【スペック比較】Google Pixel 8 vs Google Pixel 8 Pro カメラの違いに価格差以上の価値はない

GoogleのフラグシップモデルであるGoogle Pixel 8とGoogle Pixel 8 Proが発売中です。
両機種のスペックを比較して、どちらの機種がどのように優れているかを見ていきます。

Google Pixel 8が優れている点

なし

Google Pixel 8 Proが優れている点

可変リフレッシュレートを採用
メモリー容量が多い
カメラ性能が高い
バッテリー容量が多い

価格差以上の価値はない

同ストレージ容量で47,000円の価格差ですが、カメラ性能の違いが大きいも、価格差以上の価値はありません。

ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

外観

共にセンターパンチホールを採用しており、ディスプレイ面に違いがありません。
背面も同じようなデザインですが、Pixel 8 Proには望遠カメラを搭載しているため、カメラ周りに違いがあり、他は同じデザインです。

Hazel・Obsidian・Roseの3色で構成しているPixel 8に対して、Bay・Obsidian・PorcelainのPixel 8 Proです。
Pixel 8のRoseとPixel 8 ProのBayが特徴のある色で、各機種1色は特徴を出しています。

スペック

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付属品

付属品に違いはなく、ACアダプター・本体カバー・保護フィルムは付属しません。
必要なものを別途用意する必要があり、用意するものが多すぎます。

本体

本体サイズの違いはディスプレイサイズの違い

ディスプレイサイズが違うため、本体サイズが違います。
両機種はディスプレイサイズに対して小さめの本体サイスになっており、画面占有率が高いです。
近年は、画面占有率を高くして本体サイズを小さくする傾向にあります。

本体サイズの違いで本体重量も変わる

本体サイズが違うため、本体重量も変わります
両機種は同サイズの機種より重くなっており、約10グラム軽ければサイズに見合った本体重量になります。

同じSoCを搭載しており、基本性能に違いはありません。

ディスプレイ

0.5インチ差のディスプレイは別物

6.2インチのディスプレイを搭載しているPixel 8に対して、Pixel 8 Proは6,7インチのディスプレイを搭載しています。
ディスプレイが大きくなると見やすくなる反面、本体が大きくなるデメリットがあり、ディスプレイサイズはユーザーの好みで意見が分かれるでしょう。

解像度の違いは気にならない

Pixel 8 Proのディスプレイが大きいため、解像度が高くなっています。
比較するとPixel 8 Proの方が密度は高くなっていますが、よく見ても違いで分かりにくく、解像度の違いを気にする必要はありません。

リフレッシュレートの違いで消費電力が変わる

両機種は最大120Hzのリフレッシュレートであり、最大時の消費電力は変わりません。
Pixel 8 Proは1Hz単位でリフレッシュレートが変化するため、用途に応じて最適なリフレッシュレートが選択されます。
そのため、消費電力も最適化され、リフレッシュレートによる消費電力が最小限で抑えられます。
Pixel 8は60Hz／90Hz／120Hzで最適なリフレッシュレートが選択されますが、設定幅が狭くPixel 8 Proより消費電力が多くなるでしょう。

Google Pixel 8 Proのリフレッシュレートは優れており、電力消費を抑えることができます。

記憶領域

メモリーの違いは将来の保険

メモリー容量が8GBのPixel 8で当面はメモリーに困ることはありません。
両機種は7年のセキュリティアップデートに対応しており、7年後はメモリー8GBで足りるかは不明ですが、12GBを搭載しているPixel 8 Proなら大丈夫と思えます。
そのため、5年以上の使用を考えている場合は、メモリー容量の多いPixel 8 Proが良いでしょう。

選べるストレージ容量も・・・

128GB・256GBのストレージ容量を両機種で選ぶことができ、Pixel 8 Proには512GBもあります。
特殊な使用でない限り256GBでストレージ不足になる可能性が低く、512GBは必要ありません。
Pixel 8 Proの256GBと512GBでは2万円の価格差があり、多くの場合512GBはオーバースペックになるでしょう。

メモリー8GBでも十分ですが、長く使用するならメモリー12GBのGoogle Pixel 8 Proを選ぶと良いでしょう。

カメラ

大きく違う望遠カメラ

光学5倍望遠カメラを搭載しているPixel 8 Proに対して、Pixel 8は望遠カメラを搭載していません。
Pixel 8 Proの望遠カメラは48MPあり、メインカメラに匹敵する画素数です。
望遠撮影で高画質を求めるなら、Pixel 8 Proが良いでしょう。

超広角カメラも違う

一般の機種と変わらない超広角カメラを搭載しているPixel 8に対して、Pixel 8 Proは望遠カメラと同じ画素数の超広角カメラを搭載しています。
画素数だけではなくF値も高く、Pixel 8より大きく背景をボカすことができ、広角撮影時に高画質を求めるなら、Pixel 8 Proが良いでしょう。

Google Pixel 8 Proのカメラ性能は高いです。

ネットワーク

日本国内での使用に困ることはなく、docomoの5G対応エリアでも問題なく使用できます。

機能

おサイフケータイが使え、画面内指紋認証に対応しており、日本国内で販売しているハイスペック機の標準仕様です。

バッテリー

気にならないバッテリー容量の違い

Pixel 8 Proのバッテリー容量が約500mAh多いですが、ディスプレイが大きく解像度も高いため、消費電力がPixel 8より多くなり、Pixel 8 Proのバッテリー持ちは同程度と思えます。

ワイヤレス充電より少し速い有線充電であり、バッテリー容量に見合わない低速な有線充電です。

総括

性能が高いGoogle Pixel 8は販売価格が高価になっており、価格に性能が見合っていません。
そのため、他メーカーで似たような性能で、Google Pixel 8より安価に購入できる機種を探したほうが良いでしょう。
Google Pixel 8 Proはディスプレイが大きく、カメラ性能が良くなっています。
カメラに魅力はありますが、47,000円の価格差以上の価値があるとは思えず、Google Pixel 8 ProはGoogle Pixel 8以上にコスパが悪い機種になっています。

価格に見合わない性能の両機種のため、購入意欲は沸きません。

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