SHARPより2023年発売のAQUOS ssense8と、2022年発売のAQUOS ssense7とのスペック比較です。
一世代前のAQUOS sense7と最近機種のAQUOS sense8の違いを見ながら、AQUOS ssense8はがどのように進化したかを見ています。
ここではスペックの違いを解説しています。
AQUOS sense7が優れている点
AQUOS sense8が優れている点
価格差以上かは用途次第
優れている点が多いAQUOS ssense8は、約8,000円高くなっています。
価格差以上の価値かは用途によって変わり、SoCの性能差が出るようなゲームを遊ぶ際は、価格差以上の価値があり、リフレッシュレートとSoCの性能差を活かせない場合は、価格差以上の価値はありません。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
AQUOS sense7
AQUOS sense8
ディスプレイ面と背面に違いがなく、同じデザインです。
AQUOS sense7
AQUOS sense8
AQUOS sense7の本体色はフォレストグリーン・ブラック・ブルー・ライトカッパーの4色があり、フォレストグリーンはSIMフリーモデルのみの色です。
AQUOS sense8は3色の本体色があり、Cobalt Black・Light Copper・Pale Greenになります。
AQUOS sense7のフォレストグリーン・ライトカッパーとAQUOS sense8のLight Copper・Pale Greenが特徴のある色です。
スペック
AQUOS sense7 | AQUOS sense8 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 695G | Snapdragon 6 Gen 1 |
サイズ | 152x70x8㎜ | 153x71x8.4㎜ |
重量 | 158g | 159g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.1インチ | 6.1インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2432×1080 | 2432×1080 |
リフレッシュレート | 60Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50.3MP(f/1.9) | 50.3MP(f/1.9) |
超広角カメラ | 8MP(f/2.4) | 8MP(f/2.4) |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 8MP(f/2.0) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/5/8 | 1/2/5/8 |
4Gバンド | 1/2/3/5/8/12/17/18/ 19/21/38/41/42 | 1/2/3/5/8/12/17/18/ 19/21/28/38/41/42 |
5G Sub6 | 3/28/41/77/78/79 | 1/3/28/41/77/78/79 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | シングル | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4570mAh | 5000mAh |
充電速度 | 18W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 48,950円 | 56,980円 |
付属品
AQUOS sense7
クイックスタートガイド・クイックスイッチアダプター
AQUOS sense8
クイックスタートガイド・クイックスイッチアダプター
共にクイックスイッチアダプターが付属品となり、ACアダプター・USB TypeCケーブル・本体カバー・保護フィルムを、必要に応じて別途用意する必要があります。
クイックスイッチアダプターを使用して、前機種のデータを引き継ぐことができますが、その後は用途がありません。
本体
ゲーム用途で変わるSoC
AnTuTuベンチマーク Ver.9でAQUOS sense7に搭載しているSnapdragon 695Gのが約38万点であり、AQUOS sense8のSnapdragon 6 Gen 1は約47万点です。
SoCの違いはゲームの画質やフレームレートの設定が変わり、好条件でゲームを遊びたい場合は、SoCの性能が高いAQUOS sense8を選ぶと良いでしょう。
共にゲーム以外の用途で困ることはなく、ゲーム次第でSoC選びが重要になります。
SoCの違いが大きく、本体サイズと本体重量の違いは無いと思っても問題ありません。
ディスプレイ
見え方が変わるリフレッシュレート
リフレッシュレート60HzのAQUOS sense7は、スクロール時に残像が見えるスムーズなスクロールではありません。
AQUOS sense8はリフレッシュレート90Hzを採用しており、残像が見えにくいスクロールになっています。
共になめらかハイスピードを使用すると最大180Hzのリフレッシュレートに対応するため、残像の見えないスムーズなスクロールになりますが、バッテリー消費が大きくなる点がデメリットです。
小型のディスプレイに、省電力のIGZOを使用した有機ELパネルを搭載しています。
記憶領域
現状で困ることのないメモリー容量ですが、OSのアップデート等でメモリー8GBを推奨する時代が来ると思われるため、将来性を考えるとメモリー8GB以上が望ましいです。
カメラ
基本的なカメラ性能に違いは無く、AQUOS sense8の手ぶれ補正が強化されているように思えます。
ネットワーク
日本国内の使用で困ることはなく、国内全ての通信キャリアで使用できます。
機能
顔認証・指紋認証・おサイフケータイが使用でき、完全防水・防塵に対応していますが、モノラル音声のシングルスピーカーがマイナスです。
バッテリー
大容量バッテリーを搭載したAQUOS sense8
バッテリー容量が増えたAQUOS ssense8は、一度の充電でAQUOS sense7より稼働時間が長くなっています。
バッテリー容量に見合わない充電速度のため、フル充電に90分以上の時間を要します。
総括
SoCの性能とリフレッシュレートが高くなっているAQUOS sense8は、バッテリー容量も多くなっています。
なめらかハイスピードを常時使用する際は、リフレッシュレートの違いは関係なく、SoCの性能とバッテリー容量の違いと思っても問題ありません。
AQUOS sense8より優れている点がないAQUOS sense7は、AQUOS sense8より安価で購入できます。
SoCの性能差を活かせるような使い方を行う場合は、価格差以上の価値はありますが、SoCの性能差が活かせない用途では、AQUOS ssense7で十分です。
筆者のお勧め
なめらかハイスピードを常時使用が条件で、SoCの性能差を許容できる場合に限り、AQUOS sense7をお勧めします。