Xiaomiより新発売のRedmi Pad SEと、OPPOより発売中のOPPO Pad Airのスペック比較です。
ロースペック機の2機種を比較して、優れている点を探っていきます。
OPPO Pad Airが優れている点
Redmi Pad SEが優れている点
性能で上回るRedmi Pad SE
同じSoCを搭載しているため、基本性能は変わりません。
それ以外は、価格の安いRedmi Pad SEが優れており、Redmi Pad SEのコスパが高くなっています。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO Pad Air
Redmi pad SE
ディスプレイ面は同じと言っても良いぐらい似ており、背面のデザインが少し違うぐらいです。
タブレットにはスマホのような奇抜なデザインがなく、「似たようなデザイン=安全なデザイン」のように見えてしまいます。
OPPO Pad Airはナイトグレーのみですが、Redmi Pad SEはミントグリーン・グラファイトグレー・ラベンダーパープルの3色です。
本体色の多いRedmi Pad SEの方が、企業として力を入れているように見ます。
スペック
OPPO Pad Air | Redmi Pad SE | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 680 | Snapdragon 680 |
サイズ | 245.1×154.8×6.9mm | 255.53×167.08×7.36mm |
重量 | 440g | 478g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 10.3インチ | 11インチ |
パネル種 | IPS液晶 | IPS液晶 |
解像度 | 1200✕2000 | 1200×1920 |
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 120Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 4GB/6GB |
ストレージ | 64GB | 128GB |
micro SD | あり(最大512GB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 8MP(f/2.0) | 8MP(f/2.0) |
前面カメラ | 5MP(f/2.2) | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.0 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水 | 非対応 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし | あり |
スピーカー | クアッド | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 7100mAh | 8000mAh |
充電速度 | 18W充電 | 10W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 37,800円 | 21,800円/29,800円 |
付属品
OPPO Pad Air
SDカード取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
Redmi Pad SE
AC アダプタ・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ・SD 取り出しツール
Redmi Pad SEには、ACアダプターとUSB TypeCケーブルが付属しています。
OPPO Pad Airに最低限必要なものがなく、別途購入する必要があり、付属品に関しては各メーカーの考え方の違いなのでしょう。
本体
本体サイズの違いはディスプレイサイズの違い
Redmi Pad SEの本体サイズは大きくなっていますが、11インチのディスプレイを搭載しているために大きくなっています。
両機種の本体サイズは、タブレットの標準サイズです。
本体重量38グラム差
OPPO Pad Airの本体サイズに対して本体重量が軽いです。
一方のRedmi Pad SEは一般的な重量であり、OPPO Pad Airはかなり軽い機種と言えるでしょう。
軽さを求めるならOPPO Pad Airが良いです。
ディスプレイ
0.7インチの違いは?
スマホで0.7インチのサイズ差は大きいですが、11インチクラスのタブレットでは、スマホほどの違いを実感することはありません。
本体サイズが大きくなっても支障がない場合はRedmi Pad SEが良く、少しでも小さい機種が良い場合はOPPO Pad Airになります。
解像度の違いはない
OPPO Pad Airの解像度が若干高いですが表示に影響するほどでもなく、解像度についての違いを実感することはありません。
残像の見え方が大きく変わる
リフレッシュレート60HzのOPPO Pad Airは、90HzのRedmi Pad SEより残像が見えやすく、残像が気になる場合はRedmi Pad SEが良いでしょう。
連打の有無で変わるタッチサンプリングレート
複数の指で連打が必要なゲームを遊ぶ際にタッチサンプリングレートが重要になり、120HzのOPPO Pad Airはタッチ抜けする可能性があります。
OPPO Pad Airよりタッチ抜けの発生確率は低くなりますが、Redmi Pad SEもタッチ抜けの可能性があるため、両機種は連打が必要なゲームには向きません。
リフレッシュレートの違いで、見え方が大きく変わります。
記憶領域
絶望的なメモリー4GB
メモリー4GBでの使用は厳しく、止まったりカクついたりする可能性が高いです。
OSのアップデートで更に厳しくなり、今まで出来ていたことができなくなる可能性もあります。
6GB以上のメモリーが必要であり、メモリー6GBモデルのあるRedmi Pad SEが優れています。
多い方が良いストレージ容量
ストレージ64GBのOPPO Pad Airは大容量アプリを入れると容量が厳しくなり、microSDを有効活用しても厳しいです。
ストレージは128GB以上の容量で困る可能性が低くなり、Redmi Pad SEの場合はmicroSDを有効活用することでストレージ不足を解消することができるでしょう。
メモリーとストレージの容量で困る可能性が高いOPPO Pad Airは、長期の使用に向きません。
カメラ
写れば良い程度のカメラを搭載しており、画質には期待しないほうが良いでしょう。
ネットワーク
11AX非対応ですが11ACに対応しているため、通信速度が極端に遅くなったとは思わないでしょう。
GPS非対応のため、現在地が安定しません。
そのため、ナビでの使用は厳しいです。
機能
イヤホンジャック搭載のタブレットが珍しい?
イヤホンジャックを搭載しているRedmi Pad SEは有線イヤホンを直接使用でき、OPPO Pad Airは変換アダプターが必要です。
変換アダプターを使用するとUSBポートが占拠され、充電等に使用できません。
クアッドスピーカーを搭載しており、スマホとは違う迫力のある音声が流れます。
バッテリー
バッテリー容量の違いは大きい?
Redmi Pad SEのバッテリー容量が900mAh多くなっていますが、その分は本体重量に加算されています。
バッテリー容量の差は実働時間で約1~2時間ぐらいであり、大容量バッテリーを搭載しているタブレットで気になるような違いではないでしょう。
1度の充電で長く使用するならRedmi Pad SEですが、本体重量が重くなります。
充電速度の差は大きい
現在では考えられない10W充電を搭載しているRedmi Pad SEに対して、スマホでも見かける18W充電をOPPO Pad Airは搭載しており、バッテリー容量を加味してもOPPO Pad Airの方が速く充電できます。
バッテリー容量より充電速度を重視した方が良く、OPPO Pad Airの方が良いでしょう。
総括
一長一短があるのはロースペック機のためであり、これは仕方ありません。
本体重量と充電速度が劣っているRedmi Pad SEが総合で優れており、価格も安価です。
非力なSoCが両機種の欠点であり、用途が限定されます。
そのため、用途に見合わなければ他機種を選択した方が良いでしょう。
用途が限定される機種を買っても後悔する可能性が高く、筆者的には欲しいとは思いません。