【スペック比較】Xiaomi 11T pro vs POCO F4 GT 優れている点は?

POCO F4 GT(以下F4 GT)が日本国内で販売され、それまでの最上位機種であるXiaomi 11T pro(以下11T pro)と比較をします。
元々のコンセプトが違う機種を比較すると、どのような結果になるでしょうか?

Xiaomi 11T Proの良い点

本体重量が若干軽い
メインカメラの画素数が多い
おサイフケータイが利用できる

POCO F4 GTの良い点

SoCの性能が高い
クアッドスピーカーを搭載している
ゲームに長けている

回線をMNPで購入するとXiaomi 11T proがお得

定価だけを見ると、11T proの方が5000円安くなりますが、F4 GTは値引きキャンペーンが良く行われています。
ただ、回線契約込の場合は11T proも割引購入が可能で、キャリアによっては半額ぐらいで購入できるでしょう。

ここからはスペックの違いのみを比較しています。

目次

外観

Xiaomi 11T pro外観
Xiaomi 11T pro
POCO F4 GT外観
POCO F4 GT

Xiaomi製の6.67インチディスプレイ搭載機は外観の変化が無く、ディスプレイ面はセンターパンチホールになっています。
Xiaomiは6.67インチの有機ELディスプレイを大量発注することでコストを下げており、同じディスプレイパネルを使用しているため、ディスプレイ面は同じようなデザインになっています。
背面に関しても似たようなデザインになっており、よく見かけるスマホのデザインと言っても良いでしょう。

本体色は両機種共に3色で構成されており、11T Proがセレスティアルブルー・ムーンライトホワイト・メテオライトグレーで、F4 GTはステルスブラック・ナイトシルバー・サイバーイエローになっています。

POCO F4 GTマグネット式ポップアップトリガー
POCO F4 GT

F4 GTにはマグネット式ポップアップトリガーを搭載したL・Rボタンがあります。

スペック

Xiaomi 11T proPOCO F4 GT
本体
SoCSnapdragon 888Snapdragon 8 Gen1
サイズ164.1×76.9×8.8mm162.5×76.7×8.5mm
重量204g210g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.67インチ6.67インチ
パネル種有機EL有機EL
解像度2400×10802400×1080
リフレッシュレート120Hz120Hz
タッチサンプリングレート480Hz480Hz
記憶領域
メモリ8GB/8GB8GB/12GB
ストレージ 128GB/256GB128GB/256GB
micro SDなしなし
カメラ
背面メインカメラ108MP64MP
超広角カメラ8MP8MP
マクロカメラ5MP2MP
前面カメラ16MP20MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/32/66
1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/
19/20/26/28/38/40/41
5G Sub61/3/5/7/8/20/28/38/40/
41/ 66/77/78
1/3/5/7/8/20/28/38/40/
41/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.25.2
SIMnanoSIM/nanoSIMnanoSIM/nanoSIM
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵IPX3/IP5XIPX3/IP5X
イヤホンジャック なしなし
Felicaありなし
スピーカーデュアルクアッド
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh4700mAh(デュアルバッテリー)
充電速度120W充電120W充電
ポートUSB TypeCUSB TypeC
価格69,800円 /79,800円74,800円/84,800円

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付属品

Xiaomi 11T Pro

アダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

POCO F4 GT

ACアダプタ・USB Type-C ケーブル・ SIM取り出しツール・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ・USB Type-C to 3.5 mm イヤホンアダプタ

POCO F4 GTにはUSB Type-C to 3.5 mm イヤホンアダプタが付属しており、他の付属品は同じになっています。
USB Type-C to 3.5 mm イヤホンアダプタはUSB TypeCから3.5ミリイヤホンジャックに変換するアダプターで、USBポートから有線イヤホンを接続することができます。
Mi 11T Proも別途購入することで、有線イヤホンの利用は可能でしょう。

本体

SoCの差を体感できるアプリが少ない

POCO F4 GT SoC
POCO F4 GT

11T proに搭載しているSnapdragon 888は、F4 GTのSnapdragon 8 Gen1より一世代前のSoCになります。
AnTuTuベンチマークで比較すると、11T proが約77万点で、F4 GTが90万点以上になっています。
実際に使用してSoCの差を体感することは余り無く、体感できるのは最高設定の「原神」ぐらいでしょう。

6グラム差の本体重量

F4 GTの方が6グラム重くなっており、手持ちで長時間使用する際に腕の疲れ具合が変わってくる重量差になっています。
しかし、ケース次第で変わってくる重量差と言う事もあり、F4 GTには軽めのケースがお勧めと言えるでしょう。

SoCの差が大きくなっているも、一部のアプリでしかメリットが体験できません。

ディスプレイ

ディスプレイ性能に違いがなく、リフレッシュレートとタッチサンプリングレートに不満を抱くことは少ないと思えます。

記憶領域

POCO F4 GTの256GBモデルはメモリーが12GB

F4 GTの256GBモデルのみが、メモリー12GBになっています。
8GBのメモリーで現状は十分であり、12GBはオーバースペックと言えます。
しかし、将来的にメモリー容量が多く必要になると思われるため、本体を長く利用する場合はメモリー容量が大いに越したことはありません。

ストレージ容量が128GB・256GBを選ぶことができるため、必要と思える容量のストレージを選ぶと良いでしょう。
メモリー容量について考える必要はありません。

カメラ

画素数の違いだけで同じような写真になるかも

Xiaomi 11T Proカメラ
Xiaomi 11T Pro

メインカメラの画素数の違いが大きく、11T proの画素数は108MPになっています。
しかし、実機で確認すると期待ハズレで、画素数が多いだけの平凡な写真になり残念な性能になっています。
F4 GTにはミドルクラスのカメラを搭載することで、普段使いとしても利用できるカメラ性能があり、決して悪いカメラではありません。

マクロカメラと前面カメラの違いはない

マクロカメラと前面カメラは画素数の違いがありますが、写真の差はないと思われます。

Xiaomi 11T Proは画素数が多いだけで、画素数の少ないPOCO F4 GTと同じような写真になるかも知れません。

ネットワーク

国内4キャリアに対応しており、最新規格の11AXにWiFiは対応しています。
物理SIM2枚で構成できるため、国内全てのキャリアで利用することが可能です。

機能

おサイフケータイは人を選ぶ

11T ProはFelicaに対応しており、おサイフケータイの利用ができます。
バーコード決済が普及してきている昨今では、おサイフケータイが無くてもキャッシュレス決済がでるため、おサイフケータイへの拘りが少なくなっているのかも知れません。

スピーカーの違いは大きい

POCO F4 GTクアッドスピーカー
POCO F4 GT

クアッドスピーカーとは4基のスピーカーを指し、スマホを横に持った際に左右に2基ずつスピーカーがあります。
デュアルスピーカーよりスピーカーが2基増えることで、音の臨場感と迫力が違ってきます。
特に映画を見ていると、音の臨場感が違うだけで没入感が変わってくるでしょう。

おサイフケータイが絶対必要な場合は、POCO F4 GTは諦めるしかありません。
クアッドスピーカーは欲しい機能で、スピーカーが多くなれば臨場感は良くなるでしょう。

バッテリー

バッテリー持ちはXiaomi 11T Proの方が良い

F4 GTの方がSoCの消費電力が高く、バッテリー容量も少なくなっています。
そのため、バッテリー容量の多い11T Proの方がバッテリー持ちは良いと言えるでしょう。

バッテリー容量以外の違いがなく、両機種共に120W充電を実現しています。

総括

一般向けのXiaomi 11T proとゲーム重視のPOCO F4 GTでは、用途が違うため比較が難しくなります。
タッチサンプリングレートとリフレッシュレートが同じの所は、ゲーミング重視に作られているPOCO F4 GTの不満点と言えるでしょう。
L.・Rボタンの必要性がなく、回線契約込みで購入する場合はXiaomi 11T proの方がコスパは高いでしょう。
どちらの機種も甲乙つけがたい高性能機で、どちらを購入してもバッテリー劣化の問題が無ければ、数年は余裕で使用できる性能を有しています。

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