appleのIphone 15 Proと、GoogoleのGoogle Pixel 8のスペック比較です。
IphoneのProモデルとPixelのノーマルモデルでは、どの点が違うのでしょう。
Iphone 15 Proが優れている点
Google Pixel 8が優れている点
約5万円の差はない
同ストレージモデルで約5万円の価格差があり、Iphone 15 Proの方が高くなっています。
同じOSを搭載しているとするなら、Iphone 15 ProのSoCと望遠カメラに5万円の価値はなく、Google Pixel 8で十分と言えますが、OSが違うため一概には言えません。
Iphone 15 Proは価格に見合わない性能のため、かなりコスパの悪い機種になっていることは言えます。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Iphone 15 Pro
![Iphone 15 pro 外観](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/iphone-15-pro_01.jpg)
Google Pixel 8
![Google Pixel 8 外観](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Pixel-8_02.jpg)
細長いノッチのあるIphone 15 Proに対して、Google Pixel 8はセンターパンチホールを採用しています。
Iphoneのノッチが気に入らない人は多く、ノッチのお陰でデザイン性が悪いのも事実です。
背面にはカメラがあり、Iphone 15 Proは3眼カメラを搭載しており、Google Pixel 8は横に並ぶ2眼カメラです
両機種のカメラ周りは過去の同シリーズと同じようなデザインであり、個性がありません。
Iphone 15 Pro
![Iphone 15 pro 本体色](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/iphone-15-pro_02.jpg)
Google Pixel 8
![Google Pixel 8 本体色](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Pixel-8_01.jpg)
Iphone 15 Proはブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウムの4色があり、ホワイトチタニウム以外はダーク系の色になっており、似たような色の構成になっています。
Google Pixel 8はHazel・Obsidian・Roseの3色があり、Rose以外はダーク系でIphone 15 Proを意識したような構成です。
スペック
Iphone 15 Pro | Google Pixel 8 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | A17Pro | Google Tensor G3 |
サイズ | 146.6x70.6x8.25㎜ | 150.5x70.8x8.9㎜ |
重量 | 187g | 187g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 6.2インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2556×1179 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 120Hz | 60-120Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB/256GB/512GB/1TB | 128GB/256GB |
micro SD | なし | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 48MP(f/1.78) | 50MP(f/1.68) |
超広角カメラ | 12MP(f/2.2) | 12MP(f/2.2) |
望遠カメラ | 12MP(f/2.8) 光学3倍 | なし |
前面カメラ | 12MP(f/1.9) | 10.5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 850/900/1700/2100/ 1900/2100MHz | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/ 13/14/17/18/19/20/21/ 25/26/28/29/30/32/34/ 38/39/40/41/42/46/48/ 53/66/71 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/ 17/18/19/20/21/25/26/ 28/30/32/38/39/40/41/ 42/46/48/66/71 |
5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/14/20/ 25/26/28/29/30/38/40/ 41/48/53/66/70/71/77/ 78/79 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/ 28/30/38/40/41/66/71/ 75/76/77/78/79 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | なし | なし |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 不明 | 4575mAh |
充電速度 | 20W充電 | 30W充電 |
ワイヤレス充電 | MagSafe 15W/Qi 7.5W充電 | 20W充電 |
ポート | USB TypeC 3.0 | USB3.2 TypeC |
価格 | 159,800円/174,800円/ 204,800円/234,800円 | 112,900円/122,900円 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/解説-3-300x169.jpg)
付属品
Iphone 15 Pro
USB-C充電ケーブル(1 m)・マニュアル・SIM取り出しピン
Google Pixel 8
1 m USB-C® – USB-C® ケーブル(USB 2.0)・クイック スイッチ アダプター・SIM ツール
両機種の付属品は各メーカーの標準付属品であり、ACアダプター・保護フィルム・本体ケースが付属していません。
同じような付属品ですが、Google Pixel 8には用途の少ないクイックスイッチアダプターが付属しています。
本体
SoCの違いはゲームの違い
![Iphone 15 pro SoC](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/iphone-15-pro_03-1024x550.jpg)
AnTuTuベンチマークで、Iphone 15 Proが約164万点で、Google Pixel 8は約92万点です。
Google Pixel 8はAnTuTuベンチマーク Ver.9を使用しており、比較的スコアが出やすくなっています。
Iphoneの場合、AnTuTuベンチマークのスコアを鵜呑みにできない部分があり、10%ぐいらいは低めに見積もった方が良く、それでもGoogle Pixel 8より優れているSoCです。
両機種はゲーム以外の用途で困ることはなく、Iphone 15 Proはゲームで最高画質の60FPS固定で安定する性能があり、同条件でGoogle Pixel 8は安定しません。
ゲームで大きな違いがあるIphone 15 ProのSoCは、ゲーム以外の用途でGoogle Pixel 8と大した差はありません。
両機種は本体サイズと本体重量に大きな違いがなく、本体サイズに対して重めの本体になっています。
ディスプレイ
0.1インチの違いは大きい
6,1インチのディスプレイを搭載いているIphone 15 Proに対して、Google Pixel 8は6.2インチのディスプレイです。
0.1インチの違いは、実際に比較して使用すると分かる違いですが、個別に使用すると気になる違いではありません。
少しでも大きなディスプレイが良い場合はGoogle Pixel 8が良いでしょう。
気にならない解像度
Iphone 15 Proの解像度は高いですが、目で見て分かる違いはありません。
Iphone 15 Proで表示した画像をよく見ると、滑らかな表現になっていると思うかも知れないぐらいの違いです。。
小さなサイズのディスプレイに高解像度を採用しても見え方は変わらず、解像度による消費電力が大きくなるデメリットがあり、メリットよりデメリットが大きいでしょう。
可変リフレッシュレートで省電力
両機種の最大リフレッシュレートが120Hzあり、滑らかなスクロールが期待できます。
リフレッシュレートが固定のIphone 15 Proに対して、Google Pixel 8は60Hz・90Hz・120Hzを用途に応じて変更する可変リフレッシュレートを採用しており、固定リフレッシュレートのIphone 15 Proより消費電力が少ないです。
ディスプレイの大きさは好みによりますが、Google Pixel 8は省電力な可変リフレッシュレートは採用しています。
記憶領域
必要性のない容量もあるストレージ
両機種は128GB・256GBのストレージを選ぶことができ、更にIphone 15 Proは512GB・1TBを選べます。
microSDが使用できないため、多いストレージの方が良く、ストレージは多くて困るものではありません。
ストレージ容量は用途次第で変わり、大量の動画を本体に残したり、大容量ゲームアプリを何本もインストールするような用途でない限りは、256GBで十分と言えるでしょう。
ストレージ容量は256GBを選んでおくと、ほぼ困ることはありません。
カメラ
望遠カメラの有無が違う
Iphone 15 Proに光学3倍の望遠カメラを搭載しており、Google Pixel 8には望遠カメラはありません。
メインカメラの3倍までの大きさにカメラで拡大できるため、デジタルズームのような画像の粗さがなく、きれいな画像になります。
3倍の望遠カメラは優秀ですが、画素数が12MPと低く画質には期待できません。
望遠カメラ以外の違いは少なく、望遠カメラのみの違いと思っても良いでしょう。
ネットワーク
4G・5G共に日本国内の使用で困ることが無く、日本国内すべてのキャリアで使用できます。
機能
指紋認証に対応しないIphone 15 Pro
顔認証と指紋認証はandroidスマホでは当然の認証装置になっており、Google Pixel 8にも搭載しています。
Iphone 15 Proには顔認証しかなく、指紋認証非対応は長く受け継いでいるIphoneの悪しき伝統です。
指紋認証を搭載していると、その時に応じて顔認証と使い分けができますが、顔認証のみでは使い分けができず不便と思える場面があります。
顔認証より指紋認証の方がセキュリティーが高く、Google Pixel 8の方が使い勝手が良いでしょう。
完全防水・防塵に対応と、おサイフケータイが使用できます。
バッテリー
遅い充電速度に対応
30W充電に対応しているGoogle Pixel 8の充電速度は遅く、最低でも60W充電は欲しいところです。
Iphone 15 Proは遅いGoogle Pixel 8より更に遅い20W充電に対応しており、ハイスペック機とは思えない充電速度になっています。
目に見えない部分をコストカットするのは両メーカーの特徴であり、特にIphoneユーザーはIphoneしか使ったことが無い人が多く、高速充電を知らないから遅い速度でも十分だろうと思っているようにしか思えません。
Qiではないワイヤレス充電
Iphone 15 ProはMagSafeワイヤレス充電を使用すし、Google Pixel 8はGoogle Pixel Stand(第2世代)を使用することで、最大充電速度が利用できます。
一般に浸透しているQiを使用すると充電速度が遅くなり、ワイヤレス充電を使用する際に注意が必要です。
Iphone 15 Proのワイヤレス充電はGoogle Pixel 8より遅く、有線充電に続き充電速度で劣っています。
両機種の充電速度は有線速度も遅く、有線速充電より多少時間がかかっても良い場合は、ワイヤレス充電をメインに使用することができますが、その際は専用充電器が必要です。
共に遅い充電速度ですが、Iphone 15 Proは飛び抜けて遅い速度になっています。
総括
IphoneのProモデルとPixelのノーマルモデルを比較して、Google Pixel 8が健闘していることが分かります。
SoCと望遠カメラの違いでIphone 15 Proは約5万円高く、指紋認証には対応していません。
ゲームの画質に拘らず、望遠カメラが必要でなければIphone 15 Proのメリットが無いと言え、Google Pixel 8でも十分です。
ただし、OSが違うためandroid OSに問題がなければの話であり、ユーザーがandroid OSに対応できるかの問題だけです。
筆者のお勧め
androidユーザーの筆者から見て、Iphone 15 Proがandroidでも魅力がなく、価格に見合わない機種になっています。
Google Pixel 8もコスパが良い機種とは言えませんが、Iphone 15 Ptoより安価なため、Google Pixel 8をお勧めします。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/比較-1-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/比較-8-300x169.jpg)