【スペック解説】Redmi note 11は価格に見合うのか?

Xiaomiより発売中のRedmi note 11(以下note 11)のスペック解説です。
比較的安価に購入可能な、Redmi note 11のメリット・デメリットは?

Redmi note 11の良い点

本体サイズが小さい
本体重量が軽い
有機ELパネルを搭載
デュアルスピーカーを搭載
バッテリー容量が多い

Redmi note 11の悪い点

SoCの性能が低い
メモリーとストレージが少ない

少し高いかと思われる価格

悪い点はスマホの性能を左右する部分であり、この部分が劣っているRedmi note 11は、2万円を切っていて欲しかったです。

ここからは、スペック表の項目別に解説していきます。

目次

外観

外観

ディスプレイ面のセンターパンチホールは、多くのXiaomi製スマホで採用しています。
背面には、カメラとロゴがあり、Xiaomi製スマホで標準の配置です。

スターブルー・トワイライトブルー・グラファイトグレーの3色で本体色を構成しており、スターブルーが特徴的な色になっています。

スペック

Redmi note 11
本体
SoCSnapdragon 680
サイズ159.87×73.87×8.09mm
重量179g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.43インチ
パネル種有機EL
解像度2400×1080
リフレッシュレート90Hz
タッチサンプリングレート180Hz
記憶領域
メモリ4GB
ストレージ 64GB
micro SDあり
カメラ
背面メインカメラ50MP
超広角カメラ8MP
マクロカメラ2MP
深度カメラ2MP
前面カメラ13MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/
17/18/19/20/26/28/38/
40/41/66
5G Sub6非対応
WIFI802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
SIMnanoSIM/nanoSIM
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵IPX3/IP5X
イヤホンジャック あり
Felicaなし
スピーカーデュアル
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh
充電速度33W充電
ポートUSB TypeC
価格24,800円

当サイトで使用している専門用語を下記で解説しています

あわせて読みたい
専門用語の解説 当ブログで使用している専門用語を簡単に解説しています。 【SoC】 パソコンで言うCPUに該当します。スマホの処理能力を左右する演算装置であり、グラフィック処理も同...

付属品

ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護ケース・保護フィルム・クイックスタートガイド・「保証に関するお知らせ」

必要最低限のものが揃っているXiaomi製スマホですが、note 11も最低限必要なものが全て揃っています。
いつも思いますが、他社もXiaomiを見習って欲しいものです。

本体

高くないSoCの性能

note 11に搭載しているSnapdragon 680は、AnTuTuベンチマーク Ver.9で約25万点のスコアです。
30万点で、画質を落とすと大半のゲームが遊べますが、25万点では原神のようなゲームは最低画質でも厳しいと思われます。
ゲー以外の用途で困ることはありませんが、アプリによっては動作が重くなる可能性があるでしょう。

小さめの本体サイズ

ディスプレイサイズに合わせた本体サイズのため、6.5インチ以下のディスプレイを搭載する機種は小さめの本体になります。
本体が小さくなると片手操作が容易になり、手の小さな人でも扱いやすくなるメリットがある反面、ディスプレイが小さくなることがデメリットと言えるでしょう。

本体サイズに対して標準の本体重量

179グラムは軽めの本体重量と言えますが、本体サイズに対しては妥当の重量になっています。

少し非力なSoCですが、軽くて小さい本体は扱いやすくなっています。

ディスプレイ

Xiaomi標準より小さいディスプレイ

多くのXiaomi製スマホは、6.67インチのディスプレイを採用しています。
note 11は6.43インチのディスプレを採用しており、従来のXiaomi製スマホよりかなり小さくなったと思えるサイズです。
ディスプレイが小さくなったため、本体サイズが小さくなるメリットがある反面、画像や文字が小さくなったことで、見にくいと思える場面があるかも知れません。

有機ELパネルにフルHD解像度

ディスプレイ

Xiaomiはローミドルクラスにも妥協のない有機ELパネルを採用しています。
有機ELパネルは発色が美しく、液晶パネルのような白っぽさがありません。
特に有機ELパネルは、黒色が真っ黒に表示されるため、液晶パネルの機種と並べると、違いは一目瞭然でしょう。

ディスプレイが小さくなるも、一般的な解像度のフルHDを採用しています。

及第点のリフレッシュレートとタッチサンプリングレート

リフレッシュレート

90Hzのリフレッシュレートで不満に思う場面が発生する可能性もありますが、60Hzとは雲泥の差になっています。

連射を行うゲームで、タッチ抜けが発生する可能性があるタッチサンプリングレートですが、ゲーム主体で無い場合は問題ないでしょう。

慣れるまで見づらさがあるディスプレイサイズに、必要最低限を抑えているタッチサンプリングレートとリフレッシュレートです。

記憶領域

メモリー不足で困る可能性がある

メモリー容量は最低でも6GBは欲しいところです。
メモリー4GBの場合、メモリー不足を起こす可能性が高く、ストレージの一部をメモリーとして利用可もできますが、推奨はしません。
その理由については、下記で記載します。

ストレージ不足に陥る可能性もある

OSとプリインストールアプリ(最初から入っているアプリ)で約10GB消費します。
そのため、使用可能な容量が50GBぐらいです。
アプリをインストールすると、30GBぐらいはすぐに使用するため、残り少ないストレージをメモリーで使用することは厳しくなります。
ストレージの空き容量が多い場合は良いですが、空き容量が少なくなる場合は、128GB以上のストレージ容量がある機種を探したほうが良いでしょう。

microSDを駆使してストレージ不足を解消

microSDへファイルを移動することで、ストレージの空き容量を増やすことができます。
移動不可のファイルもあるため、ストレージ不足を根本的に解決できるわけではありません。

メモリーとストレージの容量不足は致命的です。

カメラ

それなりの画質は期待できるカメラ

Xiaomi製スマホのカメラは、似たような画質の機種が多くあり、キレイな画質ではなく無難な画質になっています。
カメラはチューニング次第で画質が一変するため、高いチューニングが施されていると、キレイな画質の写真が期待できますが、ローミドルクラスのnote 11に力を入れているとは思えません。

平均的な画質と思われるため、特筆するところはありません。

ネットワーク

国内の利用で困ることは無い

4Gで利用する際は、国内4キャリアに対応しているため、サブブランド・MVNOでも困ることはありません。
5G非対応ですが、現状で困ることは無いでしょう。

11AXに非対応なWIFI

ミドルクラスのスマホで、高速な11AXに非対応なのは、仕方がないことです。
11ACに対応しているため、ある程度の高速通信が可能になっており、通信速度が特別遅いとは思わないでしょう。

5.0で十分のBluetooth

Bluetooth5.1以上に対応している場合でもメリットが少ないです。
Bluetooth5.0に対応しているため、Bluetooth5.1以上に対応している機種からの乗り換えても、変化が分からないでしょう。

nanoSIM2枚でデュアルが可能

物理SIM2枚で構成しているため、通信キャリアを選ぶ必要がありません。

5G非対応と、11AX非対応のWIFIでも、困ることはありません。

機能

Xiaomi標準の認証方法

顔認証と側面指紋認証は、Xiaomi製スマホ標準の認証システムです。
Xiaomi製スマホの、顔認証と側面指紋認証は安定感があり、認証速度が速くて認証精度も安定しています。

高くない防水性能

8段階中3番目の防水性能です。
3番目の防水性能は、数分の降雨に晒されて耐えられる性能になっており、水没には耐えられません。

防塵性能は、6段階中5番目の性能です。
完全防塵ではありませんが、故障に繋がるような粉塵が侵入しない性能になっています。

おサイフケータイは使えない

Felica非搭載のためおサイフケータイは使えません。
ローミドルクラスでおサイフケータイが使える機種は珍しく、note 11にFelicaが無いことは仕方がないことです。

驚きのデュアルスピーカー

デュアルスピーカー

スマホを横持ちした際に、左右に1基ずつのスピーカーを搭載しています。
ローミドルクラスでは、モノラルスピーカーも珍しくなく、良くてステレオスピーカーです。
note 11は完全ステレオに対応したスピーカーを採用しており、この点は特筆するところになります。

おサイフケータイが使えない代わりに、完全ステレオに対応しています。

バッテリー

バッテリー容量は十分

ミドルクラスに多い5,000mAhのバッテリーを搭載しています。
バッテリー容量が多いため、無茶な使い方をしない限り2日は余裕で持つ容量です。

ミドルクラスでは妥当な充電速度

充電速度

ミドルクラスでは、15W〜66W充電まで対応した機種があります。
note 11の33W充電は、ミドルクラスでは妥当な充電速度であり、速くもなく遅くもなくと言ったところでしょう。

大容量バッテリーに対して、妥当な充電速度に対応しているRedmi note 11です。

総括

SoCの性能が低い事と、メモリー容量とストレージ容量が少ない点が大きく評価を下げています。
多くのアプリをインストールする場合や、SoCの性能が必要な用途には向きません。
用途が限定されるため、用途に合っている性能かを考える必要があります。
128GBのストレージ容量があれば、使い勝手が変わり用途も増えたと思えるだけに、残念な機種になっています。

他機種との比較です

あわせて読みたい
【スペック比較】Redmi note 11 vs Redmi note 11 pro 5G コスパの良いお勧めは? 2022年発売のRedmi note 11(以下無印)の兄弟機である、Redmi note 11 pro 5G(以下pro)とのスペック比較です。proの名が付いている、Redmi note 11 pro 5Gの方が高ス...

通販サイトで販売中

MNPで割引購入

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次