XiaomiよりXiaomi pad 5(以下pad 5)の後継機、Xiaomi pad 6(以下pad 6)が発売されました。
Xiaomi pad 5は当時のandroidタブレットでは珍しかった高性能機であり、その後継機であるXiaomi pad 6の性能は期待できます。
Xiaomi pad 5が優れている点
Xiaomi pad 6が優れている点
Xiaomi pad 6の128GB/6GBモデルはコスパが高い
128GB/6GBの同条件では、性能が上がり価格が下がった、Xiaomi pad 6のコスパは高くなっています。
しかし、Xiaomi pad 6の128GB/8GBモデルは、メモリー2GB増えるだけで1万円高くなり、5千円以内なら両モデル共に高コスパと言えました。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi pad 5

Xiaomi pad 6

ディスプレイ面に違いはなく、タブレットの場合、同じようなデザインになる事は仕方ありません。
背面はカメラの形が違いますが、共にメインカメラのみです。
pad 5の外観色がパールホワイト・コズミックグレーの2色で構成しており、グラビティグレー・シャンパンゴールド・ミストブルーの3色で構成しているpad 6です。
無難な外観色のpad 5に対して、特徴のある色を採用しているpad 6になります。
スペック
Xiaomi Pad 5 | Xiaomi Pad 6 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 860 | Snapdragon 870 |
サイズ | 254.7×166.3×6.9mm | 253.95×165.18×6.51mm |
重量 | 511g | 490g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 11インチ | 11インチ |
パネル種 | IPS液晶 | LCD液晶 |
解像度 | 1600×2560 | 1800×2880 |
リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 128GB |
micro SD | なし | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 13MP | 13MP |
前面カメラ | 8MP | 8MP |
ネットワーク | ||
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水/防塵 | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | クアッド | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 8720mAh | 8840mAh |
充電 | 33W充電 | 33W充電 |
ポート | USB TypeC | USB3.2 TypeC |
価格 | 59,800円/64,800円 | 49,800円/59,800円 |

付属品
Xiaomi pad 5
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
Xiaomi pad 6
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証カード
Xiaomi製タブレットの標準付属品でありますが、保護フィルムと本体ケースはありません。
本体が大きいタブレットに、保護フィルムと本体ケースを付属するとコストが高くなるため、付属していない点は仕方ないでしょう。
本体
SoCの性能差は大きい

AnTuTuベンチマーク Ver.9で約10万点の差があり、pad 6に搭載しているSnapdragon 870で約67万点です。
Snapdragon 870は日本国内で販売している機種では珍しいSoCですが、海外で販売している機種に多く採用しているSoCになります。
pad 5に搭載しているSnapdragon 860より性能が高く、発熱量が変わらないSnapdragon 870は優秀なSoCです。
本体重量の差は大きい
タブレットで20グラムの重量差は大きく、実際に持って比較するとpad 6の方が軽く感じる本体重量差です。
SoCの性能が高く、本体重量が軽くなっているXiaomi pad 6です。
ディスプレイ
液晶パネルに違いはある?
IPSとLCDの違いですが、共に液晶パネルです。
大きく変わるとすれば視野角と発色になり、タブレットとスマホのディスプレイは広い視野角が当然になっており、大きな違いはないと思えます。
発色に関しては、IPS液晶パネル同士でも違いがあるため、実際に比較してみないと分からないところがあります。
見た目で分からない解像度の違い
pad 6の解像度が高くなっていますが、11インチのディスプレイサイズのため、違いは分かりません。
解像度が高くなると消費電力が増えるデメリットがあり、11インチのディスプレイの場合は、フルHDで十分です。
リフレッシュレートの違いは人による

120Hzのリフレッシュレートで残像が見える可能性が低く、144Hzになると更に残像が見える可能性が下がります。
多くの場合、リフレッシュレートは120Hzで十分であり、144Hzはオーバースペックと言っても良いでしょう。
解像度と同じで、リフレッシュレートが高くなると消費電力が増える点はデメリットです。
pad 6はディスプレイの消費電力が増えている点がデメリットになり、変更点のメリットよりデメリットのほうが大きいです。
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記憶領域
メモリー容量が選べるpad 6
6GBと8GBのメモリー容量が選べるpad 6に対して、6GBのみのpad 5になります。
近年はメモリー8GBモデルが増えてきていますが、pad 5を発売した当時は6GBで十分でした。
スマホと違いタブレットは長く使用するため、メモリー8GBを選べるpad 6が良いでしょう。
ストレージ容量が選べるpad 5
128GBと256GBのストレージ容量が選べるpad 5に対して、128GBのみのpad 6になります。
容量の大きいアプリを大量にインストールする際は、128GBで容量不足になる可能性があり、容量に不安がある場合は、256GBモデルのあるpad 5が良いでしょう。
microSDが使用できないため、オンラインストレージを利用してストレージ容量を確保する方法もありますが、アプリの容量を減らす手段には使えません。
長く使用するならXiaomi pad 6となり、アプリを大量にインストールする場合はXiaomi pad 5になります。
カメラ
カメラに大きな違いはなく、同じような性能だと思えます。
タブレットのカメラ性能は、おまけ程度のものが多く、カメラ性能を求める場合は、カメラ性能の高いスマホを購入しましょう。
ネットワーク
11AXの違い
11AXのWiFiに対応しているpad 6です。
11AX非対応のpad 5でも11ACに対応しているため、11AXより極端に通信速度が遅いわけではありません。
GPS非搭載のため、ナビ代わりに使用できません。
機能
特筆する点はクアッドスピーカーで、タブレットを横持ちした際に左右2基のスピーカーがあります。
スピーカーが多くなると、音に迫力があります。
バッテリー
pad 6のバッテリー容量は少し多いですが、ディスプレイの消費電力が大きいため、pad 5よりバッテリーの持ちは悪いでしょう。
総括
SoCの性能が高くなり、価格も安くなったXiaomi pad 6のコスパは高く、ストレージ容量に不満がない場合は、Xiaomi pad 6一択になります。
256GBモデルが欲しい場合は、Xiaomi pad 5になりますが、コスパが悪くなる点を理解してから購入してください。
両機種共にゲーム以外の用途ではオーバースペックとなり、ゲームを遊ばない場合や簡単なゲームを遊ぶ場合は、性能の低いタブレットを購入する方がコスパは高くなります。
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