概要
Google Pixel 6a(以下6a)は一世代前のGoogle Pixel 5a 5G(以下5a)と比べて、どのようにスペックが変わったかをみていきます。
外観
表面はパンチホールの位置が違いがあり、5aは左側で6aはセンターになっています。
自撮りをする場合はセンターカメラの方が使い勝手は良く、全画面表示のアプリを使用する場合はセンター部が表示されず、パンチホールが邪魔に思える時があるでしょう。
5aの左側カメラは、自撮りする際にスマホを右にずらす必要があり、慣れるまで違和感を感じるでしょう。
背面はカメラの配置位置が違い、カメラの位置はデザインの問題で好みが分かれるでしょう。
5aには背面指紋認証があり、指紋認証部が有無が最大の違いです。
スペック
Google Pixel 5a 5G | Google Pixel 6a | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdrago 765G | Google Tensor |
サイズ | 156.2x73.2x8.8㎜ | 152.2x71.8x8.9㎜ |
重量 | 183g | 178g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.34インチ | 6.1インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 12.2MP | 12.2MP |
超広角カメラ | 16MP | 12MP |
前面カメラ | 8MP | 8MP |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/ 17/18/19/20/25/26/28/ 29/30/32/38/39/40/41/ 42/46/48/66/71 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/ 17/18/19/20/25/26/28/ 29/30/38/39/40/41/42/ 48/66/71 |
5G Sub6 | 1/3/5/7/8/28/40/77/78 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/ 30/38/40/41/42/48/66/ 77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
micro SD | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 背面指紋認証 | 画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX7/IP6X | IPX7/IP6X |
イヤホンジャック | あり | なし |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4680mAh | 4410mAh |
充電速度 | 18W充電 | 18W充電 |
ポート | USB2.0 TypeC | USB2.0 TypeC |
価格 | 51,700円 | 53,900円 |
上記でGoogle Pixel 6aの解説をしています。
※ここからは、スペックの違いのみを見ています
本体
SoC
5aはQualcom製のSnapdragon 765Gを搭載しており、OPPO Reno5 Aに搭載しているSoCと同じです。
AnTuTuベンチマークは約38万点で、最近はミドル機でも性能が上がってきており、平均ぐらいの性能になっています。
6aはGoogle製のGoogle Tensorを搭載しており、AnTuTuベンチマークで60万点以上になります。
Qualcom製のSoCで近い性能のものはSnapdragon 870で、Snapdragon 870より少し劣る性能です。
サイズ・重量
ディスプレイ・本体サイズ
6aはディスプレイが小さくなっている分、本体サイズも数ミリ小さくなっています。
本体が小さくなるのは良いですが、ディスプレイが小さくなっている所がマイナス点になるでしょう。
本体重量
両機種共に185グラム以下になっています。
特にSoCの性能が高い6aは178グラムと、高性能で178グラム以下の機種は筆者が知る限りありません。
軽くて高性能な点は、6aの特徴の一つと言っても良いでしょう。
ネットワーク
WiFi
5aは11ACまでしか対応しておらず、最新規格の11AXは利用できません。
しかし、11acまでに対応ているなら遅いと感じる事はないでしょう。
6aは11AXに対応しており、ルーターが11AXに対応しているなら、より速い高速通信を体験できるでしょう。
機能
指紋認証
5aの背面指紋認証は、初期の指紋認証方法になります。
しかし、現在では改善が繰り返され認証速度と精度が良くなっており、機能としては優秀になりました。
デザイン面では、古臭さを感じてしまう事は否めません。
6aの画面内指紋は最新の指紋認証方法で、認証制速度はかなり改善されましたが、精度に関しては他の指紋認証より悪くなっています。
画面内に指紋認証機器が搭載されることにより、本体背面や側面のデザイン性が良くなるでしょう。
イヤホンジャック
有線接続は音の遅延が少なく、音質が良くなる利点があるます。
反面、イヤホンの線が邪魔になる煩わしさを、感じる事もあるでしょう。
バッテリー
バッテリー容量
5aの方が若干容量が多いですが、容量差が大きくバッテリー持ちに影響するとは思えません。
総括
Google Pixel 6aの良い点
大幅に性能が向上しており、長く利用することができるでしょう。
Google Pixel 5aの良い点
ゲーム以外の用途なら問題なく、画質を下げれば大半のゲームが問題なく動作するので、用途限定かサブ機での利用が良いでしょう。
共通の良い点・悪い点
定価での価格差が約2000円なら、性能が向上しているGoogle Pixel 6aを購入した方が良いでしょう。
価格差が大きくなるなら、用途次第でGoogle Pixel 5aを購入するのも良いでしょ。