POCO F4 GTのスペックを解説しています。
ゲームと普段使いに向いている?
POCO F4 GTの良い点
POCO F4 GTの悪い点
グローバル版と価格差が無い
8GB/128GBが74800円で、12GB/256GBが84800円です。
Aliexpressで販売されているグローバル版と価格差がなく、Xiaomiにしては珍しく弱気な価格設定になっています。
性能の高いゲーミング機なら高額な価格設定になる事は仕方がないも、日本では利益度外視で販売をしていたXiaomiだけに、グローバル版と変わらない価格設定は残念でなりません。
ここからは、項目別にスペックを解説しています。
外観
本体色はステルスブラック.・ナイトシルバー・サイバーイエローの3色になっています。
サイバーイエローは珍しい色に感じました。
本体側面にLRボタンがあり、マグネット式ポップアップトリガーを搭載しています。
必要時だけ本体外部にLRボタンが出てくるため、普段使いの際はボタンが目立つことはありません。
スペック
POCO F4 GT | |
---|---|
本体 | |
SoC | Snapdragon 8 Gen1 |
サイズ | 162.5×76.7×8.5mm |
重量 | 210g |
ディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 6.67インチ |
パネル種 | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 480Hz |
記憶領域 | |
メモリ | 8GB /12GB |
ストレージ | 128GB/256GB |
micro SD | なし |
カメラ | |
背面メインカメラ | 64MP |
超広角カメラ | 8MP |
マクロカメラ | 2MP |
前面カメラ | 20MP |
ネットワーク | |
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ 19/20/26/28/38/40/41 |
5G Sub6 | 1/3/5/7/8/20/28/38/40/ 41/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM |
機能 | |
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX3/IP5X |
イヤホンジャック | なし |
Felica | なし |
スピーカー | クアッド |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 4700mAh(デュアルバッテリー) |
充電速度 | 120W |
ポート | USB TypeC |
価格 | 74,800円/84,800円 |
本体
最新のSnapdragon8 Gen1はオーバースペックかも
Snapdragon8 Gen1は2021年後半にリリースされたSoCで、2022年前半に発売されたハイスペックスマホの多くに搭載されているSoCです。
Snapdragon8 Gen1はAnTuTuベンチマークで90万点を超えており、Qualcomm製SoCでは初となるスコアを出しています。
ただ、一部のゲームアプリのみが性能を活かしきることができ、多くのアプリではオーバースペックになる可能性が高いでしょう。
一般的なAndroidスマホより本体が重い
一般的なAndroidスマホと本体サイズは変わらないも、本体重量はゲーミングスマホに近い作りになっているため、重くなっています。
しかし、多くのゲーミングスマホと比較すれば、本体重量が20グラム以上軽くなっています。
ゲーミング機能を追加することで本体重量が重くなることは仕方ありません。
ゲーミングスマホ程の冷却システムがなく、でSnapdragon8 Gen1の発熱を完全に抑えることは出来ないでしょう。
ディスプレイ
標準サイズのディスプレイを採用
6.67インチの有機ELディスプレイは、近年採用するメーカーが増えてきており、従来のスマホサイズより1インチ程度大きくなっています。
ゲームを主体に置いている機種だけに、画面が少しでも大きい方が遊びやすくなります。
十分なリフレッシュレートだと言っても良い
近年は120Hzのリフレッシュレートを採用する機種も多くなり、大半の人は120Hz以上になると変化に気づきにくくなり、ゲーミング機としても十分な性能があります。
高すぎるタッチサンプリングレートは活かしきれない
480Hzのタッチサンプリングレートの必要性に疑問があり、1秒間に480回も画面をタッチすることができるとは思えません。性能が上がればコストも上がるため、タッチサンプリングレートの性能分が価格に反映されている事になります。
ゲーミング機としての機能は十分にあります。
記憶領域
メモリーの容量を考える必要はない
日本国内向けに発売されたモデルは、8GB/128GB 12GB/256GBになっています。
どちらのタイプを選択してもメモリー不足で困ることは無く、ストレージの容量で選ぶと良いでしょう。
microSDが利用できないため、ストレージを多く使用する場合は256GBモデルを選択する方が、後にストレージ不足で困ることがないでしょう
POCO F4 GTはXaomiが日本発売している機種で、ストレージの容量が選択できる数少ない機種になっています。
カメラ
カメラ性能には期待薄
搭載しているイメージセンサーがSony IMX686で、Asus製のZenFone 7と同じ物を搭載しており、最新のイメージセンサーと比較すると性能は落ちます。
性能の高いカメラを求めるなら、他の機種を選んだほうが良いでしょう。
ゲーミング性能を重視しており、カメラ性能に力を入れていない点は仕方がありません。
ネットワーク
日本国内で使用するなら不自由は無い
4G・5G共に、日本の4キャリアで使用することができ、楽天モバイルはパートナー回線も問題なく使用できます。
5Gに関してはsub6に対応しているも、超高速通信のミリ波には対応していません。
最新の11AXとBluetooth5.2に対応
最新規格の11AXまでWiFiは対応しており、現行で最速通信が可能になっているも、ルーターが11AXに対応している事が条件になります。
Bluetooth 5.0以上に対応しているなら不自由を感じることはありません。
eSIMに非対応でも不自由はない
nanoSIM2枚でDSDVが可能で、増えつつある物理SIMとeSIMの構成ではありません。
通信キャリアによってはeSIMに非対応の場合があり、特にMVNOでは対応しているキャリアの方が少なくなっています。
そのため、物理SIMの構成は通信キャリアを選ばないメリットがあります。
物理SIMのみで構成されており、日本国内で使用する場合は、全ての通信キャリアで利用が可能です。
機能
使い勝手の良い側面指紋認証
顔認証と側面指紋認証に対応しており、Xaomiはフラグシップ機以外は画面内指紋認証を搭載していません。
側面指紋認証の方が認証速度と認証精度が高いため、側面指紋認証の方が使い勝手は良くなっています。
臨場感のあるクアッドスピーカー
クアッドスピーカーを搭載しており、本体を横に持った状態で、左右に2基ずつのスピーカーがあります。
クアッドスピーカーはデュアルスピーカーより臨場感があるも、スマホ用の小型スピーカーのため過度な期待は禁物です。
臨場感のある音でゲームをより楽しむための、クアッドスピーカが搭載されています。
バッテリー
バッテリー容量と充電速度は十分
4700mAhのバッテリー容量があれば、1日中ゲームや動画と言った使い方でなければ十分な容量になっています。
約20分で満充電が可能な120W充電に対応しているも、バッテリーへの負担が大きくなり、バッテリーの劣化に繋がる充電速度になっています。
バッテリーの劣化を少しでも抑えたい場合は、30Wや60Wで充電を行えば、バッテリーの寿命は長くなります。
総括
ゲームミングスマホに近い作りになっており、スマホで簡単なゲーム以外を遊ばない場合は必要ありません。
3DゲームやFPSのようなゲームが目的な場合は購入する価値はありますが、それ以外の目的の場合は価格と性能が見合いません。
ゲーム目的でも、Snapdragon8 Gen1は発熱も問題があるため、冷却性能次第ではゲーム開始から短時間でコマ落ちする現用が発生する可能性もあります。
ゲームによってはオーバースペックになる事もあるので、その辺を考えて購入することをお勧めします。