Steam DeckでSteam OSとWindowsをデュアルブートすると、OSを切り替えるだけでWindows専用タイトルを起動することができます。
ここでは、Steam OSとWindowsをデュアルブートするメリット・デメリットについての解説です。
デュアルブートのメリット
デュアルブートのデメリット
メリット
OSの切り替えが可能になる
内臓ストレージにSteam OSとWindowsをインストールすることで、Steam OSからWindwosへの切り替えを容易に行えます。
他のメディアを使用することなくOSの切り替えが可能になり、Steam Deck単体でSteam OSとWindwosが利用できるようになる点が最大のメリットでしょう。
microSDより高速で動作する
内臓SSDにWindowsをインストールするため、microSDからWindowsを起動するより、Windwosが高速に動作します。
そのため、起動や読み込みの高速化が可能になり、microSDからの起動で速度問題が解消されます。
Windows専用タイトルが動作する
Windowsをインストールすることで、Windows専用タイトルやSeam OSで動作しないタイトルが動作します。
Steam OSでも一部のWindows用タイトルが動作しますが、ほぼ動作しないに状態です。
デメリット
導入の難易度が高い
Steam OSとWindwosのデュアルブートには、Windows・Linux・パーティションの知識が必要となり、各OS単体より導入難易度は高くなっています。
Windwosのインストールを行えることが最低条件であり、Windwosのインストールができない場合は、導入は厳しいと思ってください。
内臓ストレージが512GB以上必要
WindowsはOSだけで40GB必要となり、今後のアップデートを考えるなら50GBは見ておく方が良く、Steam OSとWindowsのゲームをSSDに保存する場合は、512GB以上の容量が必要です。
256GBモデルでもデュアルブートは可能ですが、Steam OSかWindowsのゲームをmicroSDにインストールする必要があり、この場合はSteam OSのゲームをmicroSDにインストるする方が良いでしょう。
Steam OSとWindowsのOS部分だけで100GBを使用することになり、Steam OSのゲームをmicroSDへインストールする場合、Windowsで使用できる空き容量が120GBぐらいになります。
120GBでは容量不足に陥るのは明白であり、256GBの容量では厳しいでしょう。
総括
Steam OSとWindowsをSSDにインストールすることは、1台のSteam Deckで2つのOSを切り替えて使用できる点が最大のメリットです。
1台のSteam DeckでOSを切り替えられるため、Steam OS用のSteam Deckと、Windows用のUMPCを2台所持する必要がありません。
しかし、デュアルブート環境を構築するまでの難易度が高く、専門知識が必要になる点が最大のデメリットです。
デュアルブートするには512GBモデルが必要となり、512GBで容量不足になる場合は、1TB以上のSSDに換装する必要があります。
SSDを換装すると保証がなくなり、換装に失敗すると壊れる可能性があるため、SSDを換装する技術と知識が必要になるでしょう。
メリットが大きい反面、デメリットも大きいデュアルブートです。