概要
Iphone 14シリーズの最上位機種であるIphone 14 Pro Max(以下14 Pro Max)が、1世代前のIphone 13 Pro Max(以下13 Pro Max)との変更点を探っていきます。
外観
両機種共に背面は3眼カメラを採用しており、見た目の変化はありません。
14 Pro Maxのディスプレイ面はノッチが小さくなっており、やっとノッチが小さくなりました。
しかし、Androidのパンチホールと比べると、大きすぎるノッチになっています。
13 Pro Maxの外観色は、シエラブルー・グラファイト・ゴールド・シルバー・アルパイングリーンの5色で構成されています。
14 Pro Maxは、スペースブラック・シルバー・ゴールド・ディープパープルの4色となり、13 Pro Maxより1色少なくなっています。
スペック
Iphone 13 Pro Max | Iphone 14 pro Max | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | A15 | A16 |
サイズ | 160.8x78.1x7.65㎜ | 160.7x77.6x7.85㎜ |
重量 | 238g | 240g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2778×1284 | 2796×1290 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 不明 | 不明 |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 12MP | 48MP |
超広角カメラ | 12MP | 12MP |
望遠カメラ | 12MP 光学3倍 | 12MP 光学3倍 |
前面カメラ | 12MP | 12MP |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 850/900/1700/2100/ 1900/2100MHz | 850/900/1700/2100/ 1900/2100MHz |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/ 13/14/17/18/19/20/21/ 25/26/28/29/30/32/34/ 38/39/40/41/42/46/48/ 66/71 | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/ 13/14/17/18/19/20/21/ 25/26/28/29/30/32/34/ 38/39/40/41/42/46/48/ 53/66/71 |
5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/ 29/30/38/40/41/48/66/ 71/77/78/79 | 1/2/3/5/7/8/12/14/20/ 25/26/28/29/30/38/40/ 41/48/53/66/70/71/77/ 78/79 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
micro SD | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水/防塵 | IP68 | IP68 |
イヤホンジャック | なし | なし |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 不明 | 不明 |
充電速度 | 20W充電 | 20W充電 |
無線充電速度 | MagSafe 15W/Qi 7.5W充電 | MagSafe 15W/Qi 7.5W充電 |
ポート | Lightning | Lightning |
価格 | 159,800円/174,800円/204,800円/234,800円 | 164,800円/179,800円/209,800円/239,800円 |
本体
SoCの性能が上がっている
14 Pro Maxには最新のA16が搭載されており、13 Pro MaxのA15より高速な処理が期待できるでしょう。
13 Pro MaxのA15はAnTuTuベンチマークで約83万点あり、14 Pro MaxのA16は約97万点になっており、その差が約14万点あります。
14万点差を体感できるアプリは一握り程度しか無く、それ以外のアプリは13 Pro MaxのA15で十分になっています。
サイズ差は無いと言っても良い
14 Pro Maxは横幅が0.5ミリ小さくなり、0.2ミリ分厚くなっています。
1ミリにも満たない差は無いものと同じで、同じサイズと言っても問題のない差だと言えるでしょう。
重量差は2グラムも、240グラムの14 Pro Maxは元から重い
14 Pro Maxの本体重量が240グラムで、13 Pro Maxから2グラム重くなっており、240グラムと238グラムでは持った際の差を感じることはないでしょう。
しかし、240グラムの重量はAndroidで言うところのゲーミングスマホと変わらない重量になっています。
冷却機能が高いゲーミングスマホと同じ重量のスマホを、Appleは何を考えて作ったのか理解に苦しみます。
ディスプレイ
解像度が若干上がるも意味はなし
14 Pro Maxの解像度が若干上がっているも、見た目で分かることはありません。
カメラ
メインカメラの画素数が増える
13 Pro Maxの12MPから14 Pro Maxでは48MPに変更され、画素数が4倍に増えています。
画素数が増えることにより、写真を引き伸ばした際の粗が目立ちにくくなるメリットがある反面、ファイルの容量が増えるデメリットもあります。
ネットワーク
Bluetooth 5.3にアップグレードも、恩恵はほぼ無い
Bluetoothは5.0以上なら大差はなく、Bluetoothのアップグレードはほぼ意味がないでしょう。
Dynamic Island
大きなノッチが必要のように見せるためも、数年後には廃れそうな機能
14 Pro MaxにDynamic Islandと言う新機能が搭載され、Dynamic Islandとは簡単に説明するとノッチ周辺に情報を表示する機能のことです。
こちらの画像は通常時のノッチです。
着信や充電等の情報表示が必要になった場合、ノッチ周辺に必要な情報を表示する機能になっています。
このようにノッチ周辺に情報を表示することにより、大きなノッチを有効利用する機能です。
しかし、ノッチ部には情報表示がなく、情報量が多くなれば横に長くなり、更に情報量が増えると下側に大きくなります。
新機能ではあるも、大きなノッチを有効利用するだけの機能で、数年後には廃れそうな機能だと思えます。
総括
Iphone 14 Pro Maxの変更点
Iphone 14 Pro Maxの残念な点
新規購入の場合
定価購入ならIphone 14 Pro Max一択
定価販売なら性能が向上したIphone 14 Pro Max一択になります。
値引きがあるなら、価格次第でIphone 13 Pro Max
回線込等の割引で価格が下がっている場合と、カメラ性能に妥協ができるなら、Iphone 13 Pro Maxを購入する方がコスパは高くなります。
Iphen 13 Pro Maxからの機種変の必要性
高価なモデルのため、機種変は慎重に行いましょう
最安の128GBモデルが15万円を超えており、1TBモデルが約24万円の価格設定になっています。
Iphone 14 Pro Maxは高価なものになっており、簡単に機種変できるものでは無く慎重に考える必要があります。
Iphone 13 Pro MaxのSoCで十分な性能
SoCの性能が向上するも、一部のアプリを除いて大半のアプリではオーバースペックになっており、Iphone 13 Pro MaxのA15で十分な性能を有しています。
ノッチだけではパンチ力不足
ノッチが無くなっているなら劇的な変化と言えるも、この程度の変化では機種変を推奨することはできません。
カメラ性能だけなら、コンパクトデジカメを購入するのもあり
メインカメラの画素数が12MP→48MPに進化しており、画素数が4倍に増えて劇的に進化したように見えるも、元々が低かっただけで、やっと画素数が上がったと感じます。
カメラの画素数だけで高価な機種を購入するのは考えもので、5万円ぐらいのコンパクトデジカメを購入したほうがコスパは良く、荷物が増える事が唯一のデメリットが容認できることが条件になります。
本体価格が15万円を超える高価なものになっており、Iphone 13 Pro Maxの不満点が我慢できる程度なら機種変はお勧めしません。
上記に記した良い点が、我慢できない不満点に該当する場合は、機種変を検討してみても良いと思われます。
我慢できない不満点が、上記に該当しない内容なら機種変は辞めて、次のIphone 15シリーズに期待しましょう。