Xiaomiより2022年発売のXiaomi Pad 5の後継機になる、Xiaomi Pad 6が2023年に発売されました。
Xiaomi Pad 5は当時のandroidタブレットでは珍しい高性能機であり、その後継機であるXiaomi Pad 6の性能は期待できます。
Xiaomi Pad 5が優れている点
Xiaomi Pad 6が優れている点
同条件ではXiaomi Pad 6のコスパが高い
128GB/6GBの同条件で、性能が向上したXiaomi Pad 6は価格が下がり、コスパは高くなっています。
Xiaomi Pad 6にはメモリー8GBモデルがあり、メモリー6GBモデルより1万円高くなっていますが、同じ機種を長く使用する際は、メモリー8GBモデルを選ぶと良いでしょう。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi Pad 5
Xiaomi Pad 6
ディスプレイ面に違いはなく、同じようなデザインです。
背面はカメラの形が違いますが、共にメインカメラのみになっています。
Xiaomi Pad 5の本体色はパールホワイト・コズミックグレーの2色があり、Xiaomi Pad 6はグラビティグレー・シャンパンゴールド・ミストブルーの3色です。
無難な色のXiaomi Pad 5に対して、Xiaomi Pad 6のシャンパンゴールド・ミストブルーが特徴のある色になっています。
スペック
Xiaomi Pad 5 | Xiaomi Pad 6 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 860 | Snapdragon 870 |
サイズ | 254.7×166.3×6.9mm | 253.95×165.18×6.51mm |
重量 | 511g | 490g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 11インチ | 11インチ |
パネル種 | IPS液晶 | LCD液晶 |
解像度 | 1600×2560 | 1800×2880 |
リフレッシュレート | 120Hz | 144Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 6GB/8GB |
ストレージ | 128GB/256GB | 128GB |
micro SD | なし | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 13MP | 13MP |
前面カメラ | 8MP | 8MP |
ネットワーク | ||
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 | 5.2 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水/防塵 | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし | なし |
スピーカー | クアッド | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 8720mAh | 8840mAh |
充電速度 | 33W充電 | 33W充電 |
ポート | USB TypeC | USB3.2 TypeC |
価格 | 59,800円/64,800円 | 49,800円/59,800円 |
付属品
Xiaomi Pad 5
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
Xiaomi Pad 6
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証カード
Xiaomi製タブレットの標準付属品が付属していますが、保護フィルムと本体ケースはありません。
本体が大きいタブレットに、保護フィルムと本体ケースを付属するとコストが高くなるため、付属しないのは仕方ないでしょう。
本体
性能差が大きいSoC
AnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると、Xiaomi Pad 5のSnapdragon 860は約57万点あり、Xiaomi Pad 6に搭載しているSnapdragon 870は約67万点です。
Snapdragon 870は日本国内で販売している機種では珍しいSoCですが、海外で販売している機種に多く採用しているSoCになります。
ゲームの画質とフレームレートをXiaomi Pad 6の方が高く設定できますが、設定を下げることでXiaomi Pad 5でも大半のゲームがスムーズに動作します。
本体重量の差は大きい
タブレットで20グラムの重量差は大きく、実際に持って比較するとXiaomi Pad 6の方が軽く感じる本体重量差です。
SoCの性能が高く、本体重量が軽くなっているXiaomi Pad 6です。
ディスプレイ
液晶パネルに違いはない
IPS液晶とLCD液晶は似たような機構のため、違いがないと思っても問題ありません。
見た目で分からない解像度の違い
Xiaomi Pad 6の方が解像度は高くなっていますが、11インチのディスプレイでは違いが分かりません。
解像度が高くなると消費電力が高くなるデメリットがあります。
リフレッシュレートの違いは人による
Xiaomi Pad 5のリフレッシュレート120Hzでスムーズなスクロールになり、残像が見える可能性が低くなります。
リフレッシュレート120Hzで十分な場合が多く、Xiaomi Pad 6のリフレッシュレート144Hzはオーバースペックと言っても良いでしょう。
リフレッシュレートが高くなると、消費電力が高くなるデメリットがあります。
ディスプレイ関係でXiaomi Pad 6は消費電力が高くなります。
記憶領域
メモリー容量が選べるXiaomi Pad 6
メモリー6GBと8GBの容量が選べるXiaomi Pad 6に対して、メモリー6GBのみのXiaomi Pad 5です。
現状はメモリー6GBでも問題ありませんが、近い将来にメモリー8GB推奨の時代が来ると思われるため、メモリー8GBを選ぶと同じ機種を長く使用できます。
ストレージ容量が選べるXiaomi Pad 5
128GBと256GBのストレージ容量が選べるXiaomi Pad 5に対して、ストレージ128GBのみのXiaomi Pad 6です。
容量の大きいアプリを大量にインストールする際は、ストレージ128GBでは容量不足になる可能性が高く、容量に不安がある場合は、256GBモデルのあるXiaomi Pad 5が良いでしょう。
microSDが使用できないため、オンラインストレージを利用してストレージ容量を確保する方法もありますが、インストールしているアプリの容量を減らす手段には使えません。
同じ機種を長く使用する際はXiaomi Pad 6が良く、アプリを大量にインストールする場合はXiaomi Pad 5になります。
カメラ
カメラに大きな違いはなく、同じような性能だと思えます。
タブレットのカメラはおまけ程度のものが多く、スマホのカメラを使用する方が良いです。
ネットワーク
11AXの違い
11axのWIFIに対応しているXiaomi Pad 6は高速通信が可能です。
11ax非対応のXiaomi Pad 5でも、11ac対応ルーターに接続すると十分な通信速度を得ることができます。
11ac以降に対応している機種ではルーターの通信規格が重要であり、11ac非対応のルーターを使用している場合は、ルーターを買い替えると通信速度が劇的に改善されます。
GPS非搭載のため、ナビ代わりに使用できません。
機能
タブレットを横持ちした際に左右2基のスピーカーがあり、4基のスピーカーは迫力のある音になります。
バッテリー
バッテリー容量は少し多いXiaomi Pad 6はディスプレイの消費電力が大きく、Xiaomi Pad 5よりバッテリー持ちは悪いと思われます。
総括
SoCの性能が高く、価格も安くなったXiaomi Pad 6のコスパは高く、ストレージ容量に不満がない場合は、Xiaomi Pad 6一択になります。
Xiaomi Pad 5はストレージ256GBモデルがあり、ストレージ容量に不安がある場合には良いでしょう。
共にゲーム向きの性能のため、ゲームを遊ばない場合は、オーバースペックになります。
筆者のお勧め
コスパの高いXiaomi Pad 6一択となり、予算に余裕があるに限りメモリー8GBをお勧めします。