【スペック比較】Redmi note 11 pro 5G vs moto g52j 5G メリット・デメリットは?

Snapdragon 695Gを搭載するRedmi note 11 pro 5G(以下11 pro)と、moto g52j 5G(以下g52j)の比較です。
SoC以外の違いをみていくことで、どちらが優れているでしょうか?

Redmi note 11 pro 5Gが優れている点

有機ELパネルを搭載している
タッチサンプリングレートが高い
メインカメラの画素数が多い
デュアルスピーカーを搭載している
充電速度が速い

moto g52j 5Gが優れている点

防水・防塵性能が高い
本体価格が5,000円安い

5,000円の差で良いのか?

Redmi note 11 pro 5Gの方が5,000円高くなっていますが、価格差以上の性能差があります。
予算に余裕がある場合は、Redmi note 11 pro 5Gを購入するほうが、後悔する確率は減るでしょう。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Redmi note 11 pro 5G 外観
Redmi note 11 pro 5G
moto g52j 5G 外観
moto g52j 5G

ディスプレイ面はセンターパンチホールを採用しており、近年はよく見かけるデザインになっています。
良く言えば洗練された、悪く言えば個性がないデザインと言えるでしょう。
背面はカメラの形状とロゴの位置が違います。
g52jのカメラは一昔前の並びに似ており、最近の機種のようにはみえません。

11 proの本体色はポーラーホワイト・グラファイトグレー・アトランティックブルーの3色で、g52jはインクブラック・パールホワイトの2色になっています。
どちらも落ち着いた色で構成されており、派手な色はありません。

スペック

Redmi note 11 pro 5Gmoto g52j 5G
本体
SoCSnapdragon 695GSnapdragon 695G
サイズ164.19×76.1×8.12mm171×76.8×9.1mm
重量202g206g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.67インチ6.8インチ
パネル種有機ELIPS液晶
解像度2400×10802460×1080
リフレッシュレート120Hz120Hz
タッチサンプリングレート360Hz不明
記憶領域
メモリ6GB6GB
ストレージ 128GB128GB
micro SDありあり(最大1TB)
カメラ
背面メインカメラ108MP50MP
超広角カメラ8MP8MP
マクロカメラ5MP2MP
前面カメラ16MP13MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/5/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/38/40/
41
1/2/3/8/18/19/28/38/41/
42
5G Sub63/28/41/77/783/28/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.15.1
SIMnanoSIM/eSIMnanoSIM/eSIM
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵IPX3/IP5XIPX8/IP6X
イヤホンジャック ありあり
Felicaありあり
スピーカーデュアルシングル
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh5000mAh
充電速度67W充電15W充電
ポートUSB TypeCUSB2.0 TypeC
価格44,800円39,800円

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付属品

Redmi note 11 pro 5G

ACアダプタ・ USB Type-C ケーブル・保護ケース・保護フィルム・SIM取り出しツール・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

moto g52j 5G

カバー・SIM取り出しピン・ガイド類・LG(法令/安全/規制)

必要なものがすべて揃っている11 proに対して、ACアダプター・USB TypeCケーブル・保護フィルムが別途必要になるg52j。
g52jに保護フィルムだけは貼り付けておいて欲しかったです。

本体

本体サイズと重量差は無いに等しい

数ミリの本体サイズ差と、4グラムの本体重量差があります。
使用する本体カバーで変わるような差のため、本体重量とサイズの差を考える必要は無いでしょう。

SoCが同じのため、メインになる性能は変わりません。

ディスプレイ

少し大きく見えるg52jのディスプレイ

実際に2機種を並べてみて比較すると、ディスプレイの大きさの違いが分かります。
11 proの6.67インチディスプレイを実際に使用すると、大きくて使い勝手が良いディスプレイサイズです。
g52jの6.8インチデイスプレイは、更に使い勝手が良くなっていると思われます。
しかし、どちらの機種も片手操作には向きません。

ディスプレイパネルは別物

Xiaomi 11 pro 5G ディスプレイ
Xiaomi 11 pro 5G

有機ELパネルと液晶パネルと違いは発色の仕方です。
バックライトで照らして色を表現している液晶パネルは、バックライトの関係で全体が白っぽく見えます。
ドット単位で発光する有機ELパネルは、色が鮮やかに見えますが、高輝度で長時間同じ画面を表示しているとディスプレイが焼き付く事がデメリットです。
ディスプレイ焼けに気をつけて使用するなら、鮮やかな表現の有機ELパネルが良いでしょう。

解像度の違いは無いに等しい

解像度が同じでディスプレイサイズが大きくなればドット間隔が広くなるため、画像が荒く表示されます。
g52jは解像度が少し上がっていますがディスプレイサイズもが大きくなり、解像度が上がっているためディスプレイが大きくなっても、画像の粗さが目立た無くなる事がメリットです。
ただ、6.8インチディスプレイに11 proと同じ解像度でも、画面が荒くなったようには見えないでしょう。

タッチサンプリングレートが不明

g52jのタッチサンプリングレートは不明ですが、11 proより低いか良くて同じと思えます。
ミドルスペックの場合ですと、悪くても240Hzぐらいが妥当で、240Hzより低くはならないでしょう。
g52jのタッチサンプリングレートを240Hzと仮定した場合、ゲーム用途でも十分な性能を有しています。

ディスプレイパネルが大きな違いで、moto g52j 5Gにも液晶パネルではなく有機ELを搭載して欲しかったです。

記憶領域

ミドルスペックでは一般的なメモリーとストレージの容量です。
microSDにファイルを移動することで、ストレージの容量不足を解消することができます。

カメラ

画素数に倍の差があるメインカメラ

ミドルスペック以上のXiaomi製スマホの場合、カメラの画素数が変わっても同じような無難な画質になります。
そのため、108MPのカメラでも綺麗と言える画質ではなく、ファイルの容量だけが大きくなります。
写真を拡大した際の粗さは変わってきますが、拡大する頻度が多いようにも思えません。
筆者がMOTOROLAの機種を使ったとこがないため、g52jの画質については何とも言えませんが、現在のスマホのカメラ技術から11 proと同程度の画質になると思われます。

前面カメラの画素数は多いほうが良い

前面カメラは画素数が少ない傾向にあり、3MPの差であっても多いに越したことは無いでしょう。

カメラは画素数よりセンサーとチューニングが重要で、特にチューニング次第で画質は大きく変わります。

ネットワーク

国内4キャリアに対応しているため、日本国内の利用で困ることはありません。
DSDVでMVNOを利用する際に、キャリアがeSIMに対応しているかの確認が必要になります。

機能

防水性能の差は歴然

完全防水に対応しているg52jは、水没に耐えることができますが、11 proは水没で壊れる可能性があります。
粉塵が入ってこない完全防塵に対応しているg52jに対して、粉塵が内部に入っても機能に支障が無い程度の防塵が11 proです。
防水性能の差は大ききですが、粉塵の舞う特殊な環境で使用する事はあまり無いと思われため、特殊な環境で使用しない場合は防塵性能には考えなくても問題ありません。

違いすぎるスピーカーの音質

シングルスピーカーのg52jはモノラル音声になります。
11 proは音声用のスピーカーを2基搭載しており、左右の音声に違和感が無いステレオスピーカーです。
動画やゲームで音声は重要であり、モノラルと完全ステレオでは別物と言えるでしょう。

防水性能と防塵性能の差を取るか、スピーカーの違いを取るかは好みです。

バッテリー

充電速度の差はバッテリー寿命の差

Xiaomi 11 pro 5G 充電速度
Xiaomi 11 pro 5G

充電速度の差が4倍あり、充電速度の差は充電時間の差になります。
しかし、充電速度が速くなるとバッテリーへの負担が大きくなるため、バッテリーの寿命を短くすることがデメリットです。
11 proの場合は、充電速度の遅いACアダプターを使用してバッテリーへの負担を軽減する対策もありますが、充電速度が遅くなると充電時間が長くなります。

11 proの充電速度は遅くすることはできますが、g52jの充電速度を速くすることはできません。

総括

moto g52j 5Gの良い点が防塵・防水・価格のみで、それ以外の点は同じか劣っています。
特に気になる点が、ディスプレイパネルとモノラルスピーカーです。
4万円近い本体の場合は、有機ELパネルとステレオスピーカーは当然であり、ディスプレイパネルとスピーカーでコストカットしている点は残念でなりません。
価格差以上の性能差があり、5,000円高くなってもRedmi note 11 pro 5Gの購入をお勧めします。

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