Sonyより発売中の小型で軽量なXperia 10 IVのスペックを解説します。
この機種がスペックに見合う価格なのかも見ていきます。
外観
パンチホールを採用しておらず、画面占有率が低くなり画面の使用範囲が狭くなります。
全画面表示時にパンチホールが煩わしく感じる事が無いのはメリットです。
本体色は、ミント・ホワイト・ブラック・ラベンダーの4色から選ぶことができます。
スペック
Xperia 10 IV | |
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本体 | |
SoC | Snapdragon 695G |
サイズ | 153×67×8.3mm |
重量 | 161g |
ディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 6.0インチ |
パネル種 | 有機EL |
解像度 | 2520×1080 |
リフレッシュレート | 不明 |
タッチサンプリングレート | 不明 |
記憶領域 | |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ | |
背面メインカメラ | 12MP |
超広角カメラ | 8MP |
望遠カメラ | 8MP |
前面カメラ | 8MP |
ネットワーク | |
3Gバンド | 1/4/5 |
4Gバンド | 1/3/4/5/8/12/18/19/21/ 38/41/42 |
5G Sub6 | 3/28/77/78/79 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSim |
micro SD | あり(最大1TB) |
機能 | |
生体認証 | 側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX5/IP6X |
イヤホンジャック | あり |
Felica | あり |
スピーカー | 不明 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 5000mAh |
充電速度 | 18W充電 |
ポート | USB2.0 TypeC |
価格 | 59,800円 |
SoC
Snapdragon 695Gは今年発売されている多くのミドル機種に搭載されているSoCです。
AnTuTuベンチマークで39万点あり、このスコアならゲーム以外の用途は問題なく利用可能で、ゲームについては画質を落とすことにより大半のゲームアプリが動作します。
サイズ・重量
本体サイズが小さくなって持ちやすさが向上しており、小さくなった分が軽くなっています。
世界最軽量となっていますが、これは5000mAhのバッテリー搭載モデルを対象としています。
ディスプレイ
6.0インチの有機ELを採用しており、鮮やかな発色を体感することが出来ます。
液晶と比べると、液晶にはバックライトがあり、これにより黒色が白っぽく見える反面、有機ELはバックライトが無いため、黒色が真っ黒に表示されます。
20:9のディスプレイが主流になっている中、あえて21;9を採用しています。
これにより、解像度が上がっているも、6.0インチではメリットがほとんどありません。
ストレージ
6GB/128GBの容量があり、大量のアプリをインストールを行わないなら、128GBのストレージで十分です。
microSDが使用できるので、ストレージ容量が少なくなってきても、動画や写真を移動するような工夫をすることで、ストレージの使用量を減らすことが出来ます。
ネットワーク
4Gは国内4キャリアに対応しており、Rakutenモバイルはパートナー回線にも対応しています。
5Gも国内4キャリアに対応しているも、ミリ波の超高速回線には対応していません。
4Gがフル対応しているので、日本国内で使用する分には不自由はありません。
WiFiは、11ACまで対応しており、最新規格の11AXには対応しておらず、ミドルクラスのスマホにはコストカットなのか11AXに対応していない機種が多いです。
11ACまで対応しているなら、WiFiの転送速度で不自由を感じる事はないでしょう。
SIM
nanoSIM/eSIMの組み合わせの機種が増えてきており、この機種も例外ではありません。
eSIMに対応することにより、回線契約が早く完了するメリットがある反面、MVNOでは一部のキャリアのみが対応しており、契約時に注意が必要です。
生体認証
側面指紋認証のみに対応しており、顔認証には対応していません。
昨今はマスクをする機会が増えているので顔認証の出番は少なくなっていますが、できることなら顔認証にも対応して欲しかったです。
防水
防水性能が高く、水没しても大丈夫な仕様になっています。
しかし、防水性能が高いからと言って故意に水没させて壊れた場合は、保証の対象外となるので注意が必要です。
Felica
これを搭載することにより、おサイフケータイに対応します。
コード決済の普及率が上がってきていますが、レジでスマホをかざすだけで清算が完了する、おサイフケータイの便利さにはかないません。
バッテリー
バッテリー容量が5000mAhの機種が増えてきており、これだけの容量があれば、少々タフな使い方をしても、フル充電状態なら1日十分に持ちます。
いたわり充電と最適化充電に対応しており、バッテリーの劣化が従来品より遅くなっています。
バッテリー劣化が遅くなれば、それが原因の機種変更を行う時期が遅くなり、同じ機種を長く使用することが出来ます。
充電速度
昨今では66W充電に対応しているスマホもあり、18W充電は遅すぎます。
ただ、「遅い=悪い」ではなく、充電速度が遅いことにより、充電によるバッテリーへの負担が軽減されます。
バッテリーへの負荷を減らすか、充電速度を速くするかはユーザーの考え方によります。
価格
Rakutenモバイルでの価格が59800円と、他のキャリアでもキャンペーン抜きで約5000円安くなっているぐらいで、かなり高めの設定になっています。
この性能で60000円はかなり高価で、本体のみの購入は止めた方が良いです。
ただ、回線込みの契約では割引が見込めるので、セールのタイミングで購入することをおすすめします。
筆者の基準では、3万円代になれば購入を考えます。