OPPOの最新機種であるOPPO Reno9 A(以下Reno9)と、二世代前のOPPO Reno5 Aのスペック比較です。
二世代の差は大きいと思われるため、OPPO Reno9 Aは劇的な進化を遂げていると思われます。
OPPO Reno5 Aが優れている点
OPPO Reno9 Aが優れている点
定価で買うならOPPO Reno9 A
定価での価格差が6,000円あり、価格差以上の進化を遂げています。
しかし、OPPO Reno5 Aは二世代前の機種のため割引率が高く、販売価格で考えるとOPPO Reno5 Aの方がコスパは高いです。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO Reno5 A
OPPO Reno9 A
ディスプレイ面に違いはなく、左側にパンチホールがあります。
背面の大きな違いは、Reno5の背面にある指紋認証で、今では「背面指紋認証=ロースペック機」のイメージになっていますが、Reno5 Aが発売した当時でもミドルスペック機に背面指紋認証は珍しかったです。
スペック
OPPO Reno5 A | OPPO Reno9 A | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 765G | Snapdragon 695G |
サイズ | 162×74.6×8.2mm | 160×74×7.6mm |
重量 | 182g | 183g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.5インチ | 6.4インチ |
パネル種 | IPS液晶 | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり | あり |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 64MP | 48MP |
超広角カメラ | 8MP | 8MP |
モノクロカメラ | 2MP | なし |
マクロカメラ | 2MP | 2MP |
前面カメラ | 16MP | 16MP |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41/42 | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/28/38/40/41/42 |
5G Sub6 | 3/28/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/背面指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | シングル | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4000mAh | 4500mAh |
充電速度 | 18W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 39,800円 | 46,800円 |
付属品
OPPO Reno5 A
SIM取出し用ピン・安全ガイド・クイックガイド・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース
OPPO Reno9 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
付属品に変化はなく、充電器とUSB TypeCケーブルは付属していません。
充電器とUSB TypeCケーブルは他のものを使い回すことができるため、それほど困ることはないでしょう。
本体
僅かな性能差のSoC
AnTuTuベンチマーク Ver.9で、Reno9 Aは約39万点あり、Reno5 Aは約38万点になっています。
ミドルスペック機で1万点の差は大きいですが、ゲーム以外でSoCの性能差を体感することはありません。
3D処理を必要とするゲームを遊ばない限り、どちらのSoCでも良く、3D処理の必要なゲームは少しでも性能を上げたいのでReno9が良いでしょう。
ゲームで変わるSoCのため、ゲームをどれだけ遊ぶかによって変わります。
本体サイズと本体重量に若干の違いがありますが、保護ケースの大きさや重量によって変わる差のため、本体サイズと本体重量の違いは、気にしなくて良いでしょう。
ディスプレイ
僅かな差のディスプレイサイズ
少しでも大きなディスプレイを好む場合はReno5が良いですが、0.1インチの差は慣れると気になりません。
有機ELパネルと液晶パネルは別物
有機ELパネルは、省電力と発色の美しさが液晶パネルとの違いになります。
液晶パネルはバックライトの関係で、全体的に白っぽく映り、黒色が真っ黒に表現されません。
有機ELパネルは高輝度で使用すると焼き付く可能性があるため、昼間の屋外で長時間の連続使用するには向かないでしょう。
有機ELパネルに慣れてしまうと、液晶パネルに戻ることができないぐらい、発色の違いは大きいです。
連打が必要なゲームに不向きなタッチサンプリングレートであり、残光が見える可能性があるリフレッシュレートです。
記憶領域
多い方が良いメモリー容量
メモリー容量は6GBで十分ですが、OSのバージョンアップで8GBが主流になるかもしれません。
本体を長く使用するならReno9ですが、2年ぐらいで機種変する場合はReno5でも十分です。
将来を見込むのならOPPO Reno9 Aが良いですが、数年で機種変するならOPPO Reno5 Aでも問題ありません。
ストレージ不足に陥ったとしてもmicroSDを有効利用して、ストレージ使用量を減らすことができます。
カメラ
メインカメラが大きな違い
メインカメラの画素数はReno5の方が多くありますが、二世代前の機種のため、Reno9より画質で劣ると思われます。
メインカメラ以外ではReno5にモノクロカメラを搭載していますが、おまけ程度の性能です。
カメラはチューニングよって画質が変わるため、OPPO Reno5 AとOPPO Reno9 Aのチューニングが同じなら、同じような画質になると思われます。
ネットワーク
物理SIIMとeSIMの違い
近年増えてきたeSIMですが、MVNOで非対応のキャリアがあります。
キャリアがeSIMに’対応している場合、複数のeSIM対応キャリアを簡単に切り替えられるところがメリットです。
デュアルSIMでの利用を考えていない場合は、SIMの構成を考える必要はありまん。
4G・5G共に日本国内キャリアでの使用に困ることはなく、eSIMは好みによって意見が分かれるでしょう。
機能
デザインか精度かの指紋認証
保護ケースの背面に指紋認証の穴が開いているReno5はデザイン性が悪く、画面内指紋認証を採用しているReno9は保護ケースで全体を覆うため、デザイン性に優れています。
画面内指紋認証は認証精度と認証速度が背面指紋認証に劣り、デザイン性か性能で分かれます。
防水・防塵性能に優れており、おサイフケータイも使用できますが、シングルスピーカーがデメリットです。
バッテリー
バッテリー容量の違いは使用時間の違い
バッテリー容量が500mAh多くなっているReno9は、Reno5よりバッテリー持ちが良くなっています。
バッテリー容量が増えても1グラム重くなった本体重量は優秀で、本来は本体重量が5グラム以上重くなっても不思議ではありません。
18Wの充電速度は遅く、バッテリー容量が多くなっているOPPO Reno9 Aは、OPPO Reno5 Aより充電時間が長くなります。
総括
有機ELパネルに十分なメモリー容量のあるOPPO Rno9 Aは優れたミドルスペック機と言えます。
OPPO Reno5 Aは液晶パネルがデメリットであり、メモリー容量も将来を考えると不安です。
似たような基本性能であり、2年ぐらいの使用で機種変する場合は、販売価格が安いOPPO Reno5 Aのコスパは高くなっています。
2年以上使用するなら、少しでも性能の高いOPPO Reno9 Aが良いでしょう。