XiaomiよりRedmi Pad SEが発売したので、同じRedmiシリーズのRedmi Padとのスペック比較です。
後発のRedmi Pad SEが優れているか、それとも先発のRedmi Padかを確認していきましょう。
Redmi Padが優れている点
Redmi Pad SEが優れている点
予算に合わせて機種を選ぶ
一長一短のある両機種ですが、Redmi Padの方がコスパは悪いです。
Redmi Pad SEも問題点が多く、用途で決めるのが良いでしょう。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Redmi Pad
Redmi Pad SE
似たようなデザインのため見分けがつきません。
タブレットは、似たようなデザインになりがちで、同じRedmiシリーズと言うこともデザインに影響を与えていると思われます。
Redmi Padはグラファイト グレー・ムーンライト シルバー・ミントグリーンの3色で構成しており、Redmi Pad SEはミントグリーン・グラファイトグレー・ラベンダーパープルの3色です。
Redmi Padのシルバー系とRedmi Pad SEのパープル系に違いがあり、他の2色は同じような本体色になっています。
スペック
Redmi Pad | Redmi Pad SE | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | MediaTek Helio G99 | Snapdragon 680 |
サイズ | 250.38×157.98×7.05mm | 255.53×167.08×7.36mm |
重量 | 445g | 478g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 10.61インチ | 11インチ |
パネル種 | IPS液晶 | IPS液晶 |
解像度 | 1200×2000 | 1200×1920 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 3GB/4GB | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB/128GB | 128GB |
micro SD | あり | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 8MP | 8MP(f/2.0) |
前面カメラ | 8MP | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.2 | 5.0 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水/防塵 | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし | あり |
スピーカー | クアッド | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 8000mAh | 8000mAh |
充電速度 | 18W充電 | 10W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 39,800円/44,800円 | 21,800円/29,800円 |
付属品
Redmi Pad
AC アダプタ・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ・SD 取り出しツール
Redmi Pad SE
AC アダプタ・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ・SD 取り出しツール
付属品に違いはなく、Xiaomi製タブレットの標準付属品になっています。
本体カバーと保護フィルムは付属しておらず、できることなら保護フィルムを付属して欲しかったです。
本体
性能が大きく変わるSoC
AnTuTuベンチマーク Ver.9のスコアは、Redmi Padが約33万点に対してRedmi pad SEは約25万点です。
このクラスで約8万点の差は、アプリの動作が変わってきます。
Redmi Padは大半のアプリがスムーズに動作しますが、ゲームで動作が重い場合は、画質を下げると一部を除いてスムーズに動作するでしょう。
Redmi Pad SEは画質を最低に下げても動作が厳しいゲームがあり、ゲーム以外のアプリでも動作が重くなる物があります。
30グラムの本体重量差
標準重量のRedmi Pad seに対して、30グラム軽いRedmi Pad SEです。
手持ちで使用する際に30グラムの重量差は大きいですが、置いて使用する場合は関係ありません。
手持ちで使用する機会が多い場合はRedmi Pad が良いでしょう。
SoCの性能が優れており、本体重量が軽いRedmi Padです。
ディスプレイ
若干解像度が高いRedmi Pad
ディスプレイの小さいRedmi Padの方が解像度は高いですが、高解像度の恩恵はありません。
Redmi Padのタッチサンプリングレートが分かりませんが、Redmi Pad SEと似たようなタッチサンプリングレートと思われます。
記憶領域
メモリーで動作が変わる
Redmi Padはメモリー4GBモデル一択で、Redmi Pad SEはメモリー6GBモデル一択です。
メモリー4GBの場合、動作がカクついたりする可能性があり、OSのバージョンアップ次第で更に酷くなる可能性も高くなっています。
長く使用するならメモリー6GBが良く、Redmi Pad SEが優れています。
メモリー不足は補うことができず、将来を考えるとRedmi Pad SEのメモリー6GBモデルを選ぶと良いでしょう。
カメラ
おまけ程度の性能であり、カメラ性能を求める場合は、スマホの使用をお勧めします。
ネットワーク
Bluetooth5.0以上は違いが少なく、5.0以上に対応していると困ることはありません。
GPS非搭載のため、ナビの精度が悪くなっています。
機能
高音質の有線イヤホン
3.5ミリジャックを搭載しているRedmi Pad SEは、変換アダプターがなくても有線イヤホンを使用できます。
変換アダプターを使用すると、Redmi Padでも有線イヤホンが使用できますが、USBポートが占領されるため、充電しながらタブレットを使用することができません。
音質に拘るなら有線イヤホンがよく、3.5ミリジャックを搭載しているRedmi Pad SEが優れています。
両機種にクアッドスピーカーが搭載してあり、音に迫力があります。
バッテリー
充電速度の違いは充電時間の違い
超低速充電のRedmi Pad SEに対して、少しだけ速くなったRedmi Padです。
充電速度が遅いと充電に要する時間が長くなり、少しでも充電速度の速いRedmi Padが優れています。
8,000mAhのバッテリーを搭載するなら、最低でも30W充電は欲しかったです。
大容量バッテリーに低速充電と、充電速度とバッテリー容量のバランスが悪いです。
総括
微妙な性能の機種のため、どちらが良いか迷います。
SoCが優れているRedmi Padを選びますが、メモリー容量の少ない点が問題であり、対するRedmi Pad SEはSoCが貧弱でなため、どちらも大きな問題を抱えています。
メモリー6GBが現状の最低条件であり、メモリー4GBでも動作しますが、カクついたり止まったりする場合があり、Redmi Padも用途が限定されます。
用途に見合った機種を選ぶしかなく、両機種はマルチに使用できるタブレットではありません。
用途限定の機種を購入すると、用途が増えた際に困るため、筆者は欲しいと思いません。