【スペック比較】Redmi 12C vs Redmi 12 5G コスパの高い機種は決まっている

XiaomiのRedmiブランドより発売中のRedmi 12Cと、2023年10月19日発売のRedmi 12 5Gのスペック比較です。
新興国向けのRedmi 12Cとミドルスペック機のRedmi 12 5Gの違いはどの点でしょうか。

Redmi 12Cが優れている点

本体重量が軽い

Redmi 12 5Gが優れている点

SoCの性能が高い
解像度が高い
リフレッシュレートが高い
メモリー容量が多い
ストレージ容量が多い
5Gに対応
側面指紋認証を搭載
若干高い防水性能
おサイフケータイが使える
充電速度が速い
USB TypeCを搭載

Redmi 12 5G一択

二世代ぐらい前の性能になるRedmi 12Cを購入する価値はなく、価格差を考量してもRedmi 12 5G一択になります。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Redmi 12C

Redmi 12C 外観

Redmi 12 5G

Redmi 12 外観

パンチホールを採用しているRedmi 12 5Gに対して、時代遅れのウォータードロップノッチを採用しているRedmi 12Cです。
Redmi 12Cの背面には背面指紋認証があり、カメラ以外で大きな違いになっています。
デザインが時代遅れのRedmi 12Cに対して、Redmi 12 5Gは主流のデザインです。

Redmi 12C

Redmi 12C 本体色

Redmi 12 5G

Redmi 12 外観

グラファイトグレー・ミントグリーン・ラベンダーパープルの3色で構成しているRedmi 12Cに対して、Redmi 12 5Gはミッドナイトブラック ・ポーラーシルバー・スカイブルーで構成しています。
Redmi 12Cは全ての本体色がストライプになっており、単一色がありません。
Redmi 12 5Gは単一色ですが、ポーラーシルバーはグラデーションです。

スペック

Redmi 12CRedmi 12 5G
本体
SoCMediaTek Helio G85Snapdragon 4 Gen 2
サイズ168.76×76.41×8.77mm169×76×8.2mm
重量192g200g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.71インチ6.8インチ
パネル種IPS液晶IPS液晶
解像度1650×7202460×1080
リフレッシュレート60Hz90Hz
タッチサンプリングレート不明240Hz
記憶領域
メモリ3GB/4GB4GB/8GB
ストレージ 64GB/128GB128GB/256GB
micro SDあり(最大1TB)あり(最大1TB)
カメラ
背面メインカメラ50MP(f/1.8)50MP(f/2.0)
深度センサーなし2MP(f/2.4)
前面カメラ5MP(f/2.2)5MP(f/2.2)
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/
26/28/38/40/41/66
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/38/39/
40/41
5G Sub6なし3/28/41/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.15.0
SIMnanoSIM/nanoSIMnanoSIM/eSIM
機能
生体認証顔認証/背面指紋認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵IPX2/IP5XIPX3/IP5X
イヤホンジャック ありあり
Felicaなしあり
スピーカーモノラルモノラル
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh5000mAh
充電速度10W充電18W充電
ポートUSB TypeBUSB TypeC
価格19,800円/23,800円29,800円/34,800円

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付属品

Redmi 12C

ACアダプター・USB ケーブル・SIM取り出し用ピン・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

Redmi 12 5G

SIM取り出し用ピン・ソフトケース・保護フィルム・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

Redmi 12 5GにACアダプターとUSBケーブルが付属していませんが、グローバル版は付属しているため、たぶん付属していると思います。
一通り必要なものが揃っており、Xiaomi標準の付属品です。

本体

SoCの違いは歴然

Redmi 12 SoC

Redmi 12Cの搭載しているMediaTek Helio G85のAnTuTuベンチマーク Ver.9のスコアは約25万点で、Redmi 12 5GのSnapdragon 4 Gen 2は40万点ぐらいだと思われます。
Redmi 12Cはロースペック機であり、Redmi 12 5Gはミドルスペック機になります。
Redmi 12Cはゲーム以外で一部のアプリがスムーズに動作しませんが、Redmi 12 5Gは大丈夫です。
Redmi 12Cでゲームの画質を下げてもスムーズに動作しないものがあり、Redmi 12 5Gは画質を下げると一部ゲームを除き問題なく動作します。

本体サイズの差が本多重量の差

Redmi 12 5Gの本体が大きく重くなるのはディスプレイサイズが大きいためです。
両機種は本体サイズに対して本体重量が抑えられており、標準の重量より軽めの本体になっています。

SoCの性能差がアプリの動作に影響を与えるため、性能が高いRedmi 12 5Gが優れています。

ディスプレイ

ディスプレイのサイズ差は大きい

約0.1インチのサイズ差があるディプレイは、両機種を並べると違いが分かる差になっています。
Redmi 12Cで表示した画像をよく見ると、Redmi 12 5Gより画像が粗く、解像度の違いが表示に表れています。

残像が見えるRedmi 12C

Redmi 12 ディスプレイ

リフレッシュレート60Hzと90Hzでは残像の見え方が大きく変わり、Redmi 12Cで見える残像がRedmi 12 5Gでは見えない場合が多いです。
残像の見え方は人によって変わるため一概には言えませんが、最低でも90Hzは必要でしょう。

不明なタッチサンプリングレート

Redmi 12Cのタッチサンプリングレートは120Hzぐらいだと思えるため、Redmi 12 5Gより劣ります。
両機種は複数の指で連打を行うようなゲームには不向きであるも、そのようなゲームがスムーズに動作するようなスペックではありません。
そのため、タッチサンプリングレートは考えなくても良いでしょう。

及第点のRedmi 12 5Gに対して、見劣るRedmi 12Cです。

記憶領域

Redmi 12 5Gのメモリー8GB

Redmi 12Cはメモリー4GBモデル一択になりますが、メモリー4GBでも現状は厳しく、スムーズな動作は期待できません。
Redmi 12 5Gはメモリー8GBモデルがあり、OSのアップデートでメモリー使用量が増えても、メモリー8GBは3年後もメモリー容量で困ることはありません。

Redmi 12 5Gのメモリー8GBを選ぶとストレージは256GBになり、ストレージ不足に陥る可能性は低くなります。

カメラ

期待は皆無のカメラ

50MPのカメラですが、画素数のみでカメラ性能に期待できません。
特に、安価なRedmi 12Cは写ればよい程度の性能と思った方が良いでしょう。

価格相応のカメラ性能であり、カメラ性能を求めるなら、ハイスペック機をお勧めします。

ネットワーク

5G非対応のRedmi 12C

新興国向けと言うこともあり、Redmi 12Cは5Gに対応していません。
各キャリアで必要な周波数帯に4Gが対応しているため、5G非対応でも日本国内での使用に困ることはないでしょう。

eSIM対応のRedmi 12 5G

物理SIMでデュアル構成が可能なRedmi 12Cに対して、物理SIMとeSIMのRedmi 12 5Gです。
複数のキャリアを簡単に切り替えられるメリットがeSIMにありますが、そのような使い方をする可能性は皆無であり、SIM発行が早いぐらいのメリットしかありません。
物理SIMの方が機種変の際に手続きが不要なため、個人的にはeSIMより物理SIMの方が好みです。

5GとeSIMの違いは大きいですが、実際に使用すると大した違いではありません。

機能

最近では珍しい背面指紋認証のRedmi 12C

ハイスペック機には画面内指紋認証、それ以外は側面指紋認証が主流の現在において、Redmi 12Cは背面指紋認証を搭載しています。
背面指紋認証は過去のものであり、Redmi 12Cは時代に合っていません。

防水性能は若干の違い

Redmi 12 防水

Redmi 12 5Gの防水性能は1ランク高いですが、似たような性能のため、生活防水程度の性能しかありません。
水没には耐えることができず、水回りでの使用は注意が必要です。

おサイフケータイが使えるRedmi 12 5G

Felicaを搭載しているRedmi 12 5Gは、おサイフケータイが使用でき、IDやQuick Payのような決済が可能です。
VISAタッチやMasterコンタクトレスのようなタッチ決済にRedmi 12Cは対応しているため、決済方法次第ではRedmi 12Cでも困ることはないでしょう。

コストカットで背面指紋認証を搭載しているRedmi 12Cは、時代遅れ感が否めません。

バッテリー

遅い充電速度

18W充電のRedmi 12 5Gが充電速度の最低ラインであり、Redmi 12Cの10W充電は遅く、現在の機種で採用する充電速度ではありません。

今の時代にmicro USB

androidスマホにUSB TypeCが主流になって数年経過しました。
Redmi 12Cは2023年に発売した機種にも係わらず、micro USBを採用した時代に乗り遅れた機種と言えるでしょう。
micro USBにメリットがなく、USB TypeCを搭載したRedmi 12 5Gが標準です。

micro USBに超低速充電を採用したRedmi 12Cは、現在に合わない機種です。

総括

時代遅れのスペックに、ロースペックのSoCを搭載したRedmi 12Cは、2023年発売の機種とは思えません。
ミドルスペックでありながら、コストカットが目立つRedmi 12 5Gが優良機種に見えるぐらい、Redmi 12Cは酷い機種です。
Redmi 12Cのメモリー4GBモデルとRedmi 12 5Gのメモリー8GBモデルでは11,000円の価格差になりますが、価格差に匹敵する価値があり、Redmi 12 5Gを選ばないと後悔するでしょう。

Redmi 12 5Gはメイン機でも使用できますが、気に入らない部分もあり、メイン機よりサブ機で使用するならコスパも良い機種です。

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