OPPO Reno7 A(以下Reno7)とmoto G52j 5G(以下G52j)のスペック比較です。
2022年に発売したOPPOとMOTOROLAのミドル機を比較して、両機種の優れている点はどこでしょうか?
OPPO reno7 Aが優れている点
moto g52j 5Gが優れている点
5,000円高くてもReno7が良い
5,000円の価格差でも、液晶パネルより有機ELパネルのOPPO Reno7 Aが良いです。
液晶パネルでも問題ない場合は、moto G52j 5Gの方が安価に購入できます。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
ディスプレイ面の違いは、Reno7の左側にパンチホールがあり、G52jは真ん中にパンチホールがあります。
OPPOの機種はパンチホールが左側にあるため、Reno7も例外ではありません。
背面はカメラとロゴがあり、ロゴの位置が違っています。
同じ位置に縦並びのカメラがあり、レンズを並べてだけのG52jは一昔前のスマホのようです。
Reno7はスターリーブラック・ドリームブルーの本体色で構成されており、インクブラック・パールホワイトで構成しているG52jです。
共にブラック系とホワイト系で構成しており、無難な感じの本体色に思えます。
スペック
OPPO Reno7 A | moto g52j 5G | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 695G | Snapdragon 695G |
サイズ | 159.7×73.4×7.6mm | 171×76.8×9.1mm |
重量 | 175g | 206g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.4インチ | 6.8インチ |
パネル種 | 有機EL | IPS液晶 |
解像度 | 2400×1080 | 2460×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 48MP | 50MP |
超広角カメラ | 8MP | 8MP |
モノクロカメラ | 2MP | 2MP |
前面カメラ | 16MP | 13MP |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/4/5/6/8/19 | 1/2/5/8/19 |
4Gバンド | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/ 26/28/38/40/41/42 | 1/2/3/8/18/19/28/38/41/ 42 |
5G Sub6 | 3/28/41/77/78 | 3/28/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | シングル | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4500mAh | 5000mAh |
充電速度 | 18W充電 | 15W充電 |
ポート | USB TypeC | USB2.0 TypeC |
価格 | 44,800円 | 39,800円 |
付属品
OPPO reno7 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
moto g52j 5G
カバー・SIM取り出しピン・ガイド類・LG(法令/安全/規制)
共にACアダプターとUSBケーブルは付属していません。
G52jは保護フィルムも無く別途用意する必要があり、保護ケースを付属しているなら、保護フィルムも付属して欲しいと思います。
本体
本体サイズの差はディスプレイサイズの差
縦方向に10ミリの差がある本体サイズですが、ディプレイに0.4インチの差があるため、G52jの本体が大きくなることは仕方がありません。
スマホ本体の厚みが9ミリ以上ある機種は珍しく、大半の機種が9ミリ以下で収まっています。
G52jは9.1ミリの厚みがあり、Reno7と1.5ミリの差は大きく、実際に持ってみるとG52jの分厚さが分かる違いです。
30グラム超えの本体重量の差
本体サイズが違うため、一概に比較はできません。
本体サイズから考えるとG52jの205グラムは少し思いと言え、Reno7の175グラムは妥当と言えます。
そのため、Reno7が軽いのではなく、G52jが重いと言えるでしょう。
G52jのサイズなら200グラム以内で収まったので、もう少しMOTOROLAには頑張って欲しかったです。
本体サイズは仕方がなく、本体の厚みと重量で劣っているG52j。
ディスプレイ
0.4インチ差のディスプレイ
G52jの6.8インチディスプレイは見やすいですが、ディスプレイが大きくなると本体サイズも大きくなり、Reno7はG52jの逆の事が言えます。
ディスプレイサイズによって本体サイズが決まるため、ディスプレイを基準にするか本体サイズを基準にするかで、考えると良いでしょう。
パネルは別物
IPS液晶パネルを搭載しているG52jは、全体が白っぽく映ります。
Reno7は鮮やかな発色の有機ELパネルを搭載しており、有機ELパネルを好む人は多いです。
しかし、有機ELパネルは高輝度で長時間同じ画面を表示していると、焼き付くデメリットがあります。
利用者を選ぶリフレッシュレート
残像の見え方は人によって変わるリフレッシュレート。
90Hzのリフレッシュレートで残像が見える場合は、120Hz以上が必要になりますが、多少の残像が見えても妥協できるかによって、リフレッシュレートの基準が変わります。
筆者の場合は、90Hzでは多少の残像が見えますが、多少の残像は気にせずに使用していると慣れてくるため、残像が気にならなくなりました。
このように、多少の残像を妥協できるなら90Hzでも十分だと言えます。
パネルの種類が違うことが大きく、有機ELパネルを搭載していないmoto G52j 5Gは敬遠したいです。
記憶領域
記憶領域に違いがなく、ストレージ不足はmicroSDかオンラインストレージを有効活用しましょう。
カメラ
画素数の違いは大したことはない
画素数の差は大したことはありませんが、カメラのイメージセンサーが違う可能性が高いと思えます。
ここからは間違っているかも知れません。
G52jはReno7より、上位のイメージセンサーを搭載していると思えます。
そのため、カメラのチューニング次第でReno7より良い画質になりますが、チューニングが悪ければReno7と同等以下の画質です。
スマホのカメラは、イメージセンサーや画素数よりチューニングが重要で、チューニング次第で画質が変わるでしょう。
カメラはスペックでは分からない部分が多く、憶測での話が多くなります。
ネットワーク
国内4キャリア・サブブランド・MVNOで、4G・5G共に問題なく利用できます。
楽天モバイルについては、パートナーエリアでも問題ありません。
機能
指紋認証は好みで別れる
Reno7の画面内指紋認証は、指紋認証の精度と速度に問題があります。
反面、G52jの側面指紋認証は電源スイッチに触れるだけで解除されるため、認証精度と認証速度が画面内指紋認証より良いです。
しかし、G52jに本体カバーと取り付けると電源スイッチが露出しているため、デザイン性が悪くなるデメリットがあります。
画面内指紋認証は本体全体をケースで覆うことができるため、デザイン性が良くなりますが、認証精度と速度が問題です。
デザインか使い勝手かの選択になりますが、利用者の好みになるでしょう。
防水・防塵性能が高く、おサイフケータイも利用できます。
モノラル音声になるシングルスピーカーがデメリットです。
バッテリー
若干バッテリー持ちが良いG52j
500mAhのバッテリー容量差があり、スペックが似ているため、バッテリー持ちはG52jの方が良くなります。
充電速度に大きな差がない
バッテリー容量が少なく、若干充電速度が速いReno7の方が短い時間で充電できます。
しかし、バッテリー容量の差が充電時間に影響を与えていることが大きく、充電速度の差は余りありません。
充電速度の差が小さいため、充電速度の差は考える必要が無いでしょう。
両機種共に充電速度は遅く、最低でも30W以上の充電速度が欲しいところです。
1度の充電で少しでも長く利用したい場合は、moto G52j 5Gが良いでしょう。
総括
似たような機種で、ディスプレイサイズ・本体重量・パネル種・バッテリー容量が大きな違いです。
ディスプレイサイズとパネル種の違いが大きく、大きなディスプレイが良い場合はmoto G52j 5Gになりますが、液晶パネル搭載と本体重量が許容できるかが購入のポイントになります。
ディスプレイが小さくても良い場合は、有機ELパネル搭載で本体重量が軽いOPPO Reno7 Aが良いでしょう。
シングルスピーカーが両機種の難点で、どちらの機種を購入する場合でもスピーカーがネックになります。
購入を考える際に「スピーカー=ディスプレイサイズ>本体サイズ>本体重量>パネル種」の順に考えると良いでしょう。