SHARPより発売中のAQUOS R8と、appleより発売中のIphone 15とのスペック比較です。
両メーカーが2023年に発売した機種は、どのように違うのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
AQUOS R8が優れている点
Iphone 15が優れている点
コスパの悪い機種
256GBモデルで価格を比較すると、Iphone 15が約2千円高くなります。
13万円台の機種とは思えないスペックであり、どちらの機種もコスパが悪く、価格に見合う性能ではありません。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
AQUOS R8
Iphone 15
android機で標準のセンターパンチホールをAQUOS R8は採用しており、Iphone 15は細長いノッチを採用しています。
何故かappleはノッチに拘っており、android機から見るとノッチは時代遅れです。
背面は、真ん中にカメラがあるAQUOS R8に対して、左側にカメラのあるIphone 15はIphoneシリーズの定位置にカメラがあります。
AQUOS R8
Iphone 15
AQUOS R8の本体色はブルー・クリームの2色があり、Iphone 15はブラック・ブルー・グリーン・イエロー・ピンクの5色です。
ダーク系のAQUOS R8に対して、薄い色が多いIphone 15になります。
スペック
AQUOS R8 | Iphone 15 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 | A16 |
サイズ | 159x74x8.7㎜ | 147.6x71.5x7.8㎜ |
重量 | 179g | 171g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.39インチ | 6.1インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2340×1080 | 2556×1170 |
リフレッシュレート | 240Hz | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 8GB | 6GB |
ストレージ | 256GB | 128GB/256GB/512GB |
micro SD | あり(最大1TB) | なし |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50.3MP(f/1.9) | 48MP(f/1.6) |
超広角カメラ | 13MP(f/2.3) | 12MP(f/2.4) |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 12MP(f/1.9) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/8 | 850/900/1700/2100/1900/2100MHz |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 18/19/20/21/28/38/39/ 40/41/42/66 | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/ 13/14/17/18/19/20/21/ 25/26/28/29/30/32/34/ 38/39/40/41/42/46/48/ 53/66/71 |
5G Sub6 | 1/3/5/7/28/38/40/41/77/ 78/79 | 1/2/3/5/7/8/12/14/20/ 25/26/28/29/30/38/40/ 41/48/53/66/70/71/77/ 78/79 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | なし |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4570mAh | 不明 |
充電速度 | 不明 | 20W充電 |
ワイヤレス充電 | なし | MagSafe 15W/Qi 7.5W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC 2.0 |
価格 | 137,940円 | 124,800円/139,800円/169,800円 |
付属品
AQUOS R8
クイックスタートガイド・クイックスイッチアダプター
Iphone 15
USB-C充電ケーブル(1 m)・マニュアル・SIM取り出しピン
AQUOS R8に付属しているクイックスイッチアダプターはデータ移行以外に用途がなく、Iphone 15の付属品はUSB TypeCケーブルのみです。
ACアダプター・本体カバー・保護フィルムが必要に応じて別途用意する必要があり、AQUOS R8はUSB TypeCケーブルも必要になります。
本体
高性能なSoCを搭載
AnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると、AQUOS R8に搭載しているSnapdragon 8 Gen 2は約110万点で、Iphone 15のA16が約92万点です。
iOSのAnTuTuベンチマークはスコアが出やすい傾向にあり、android OSと比較する際は10%程低く見積もる方が良いでしょう。
共にゲーム以外の用途で困ることはなく、AQUOS R8の方がゲームの画質とフレームレートを高く設定できます。
重い本体
ディスプレイが小さいIphone 15は本体が小さく、ディスプレイサイズに対して小さい本体です。
Iphone 15の方が本体重量は軽いですが、本体サイズから見ると共に本体が重い機種になっています。
小さな本体を好む際はIphone 15が良く、良い画質でゲームを遊びたい場合はAQUOS R8が良いでしょう。
ディスプレイ
好みで選ぶディスプレイサイズ
ディスプレイが大きいAQUOS R8は見やすいメリットがある反面、本体が大きくなるデメリットがあります。
ディスプレイサイズは本体サイズに影響を与えるため、好みで選ぶと良いでしょう。
見え方が変わるリフレッシュレート
リフレッシュレート60HzのIphone 15は、残像が見えるスムーズなスクロールではありません。
なめらか表示を使用するとリフレッシュレートが最大240HzになるAQUOS R8は、残像が見えにくいスムーズなスクロールです。
残像が見えにくい高リフレッシュレートは、バッテリー消費量が増えるデメリットがあります。
Iphone 15の解像度は高いですが、6.1インチのディスプレイでAQUOS R8との違いを見分けることはできません。
記憶領域
将来性を担保にするメモリー容量
6GBのメモリー容量で現状は問題ありませんが、近い将来OSのアップデート等でメモリー8GBを推奨する時代が来ると思われます。
メモリー8GB時代にIphone 15はメモリー不足に陥り、動作がカクついたり反応が遅くなる場合があり、スマホの動作がストレスになる可能性があるでしょう。
メモリー8GBのAQUOS R8は、最大3回のアップデート後もメモリー不足に陥る可能性は低いです。
ストレージの理想は256GB
Iphone 15はストレージ容量を選ぶことができますが、256GBが理想です。
microSDが使用できないIphone 15で128GBのストレージでは、ストレージ不足に陥る可能性が高く、大量の動画やゲームアプリをインストールするような、ストレージを圧迫する使い方でない限り512GBは必要ありません。
メモリー容量に不安があるIphone 15は、長期間の使用に向きません。
カメラ
Iphone 15のカメラ性能が高い?
Iphone 15に搭載しているイメージセンサーは1/1.3インチまたは1/1.5インチに対して、AQUOS R8は1/1.55インチです。
Iphone 15の方がイメージセンサーは大きく、イメージセンサーが大きくなるとキレイな画像になります。
F値の高いIphone 15の方が背景のボケ具合は大きく、暗所でもAQUOS R8より明るい画像になります。
画質の良いカメラを求める際はIphone 15が良く、メインカメラ以外は似たような性能です。
ネットワーク
海外の利用で変わる
日本国内の全ての通信キャリアに対応している両機種は、4G・5G共に日本国内の使用で困ることはありません。
4G・5Gの対応バンドが少ないAQUOS R8はIphone 15より利用できる国が少なく、多くの国で使用する際はIphone 15の方が良いでしょう。
共に日本国内の使用で困ることはありません。
機能
指紋認証がないappleのこだわり
android機で顔認証と指紋認証は標準装備であり、AQUOS R8も対応しています。
Iphone 15は顔認証のみに対応しており、何故か指紋認証に対応していません。
顔認証と指紋認証に対応すると利用場面に応じて使い分けができ、顔認証のみでは不便に思える場面があるでしょう。
有線イヤホンにはイヤホンジャック
有線イヤホンを使用する際にイヤホンジャックが必要です。
イヤホンジャックを搭載しているAQUOS R8は問題ありませんが、Iphone 15にはイヤホンジャックがありません。
イヤホンジャックがないIphone 15で有線イヤホンを使用する場合は、USBポートより3.5ミリジャックに変化する変換アダプターを使用する必要があります。
変換アダプターを使用するとUSBポートが塞がれるデメリットがあり、有線イヤホンを使用しながら充電のようなUSBポートを使用することは併用できませんが。
指紋認証に対応していないIphone 15は、ロック解除で不自由に思う場面があるでしょう。
バッテリー
ワイヤレス充電が使えるIphone 15
Iphone 15は最大15W充電に対応していますが、専用のMagSafeが必要になり、一般的なQiでは7.5W充電になります。
MagSafeを使用した際に、有線充電より少し遅い充電速度で使用できますが、別途MagSafeを購入する必要があります。
似たようなバッテリー容量と有線充電速度と思えます。
総括
SoCとメモリー容量が優れているAQUOS R8は、長く同じ機種を使用できます。
カメラ性能が高く、本体が小さいIphone 15は、小型の機種でカメラ性能を求める方に向く機種です。
用途によって選ぶ機種が変わり、ゲームメインの際はAQUOS R8が良く、カメラメインの場合はIphone 15が良いでしょう。
同じ価格帯の両機種は、10万円以上の機種とは思えないスペックであり、10万円以下が妥当な価格です。
筆者のお勧め
android OSとiOSの違いがあり、一概にどちらの機種が良いと言うのは難しいですが、メモリー容量が多いAQUOS R8は長く使用できる機種のため、android搭載のAQUOS R8をお勧めします。