー
バッテリー容量 7700mAh
充電速度20W
ポートType C USB3.1
価格29,500円

開封

外箱の角に傷があります。海外からの輸入をする場合に、完全な外箱は期待できませんので、この程度の傷は覚悟しましょう。

同梱物

本体・USB TypeCケーブル・充電器・USBオーディオ変換アダプター・マニュアル

液晶保護フィルムは貼り付けてありません。

外観

背面はシンプルに、カメラのみです。

上部にボリュームボタンがあります。

左側面には、USB TypeCポートとスピーカーが2基があります。

右側面には、電源スイッチ・microSDスロット・スピーカー2基があります。

下部には、キーボード接続端子があります。

ケースと保護フィルムのセットを購入しました。

保護フィルムが同梱されてないので良かったです。

ちなみに、マグネットスリープに対応しています。

重量

本体重量は529グラムで、公式より9グラム重たいです。

11インチのipad pro 第3世代は466グラムで60グラム程の差があります。

ケースを取り付けた状態で723グラムと、片手で持って使用するには厳しい重量です。

起動

中国で発売しているモデルでも、日本語に対応しています。

最近のandroidタブレットやスマホは、よほどのことが無い限り日本語に対応しています。

プリインストールアプリ

最低限のアプリしか入っておらず、GooglePlayも標準で使用できるのは、嬉しい限りです。

そして、一部アプリは削除ができるので、不要なアプリは削除しましょう。

いつも思うことで、何故か、中華スマホやタブレットにはNetflixがインストールされています。

スピーカー

タブレットを横持ちした状態で、左右に2基ずつスピーカーがある、クアッドスピーカーになっています。聞く位置にもよりますが、4基のスピーカーは臨場感があり、この機種の特徴の一つでもあります。

ベンチマーク

AnTuTu

38万5千点出ています。これだけの点数が出ていれば、画質を落とすことにより、大半のゲームが問題なく動作します。

Geekbench

シングルコアは、Snapdragon855に近い結果が出ました。ミドルレンジで数年前のフラグシップモデルと変わらない性能があります。

マルチコアになると、Snapdragon855には遠く及ばず、Snapdragon845より少し落ちる程度になっています。それでも、Snapdragon835より勝っているので、十分な性能があると言えます。

3Dmark

1500点を切っているので、Snapdragon835より劣ります。ミドルクラスに3D性能まで期待するのは厳しいと言うことになります。

CPUのみで見ると、Snapdragon845に匹敵する能力があるも、GPUはSnapdragon835より劣ります。AnTuTuを見るとGPUが10万点を切っており、GPUが10万点を超えていれば、Snapdragon835と同等だっただけに残念です。


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ゲーム動作

原神:設定「低」で多少のカクツキが発生するも、ゲームが遊べないほど酷くありません。設定「最低」なら動作に問題はなく、設定「中」はカクツキが酷くなり、遊ぶことはかなり厳しいです。

ダンカグ:全ての演出をオンで、問題無く動作しました。

プロセカ:3DMV標準設定で、問題なく動作しました。3DMV高設定では、カクツキが発生しますが、上位SoCのSnapdragon870でもカクツキが発生するので仕方がありません。

ミリシタ:39人ライブ3D超軽量は動作が重くなり、遊ぶことは厳しいと思えます。13ライブ3D高画質なら、問題なく動作します。39人ライブはミドルクラスでの動作は厳しいので仕方ありません。

設定を下げれば原神が動作するので、画質を下げれば大半のゲームがスムーズに動作します。


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良い点

・画面が大きい
主な用途が読書・ブラウジング・動画鑑賞なので、大きな画面は重宝します。特に漫画は見開きで読むことができるので、紙の本と同じ感覚で読むことが出来ます。キーボードを接続して文字入力を行ったところ、画面が大きいく非常に見やすいです。ゲーム用途は画面が大きいく見やすくなるも、指を動かす範囲が広くなるので、ゲームタイトルによってはデメリットになります。

・音声に迫力がある
クアッドスピーカーを搭載しており、スマホのスピーカーとは比較にならないぐらいの音質の良さと迫力があります。外部スピーカーには劣りますが、タブレット単体としては十分すぎる性能です。

・GooglePlayが使用できる
安価な中華スマホやタブレットでは、GooglePlayが初期から使用できないものも多くあり、この機種は初期からインストールされています。そのため、初期設定が完了すれば、GooglePlayからアプリをダウンロードして使用することが出来ます。このような事は、国内販売の機種ですと当たり前の事ですが、中国から輸入した場合は、GooglePlayが使用できなくても不思議ではありません。

・動作がきびきびしている
3D処理の必要なゲームタイトルは、画質を落とすことにより快適に遊ぶことが出来ます。特に高スペックを要求する原神も画質を落とせばカクツキなく遊ぶことが出来ます。地図やブラウザも引っ掛かりが無くスムーズに動作します。

・microSDが使用できる
本体ストレージからmicroSDへデータを移動することにより、本体ストレージの使用量を減らすことが出来ます。本体ストレージが128GBあるので、多くの場合は容量不足を起こさないと思いますが、もしもの際の対策として使用することが出来ます。

・GPSを搭載している
GoogleマップやYahooカーナビを使用すれば、カーナビの代わりになります。車載カーナビの場合は有料で地図の更新が必要になりますが、アプリなら無料で地図を更新してくれます。更にリアルタイムで渋滞情報に対応しており、この機能がとても便利です。

悪い点

・本体重量が重い
本体重量が529グラムあり、持ち歩くとペットボトル1本分の重量が増えます。この重量だと片手持ちは厳しく、両手で持つか置いて使用することになります。

・リフレッシュレート
リフレッシュレートが60Hzで、近年のスマホでは90Hz以上が多くあり、これに目が慣れてしまうと60Hzでは残像が残ったように見えます。この現象はディスプレイが大きくなると顕著となり、この点が残念です。

・指紋認証が無い
顔認証にしか対応しておらず、顔認証を使用する際に電源スイッチを押す必要があります。そして持ち上げて、フロントカメラの位置を調整する必要もあるので、置いて使用する場合が多いタブレットには不向きです。側面指紋認証を採用していれば、電源ボタンに触れるだけでロック解除できるので、タブレットの用途を考えれば指紋認証の方が使い勝手が良い気がします。

・有機ELでない
3万円で購入できることを考えれば、IPSディスプレイなのは仕方が無いところですが、発色の美しい有機ELが欲しかったです。しかし、液晶ディスプレイだから、見るに耐えられないと言うわけではなく、不自由を感じない程度の画質をしています。これは、あくまで筆者の願望です。

・保護ケースと保護フィルムが付属していない
スマホよりコストが上がるから仕方が無い所はあります。しかし、保護フィルムが付属していれば、届いた状態で画面の傷を気にすることなく使用することができるので、できることなら保護フィルムだけでも付属して欲しかったです。

総評

全体的にまとまっており、突出した悪い面もありません。唯一の欠点がリフレッシュレートで、固定で良いので90HZには対応していて欲しかったです。

カメラはおまけ程度ですが、タブレットなら無くても問題無いので、この性能で十分でしょう。

メモリーとストレージも普通に使用するなら、これだけあれば困ることはありません。

バッテリ容量に対して、充電速度が20mAhと速くなく不満点ですが、こんなものだと思えば十分妥協できるでしょう。

この機種を注文したのが2022年1月で、本体・ケース・保護フィルム込みで3万円でおつりがきました。価格の割に性能が高く、高コスパの製品のですが、この記事を書いている段階では円安が進み、3万5千円とコスパが高いとは言えません。購入を検討しているなら、ケースと保護フィルム込みで購入することをお勧めします。


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