Xiaomiの高性能ミドルスペック機であるXiaomi 13 Liteと、一世代前のXiaomi 12 Liteのスペック比較です。
進化が頭打ちしているスマホ業界において、一世代の違いは大して違いに思えません。
※グローバル版は技適未取得のため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。
Xiaomi 12 Lite(Global)が優れている点
Xiaomi 13 Lite(Global)が優れている点
価格差以上の性能差がない
同条件でAliexpressの販売価格に約110ドルの違いがあり、Xiaomi 13 Liteの方が高価です。
SoCの性能とバッテリー容量の違いは大きくなく、価格差を考えるとXiaomi 12 Liteの方がコスパは高くなっています。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi 12 Lite(Global)
![Xiaomi 12 Lite 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/01/Xiaomi-12-Lite_01.jpg)
Xiaomi 13 Lite(Global)
![Xiaomi 13 Lite 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/12/Mi-13-Lite_01.jpg)
Xiaomi 12 Liteは多くのXiamoi製機種に採用している、センターパンチホールを採用しています。
対するXiaomi 13 LiteはIphoneを思わせる細長いノッチを採用しており、Iphoneを意識しているように思えます。
Xiaomi 12 Liteは平面ディスプレイに対して、曲面ディスプレイのXiaomi 13 Liteです。
扱いに慣れが必要な曲面ディスプレイは、慣れるまで扱いにくいディスプレイになります。
背面は共に三眼カメラであり、Xiaomi 13 Liteは二眼カメラに見えますが、大きなカメラに見える部分に二眼カメラがあります。
Xiaomi 12 Liteの本体色はBlack・Lite Green・Lite Pinkであり、Xiaomi 13 LiteはLite pink・Black・Lite blueの共に3色で構成しています。
Xiaomi 12 LiteのLite Greenが特徴のある色で、Xiaomi 13 Liteには特徴のある色はありません。
スペック
Xiaomi 12 Lite(Global) | Xiaomi 13 Lite(Global) | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 778G | Snapdragon 7 Gen 1 |
サイズ | 159.3×73.7×7.29mm | 159.2×72.7×7.23mm |
重量 | 173g | 171g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.55インチ | 6.55インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB/8GB/8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB/128GB/256GB | 128GB/256GB |
micro SD | なし | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 108MP | 50MP(f/1.8) |
超広角カメラ | 8MP(f/2.2) | 8MP(f/2.2) |
マクロカメラ | 2MP(f/2.4) | 2MP(f/2.4) |
前面カメラ | 32MP(f/2.45) | 32MP(f/2.4) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/32/ 38/40/41/42/48/66 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/32/ 38/40/41/66 |
5G Sub6 | 1/3/5/7/8/20/28/38/ 40/41/66/77/78 | 1/3/5/7/8/20/28/38/ 40/41/66/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | 不明 | 不明 |
イヤホンジャック | なし | なし |
Felica | なし | なし |
スピーカー | デュアル | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4300mAh | 4500mAh |
充電速度 | 67W充電 | 67W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/09/解説-2-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/01/解説-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/12/解説-2-300x169.jpg)
付属品
Xiaomi 12 Lite(Global)
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
Xiaomi 13 Lite(Global)
ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
共にXiaomi標準の付属品が付属しており、必要最低限のものが揃っています。
※ACアダプターは中国国内用の形状のため、日本国内で使用する際は変換アダプターが必要です。
本体
SoCの性能差は小さい
AnTuTuベンチマーク Ver.9でXiaomi 12 Liteは約52万点のスコアがあり、Xiaomi 13 Liteは55万点です。
ゲーム以外の用途で困ることはなく、画質とフレームレートを下げることで大半のゲームがスムーズに動作します。
ベンチマークで3万点の違いは大きいように見えますが、ゲーム以外の用途で違いはなく、ゲームも動作環境が若干かわるぐらいです。
似たような本体サイズと本体重量であり、本体サイズに対して共に軽めの本体重量です。
ディスプレイ
ミドルスペック機に相応しいディスプレイを採用しています。
リフレッシュレートが高く、スムーズなスクロールが期待できるでしょう。
記憶領域
メモリー容量が選べるXiaomi 12 Liteも・・・
今からスマホを購入する際は、メモリー8GB以上が必須になります。
メモリー6GBでも現状は困りませんが、近い将来にメモリー8GBの時代が来ると思われるため、今後を考えるならXiaomi 12 Liteのメモリー容量は8GB一択です。
Xiaomi 13 Liteのメモリー容量は8GBしかなく、十分なメモリー容量を確保できています。
同条件のストレージ容量
Xiaomi 12 Liteでメモリー8GBを選ぶと、128GBと256GBのストレージ容量を選ぶことができ、Xiaomi 13 Liteと同じ条件になります。
microSDが使えないため、ストレージ容量は多い方が良く、256GBを選ぶとストレージ容量で困ることはありません。
8GBのメモリーと256GBのストレージが、最適な条件です。
カメラ
画素数の違いみのメインカメラ
Xiaomi 12 Liteの108MPは画質が良くなるのではなく、ファイルサイズが大きくなるだけです。
Xiaomiのカメラは、ハイスペック機でも平凡な画質の機種が多く、ミドルスペック機の両機種に画質を期待するのは酷のように思えます。
メインカメラの画質に大きな違いがないものと思われるため、画素数の違いのみと思っても良いでしょう。
メインカメラ以外は同じような性能のため、Xiaomi 12 Liteで余ったカメラをXiaomi 13 Liteに使いまわしているように思えます。
ネットワーク
ネットワークに違いがなく、日本国内の使用で困ることはありませんが、技適未取得の機種を日本で使用すると電波法に抵触する可能性があります。
機能
スピーカーの違いは大きい
![Xiaomi 12 Lite スピーカー](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/01/Xiaomi-12-Lite_03-1024x582.jpg)
1基のスピーカーを搭載しているXiaomi 13 Liteは、1基のスピーカーのみから音声が流れるモノラルです。
Xiaomi 12 Liteは2基のスピーカーを搭載しており、完全ステレオに対応しています。
モノラル音声とステレオ音声の違いは歴然であり、Xiaomi 12 Liteの方が優れています。
内臓スピーカーで動画や音楽を見聞きする際は、デュアルスピーカーのXiaomi 12 Liteを選ぶと良いでしょう。
バッテリー
バッテリー容量の違いは稼働時間の違い
![Xiaomi 13 Lite バッテリー容量](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/12/Xiaomi-13-Lite_06-1024x683.jpg)
バッテリー容量が200mAhの違いがあり、Xiaomi 13 Liteの方が稼働時間は長くなります。
Xiaomi 12 Liteにも4500mAh以上のバッテリー容量が欲しいところですが、バッテリー容量を増やすと本体重量が重くなるデメリットがあり、本体重量を重くしたくない意図がXiaomiにはあるのでしょう。
共に67Wの充電速度に対応しており、フル充電に要する時間が40分です。
総括
似たような性能の両機種ですが、SoC・バッテリー容量・スピーカー・ディスプレイが違います。
SoCとバッテリー容量は気にするような違いではなく、スピーカーとディスプレイは大きな違いです。
特に、癖の強い曲面ディスプレイはユーザーを選ぶため、ディスプレイ選びは慎重になる必要があります。
内臓スピーカーを使用する場合、Xiaomi 12 Liteのデュアルスピーカーが良く、Xiaomi 12 Liteは万人受けする機種です。
筆者のお勧め
SoCの性能は下がりますが、平面ディスプレイにデュアルスピーカーを搭載している、Xiaomi 12 Liteをお勧めします。
ユーザーを選ぶ曲面ディスプレイより、万人受けする平面ディスプレイの方が、購入後の後悔がないからです。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/01/比較-300x169.jpg)