【スペック比較】OPPO Pad Air vs OPPO Pad 2 価格の違いが性能の違い

OPPOよりOPPO Pad 2が発売されたので、以前発売したOPPO Pad Airとのスペック比較です。
ロースペック機とハイスペック機の比較になるため、OPPO Pad 2の方が優れているはずですが、実際はどうでしょう。

OPPO Pad Airが優れている点

本体重量が軽い

OPPO Pad 2が優れている点

SoCの性能が高い
解像度が高い
リフレッシュレートが高い
メモリー容量が多い
ストレージ容量が多い
バッテリー容量が多い
充電速度が速い

価格差が性能差になる

用途が限られるOPPO Pad Airに対して、マルチに使えるOPPO Pad 2です。
価格差も大きく、予算に余裕があるならOPPO Pad 2ですが、簡単な用途ならOPPO Pad Airでも何とか使えます。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

OPPO Pad Air

OPPO Pad Air 外観

OPPO Pad 2

OPPO Pad 2 外観

ディスプレイ面はタブレットでよく見かけるデザインになっており、OPPO Pad 2のベゼルが細く画面占有率も高くなっています。
背面カメラの位置が大きく違い、OPPO Pad 2の大きなカメラが特徴的です。

両機種の本体色は共に1色のみで、OPPO Pad Airはナイトグレーで、OPPO Pad 2はグレーです。
似たような色ですが、OPPO Pad Airの方が濃い目の色になっています。

スペック

OPPO Pad AirOPPO Pad 2
本体
SoCSnapdragon 680Dimensity 9000
サイズ245.1×154.8×6.9mm259×190×6.6mm
重量440g552g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ10.3インチ11.6インチ
パネル種IPS液晶LCD液晶(LTPS)
解像度1200✕20002000✕2800
リフレッシュレート60Hz144Hz
タッチサンプリングレート120Hz120Hz/144Hz
記憶領域
メモリ4GB8GB
ストレージ 64GB256GB
micro SDあり(最大512GB)なし
カメラ
背面メインカメラ8MP(f/2.0)13MP(f/2.2)
前面カメラ5MP(f/2.2)8MP(f/2.3)
ネットワーク
WIFI802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.15.3
GPSなしなし
機能
生体認証顔認証顔認証
防水非対応非対応
イヤホンジャック なしなし
スピーカークアッドクアッド
バッテリー
バッテリー容量 7100mAh9510mAh
充電速度18W充電67W充電
ポートUSB TypeCUSB TypeC
価格37,800円89,800円

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付属品

OPPO Pad Air

SDカード取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド

OPPO Pad 2

USB Type-Cデータケーブル・ACアダプター・クイックガイド・安全ガイド(保証書付)

OPPO Pad 2にはACアダプターとUSBケーブルが付属していますが、OPPO Pad Airには付属していません。
販売価格の違いで付属品が変わると思いますが、機種によって違うのは良い気がしません。
本体カバーと保護フィルムがなく、別途用意する必要があります。

本体

大きすぎるSoC差

OPPO Pad 2 SoC

AnTuTuベンチマーク Ver.9でOPPO Pad Airは約25万点あり、OPPO Pad 2は約102万点のスコアです。
4倍以上のスコア差があり、OPPO Pad Airはゲーム以外のアプリでも動作が重くなる場合があり、画質を下げても動作の厳しいゲームがあります。
OPPO Pad 2はゲーム以外のアプリが問題なく動作して、最高画質で大半のゲームが動作します。
重い動作を行う際は、OPPO Pad 2が良いでしょう。

無難な本体サイズ

画面比率が違うため、比較は難しいですが、ディスプレイサイズに対して大きいと言うほどのサイズではありません。
そのため、両機種は標準に近い本体サイズと言えます。

100グラム以上差は大きい

OPPO Pad Air 本体重量

本体重量の差が約110グラムあります。
OPPO Pad Airは同サイズのタブレットより30グラムほど軽く、OPPO Pad 2はディスプレイサイズに対して標準の本体重量です。
OPPO Pad 2が重いというより、OPPO Pad Airが軽すぎる機種になります。

SoCの性能が高いOPPO Pad 2はマルチに使用できる機種のため、いろいろな用途に適しています。

ディスプレイ

ディプレイサイズの違いより画面比率

1インチ以上のディスプレイサイズの差があり、OPPO Pad 2のディプレイが大きいです。
ディスプレイの違いより画面比率の違いが大きく、OPPO Pad Airの画面比率が5:3と珍しいですが、テレビと同じ16:9に近い比率になっています。
OPPO Pad 2の7:5は見かけない画面比率ですが、IPadに近い比率です。
OPPO Pad 2は書籍を見開きで読む際に向いている反面、動画では上下に黒帯がでるため、動画視聴には向きません。

分かりにくい液晶パネルの違い

IPS液晶パネルを搭載しているOPPO Pad Airに対して、LTPSを搭載しているOPPO Pad 2です。
LTPSとは液晶パネルの一種で、IPS液晶とは使っている技術が違いますが、同じ液晶パネルを使用しています。
そのため、液晶パネルの欠点であるバックライトが必要な点は変わらず、見え方も極端に変わるわけではありません。

高解像度のOPPO Pad 2

OPPO Pad 2 解像度

OPPO Pad 2はOPPO Pad Airより約1.5倍の解像度ですが、11.6インチディスプレイに必要のない解像度です。
解像度が高くても小さいディスプレイでは効果が少なく、消費電力が増えるデメリットの方が大きいでしょう。

残像の見え方が変わる

OPPO Pad 2 リフレッシュレート

OPPO Pad Airは残像が見えますが、OPPO Pad 2では残像が見える可能性はかなり低くなります。
リフレッシュレートは90Hzが最低ラインであり、リフレッシュレート60HzのOPPO Pad Airは条件を満たしていません。

違いの少ないタッチサンプリングレート

タッチサンプリングレート120HzのOPPO Pad Airに対して、144HzのOPPO Pad 2です。
OPPO Pad 2の方が若干高いですが似たような性能のため、同じタッチサンプリングレートと考えても問題ありません。

OPPO Pad 2の画面比率は、用途によっては扱い難いと思えるかも知れません。

記憶領域

今後が変わるメモリー容量

メモリー容量4GBのOPPO Pad Airは現在でもメモリーが少ない機種であり、将来を考えるならメモリー8GBが必須条件になります。
OPPO Pad Airを長く使うことができず、OSののアップデートで動作が重くなる可能性が高いです。
現状でメモリー容量に余裕があるOPPO Pad 2は、OSのアップデートでメモリー不足になる可能性が低く、メモリー不足になる頃には、バッテリーの劣化が問題になっているでしょう。

ストレージで苦しむOPPO Pad Air

64GBのストレージはmicroSDを駆使しても限界があり、インストールできるアプリの本数も限られます。
ストレージは最低でも128GBは必要であり、microSDが使用できない場合は256GBがおすすめです。
microSDが使用できないOPPO Pad 2は256GBのストレージがあるため、ストレージ容量で困る可能性は少ないでしょう。

メモリー・ストレージ供に容量不足に陥るOPPO Pad Airです。

カメラ

画素数が若干違いますが、タブレットに画質を期待するものではありません。
写れば良い程度のカメラと思っていてください。

ネットワーク

大きく変わらない通信速度

11AX非対応のOPPO Pad Airですが、ルーターが11ACに対応しているなら、十分な通信速度を得ることができます。
OPPO Pad 2でも同じことが言え、無理に11AX対応ルーターを購入する必要はありません。
しかし、11AC非対応ルーターを使用している場合は話が変わり、11AX対応ルーターに代えると実行速度で2倍以上の違いがあります。

GPS非搭載のため、ナビの使用には向きません。

機能

顔認証・非防水・クアッドスピーカーは、近年発売したタブレットの標準仕様です。

バッテリー

バッテリー容量差ほどの違いはない

OPPO Pad 2 バッテリー容量

OPPO Pad 2のバッテリー容量が約2400mAh多いですが、ディスプレイサイズ・解像度・リフレッシュレートの消費電力が大きく、稼働時間が数時間ほど変わるぐらいです。
バッテリー容量が多くなると、本体重量が重くなるデメリットがあります。

タブレットには高速充電が必要

OPPO Pad 2は高速充電に対応しており、約80分でフル充電できます。
高速充電に対応していないOPPO Pad Airは、フル充電に3時間以上の時間が必要になり、タブレットには30W以上の充電速度が欲しいです。

大容量バッテリー搭載で本体が重くなるOPPO Pad 2の充電速度は速いです。

総括

用途が限定され、軽快な動作が望めないOPPO Pad Airに良いところはありません。
OPPO Pad 2はマルチに使用できますが、高価で用途次第ではオーバースペックになる点がネックです。
極端すぎる両機種のため、OPPO Pad 2がオーバースペックと思える際は、用途に合った他の機種を探すのが良いと思います。

使い勝手が悪いOPPO Pad Airと、オーバースペックのOPPO Pad 2のどちらかを購入するなら、他のタブレットを購入します。

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