【スペック比較】Redmi note 11 pro 5G vs OPPO Reno5 A 違いは?

Xiaomiの主力ミドル機のRedmi note 11 pro 5G(以下note 11)とOPPOの旧主力ミドル機のOPPO Reno5 A(以下Reno5 A)のスペック比較です。
旧機種のOPPO Reno5 Aが、新機種のRedmi note 11 pro 5Gより優れている点は何でしょうか?

Redmi note 11 pro 5Gが優れている点

SoCの性能が若干高い
有機ELパネルを搭載
リフレッシュレートとタッチサンプリングレートが高い
メインカメラの画素数が多い
デュアルスピーカーを搭載
バッテリー容量が多い
充電速度が速い

OPPO Reno5 Aが優れている点

本体重量が軽い
防水・防塵性能が高い

5,000円以上の性能差あり

液晶パネルとシングルスピーカーが残念な点のOPPO Reno5 Aです。
本体重量と防水・防塵性能が許容できる場合は、Redmi note 11 pro 5Gが良いでしょう。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Redmi note 11 pro 5G

Redmi note 11 pro 5G 外観

OPPO Reno5 A

OPPO Reno5 A 外観

パンチホールの位置がディスプレイ面の違いで、パンチホールの位置以外は違いがありません。
Reno5 Aの背面に指紋認証機器があり、背面指紋認証は初期の指紋認証のため古く感じます。
背面指紋認証は保護ケースの背面に穴が空いているため、デザイ性を損なうでしょう。

スペック

Redmi note 11 pro 5GOPPO Reno5 A
本体
SoCSnapdragon 695GSnapdragon 765G
サイズ164.19×76.1×8.12mm162×74.6×8.2mm
重量202g182g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.67インチ6.5インチ
パネル種有機ELIPS液晶
解像度2400×10802400×1080
リフレッシュレート120Hz90Hz
タッチサンプリングレート360Hz180Hz
記憶領域
メモリ6GB6GB
ストレージ 128GB128GB
micro SDありあり
カメラ
背面メインカメラ108MP64MP
超広角カメラ8MP8MP
モノクロカメラなし2MP
マクロカメラ5MP2MP
前面カメラ16MP16MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/38/40/
41
1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/
19/26/28/38/39/40/41/
42
5G Sub63/28/41/77/783/28/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.15.1
SIMnanoSIM/eSIMnanoSIM/nanoSIM
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証顔認証/背面指紋認証
防水/防塵IPX3/IP5XIPX8/IP6X
イヤホンジャック ありあり
Felicaありあり
スピーカーデュアルシングル
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh4000mAh
充電速度67W充電18W充電
ポートUSB TypeCUSB TypeC
価格44,800円39,800円

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付属品

Redmi note 11 pro 5G

ACアダプタ・ USB Type-C ケーブル・保護ケース・保護フィルム・SIM取り出しツール・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

OPPO Reno5 A

SIM取出し用ピン・安全ガイド・クイックガイド・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース

必要なものが一通り揃っているnote 11に対して、ACアダプターとUSBケーブルが付属していないReno5 Aです。
OPPOのRenoシリーズだけが、ACアダプターとUSBケーブルが付属していないことが、不思議に思います。
Xiaomiはすべての機種に必要なものを付属しているところは、会社のポリシーなのでしょう。

本体

少し良くなったSoC

Redmi note 11 pro 5G SoC
Redmi note 11 pro 5G

AnTuTuベンチマークで1万点の差があり、ミドル機で1万点差は大きいです。
SoCの差はFPSのようなゲームで現れますが、ゲーム以外の用途ではSoCの性能差は分かりません。
ゲームを遊ぶ場合は少しでも性能が高い、note 11が良いでしょう。

本体サイズの差は妥当

本体サイズの差は2ミリありますが、ディスプレイサイズの差を考慮すると妥当と言えます。
使用する保護ケースによって2ミリのサイズ差は無いものになるため、本体サイズの差を考える必要はありません。

20グラムの本体重量差は大きい

本体重量が202グラムのnote 11は、重い部類に入る機種です。
note 11のサイズですと190グラムぐらいにできると思えますが、「Redmiシリーズ=重い本体」の認識になっているため、重めに作られているのかも知れません。
対するReno5 Aの本体重量は、182グラムと軽くなっています。
本体サイズに対する本体重量は妥当な重量であり、劇的に軽い機種とは言えません。
軽い機種が好みの場合はReno5 Aが良いでしょう。

SoCの性能か本体重量の、どちらを重視するかによって選ぶ機種が代わります。

ディスプレイ

0.17インチ差のディスプレイ

両機種を並べるとディスプレイサイズの違いが分かります。
Reno5 Aの6.5インチディスプレイは、一般的なスマホのディスプレイサイズであり、小さいと思うことは無いでしょう。
note 11の6.67インチディスプレイは、Xiaomiが採用している標準サイズですが、他メーカーの機種と比較すると大きめのサイズになります。
筆者は両方のディスプレイサイズの機種を使用したことがありますが、6.5インチでも小さいとは思えませんでした。

有機ELに軍配が上がるパネル種

Reno5 Aの液晶パネルは、バックライトを使用しているため、全体的に白っぽく映ります。
note 11の有機ELパネルは、ドット単位で発行するため、白っぽく映ることはありませんが、高輝度度で同じ画面を表示していると焼き付きやすい事がデメリットです。
デメリットを考慮しても、発色のキレイな有機ELの方が良く、note 11一択になります。

リフレッシュレートの差は人による

Redmi note 11 pro 5G リフレッシュレート
Redmi note 11 pro 5G

90Hzと120Hzのリフレッシュレートの差は見る人によって変わってきます。
90Hzで残像が見える場合は、120Hzで残像が見えにくくなりますが、全ての人が120Hzで残像が見えないわけではありません。
90Hzで多少残像が見える筆者は、リフレッシュレート90Hzの機種を使用しています。
最初は残像が気になりましたが、使い続けると慣れてくるため、多少の残像なら気にならなくなりました。

2倍の差があるタッチサンプリングレート

タッチサンプリングレートはゲームで効果があるため、ゲームを遊ばない場合は関係ありません。
Reno5 Aのタッチサンプリングレート180Hzは、1秒間に最大180回までは画面をタッチしても、タッチを検出することができます。
ただし、180Hzは最大値であり、同時に1箇所のみをタッチ(シングルタッチ)した際の値です。
複数の箇所を同時でタッチ(マルチタッチ)すると、90Hz以下になります。
リフレッシュレートが関係するようなゲームはマルチタッチが標準になるため、同時押しの箇所が増えるとReno5 Aではタッチ抜けが発生する可能性があります。
しかし、リフレッシュレート360Hzのnote 11ではReno5 Aよりタッチ抜けの確率が下がり、同時押しを連打するようなゲームで遊ぶ場合はnote 11が良いでしょう。

パネル種・リフレッシュレート・タッチサンプリングで優位なRedmi note 11 pro 5Gです。

記憶領域

メモリー容量とストレージ容量に違いがなく、microSDが利用できる点も同じです。

カメラ

画素数の差が画質の差ではない

Redmi note 11 pro 5G カメラ
Redmi note 11 pro 5G

画素数の差が画質には影響することはなく、画質はカメラのチューニングで大きく変わります。
ミドル機では、XiaomiとOPPOのチューニングの違いはあまり無く、極端に綺麗な画質で無い反面、極端に悪い画質でもありません。
画素数の差は拡大時の粗さの違いぐらいで、写真を拡大する機会が少ない場合は、50MPのReno5 Aでも困る事は無いでしょう。

カメラについては実際の比較を行わないと言えない部分が多く、憶測での話になります。

ネットワーク

SIMの違いがあるも・・・

Reno5 AはnanoSIM/nanoSIMで構成していますが、yモバイル版はnanoSIM/eSIMで構成しています。
eSIMのメリットはeSIMで契約しているキャリアを変更する際に、SIMを差し替える必要がありません。
SIMを差し替える手間を必要としないeSIMは便利なように見えますが、複数のSIMを差し替えることは、特殊なケースと言っても良でしょう。
デメリットは非対応のMVNOキャリアが多く、MVNOを利用する場合はキャリアの選択肢が狭くなります。
特殊なケースを除くと、物理SIMで利用できるReno5 Aで困ることはありません。

2回線までなら、キャリアを選ばないOPPO Reno5 Aの方が良いでしょう。

機能

側面指紋認証が良い

近年の機種としては珍しい背面指紋認証を採用しているReno5 Aは、コストカットが目的と思えるも古い機種に見えてしまいます。
近年は側面指紋認証の認証精度が良くなっており、背面指紋認証と変わらない認証精度と認証速度があります。
机に置いた状態で指紋認証によるロック解除ができる点も、側面指紋認証のメリットです。
背面指紋認証を使用するメリットがなく、古い機種を使っているように見られるのが嫌な場合は、note 11が良いでしょう。

防水・防塵性能はReno5 Aが高い

完全防水と完全防塵に対応しているReno5 Aは、水没時に水が侵入したり、粉塵が侵入することはありません。
note 11は粉塵が侵入して壊れる事はありませんが、水没時に水が侵入する可能性が高くなっています。
防水。防塵性能を求める場合は、Reno5 Aが良いです。

スピーカーの違いは大きい

モノラルスピーカーのReno5 Aと、ステレオスピーカーのnote 11では音の臨場感が違います。
note 11は左右に2基のスピーカーを搭載しており、完全なステレオスピーカーです。
シングルスピーカーのReno5 Aはモノラル音声で、受話口から音声が流れる疑似ステレオにも対応していません。
音の良さを求めるならnote 11が良いでしょう。

防水・防塵性能に優れているOPPO Reno5 A、デュアルスピーカーに対応しているRedmi note 11 pro 5G。
どの点を重視するかで変わってきます。

バッテリー

バッテリー容量差は大きい

Redmi note 11 pro 5G バッテリー容量
Redmi note 11 pro 5G

バッテリー容量の差が1000mAhあり、1度の充電で利用できる時間が大きく変わります。
Reno5 Aの4000mAhはミドル機としては少ないバッテリー容量です。
note 11の5000mAhが主流になってきていますが、無茶な使い方をしない限り、Reno5 Aでも1日は十分に使用できます。
バッテリー容量が増えることで本体重量が重くなるため、note 11の本体重量が重い要因に1つでしょう。
本体重量が重くなっても良いなら、バッテリー持ちが良いnote 11になります。

Reno5 Aの充電速度は遅い

Redmi note 11 pro 5G 充電速度
Redmi note 11 pro 5G

充電速度が67Wのnote 11は、約40分でフル充電できますが、18WのReno5 Aは約120分必要です。
充電速度が速いnote 11が良いように見えますが、充電時のバッテリー負担が大きくなるため、バッテリーの寿命が短くなるデメリットがあります。
note 11の場合は充電速度の遅い充電機を使用することで、バッテリーへの負担を減らすことができますが、Reno5 Aは充電速度の速い充電機を使用しても、充電速度は速くなりません。
充電機で充電速度がコントロールできる、note 11が良いでしょう。

バッテリー容量と充電速度が速いRedmi note 11 pro 5Gが優れています。

総括

本体重量・防水性能・防塵性能以外はRedmi note 11 pro 5Gが優れている

軽い本体で防水・防塵性能が高い機種が良い場合はOPPO Reno5 Aになります。
OPPO Reno5 AはMNPで購入すると割引率が高く、メイン機では厳しくてもサブ機で使用するのはありだと思えます。
筆者はOPPO Reno5 Aをサブ機で利用しており、使用頻度の少ないサブ機ですので、シングルスピーカーも液晶パネルも気になりません。
しかし、メイン機だと使用頻度が多いため、スピーカーとパネル種は妥協できません。
スピーカーとパネル種の違いが大きく、OPPO Reno5 Aがステレオスピーカで有機ELパネルを搭載していたなら、結果は違ったものになりました。

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