TECLAST製P30TとXiaomi製Redmi Pad SEとのスペック比較です。
ロースペック機の両機種は、どのような違いがあるのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
TECLAST P30Tが優れている点
Redmi Pad SEが優れている点
Redmi Pad SEのコスパが高い
メモリー4GBモデルで比較すると、約4,000円の価格差です。
価格差以上の性能差があり、Redmi Pad SEのコスパは高くなっていますが、メモリー6GBモデルでは微妙な価格になります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
TECLAST P30T
![TECLAST P30T 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/02/P30T_2.jpg)
Redmi Pad SE
![Redmi Pad SE 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Redmi-Pad-SE_06.jpg)
ディスプレイ上部にカメラがあり、ディスプレイ面は同じようなデザインになります。
背面は、二眼カメラのP30Tに対して、単眼カメラのRedmi Pad SEです。
背面のカメラとロゴ以外は似たようなデザインのため、背面でしか機種を見分けることができません。
P30Tの本体色はスペースグレイのみで、Redmi Pad SEはミントグリーン・グラファイトグレー・ラベンダーパープルの3色です。
Redmi Pad SEのミントグリーンとラベンダーパープルが特徴のある色になっています。
スペック
TECLAST P30T | Redmi Pad SE | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Aiiwinner A523 | Snapdragon 680 |
サイズ | 242.4×161.3×8.1mm | 255.53×167.08×7.36mm |
重量 | 444g | 478g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 10.1インチ | 11インチ |
パネル種 | IPS液晶 | IPS液晶 |
解像度 | 800×1280 | 1200×1920 |
リフレッシュレート | 不明 | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 120Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 4GB/6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 5MP | 8MP(f/2.0) |
前面カメラ | 2MP | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.4 | 5.0 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水 | 不明 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり | あり |
スピーカー | デュアル | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 6000mAh | 8000mAh |
充電速度 | 不明 | 10W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 17,900円 | 21,800円/29,800円 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/02/解説-1-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/解説-300x169.jpg)
付属品
TECLAST P30T
USBTypeCケーブル・ACアダプター・保護フィルム・取扱い説明書・保証書
Redmi Pad SE
AC アダプタ・USB Type-C ケーブル・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ・SD 取り出しツール
共に本体カバーは付属していません。
Redmi Pad SEは保護フィルムもなく、必要に応じて用意する必要があります。
本体
SoCの違いで用途が変わる
![Redmi Pad SE SoC](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Redmi-Pad-SE_05-1024x564.jpg)
AnTuTuベンチマーク Ver.9で計測するとP30TのAiiwinner A523は約16万点で、Redmi Pad SEのSnapdragon 680のスコアは約25万点になります。
Redmi Pad SEはゲーム以外の用途で不自由に思える場面があり、P30Tは動画鑑賞や読書のような簡単な用途でしか使用できません。
最低画質でスムーズに動作しないゲームがあるRedmi Pad SEに対して、P30Tは簡単な動作のゲームのみスムーズに動作するでしょう。
本体が軽いP30T
共に、ディスプレイサイズに対して標準の本体サイズです。
P30Tの本体重量は444グラムあり、本体サイズに対して軽い本体重量になっています。
一方のRedmi Pad SEの478グラムは、本体サイズに対して標準の本体重量です。
ゲーム以外の用途でも困る場面がある両機種は、Redmi Pad SEの方が多くの用途で使用できます。
ディスプレイ
解像度の違いは重要
Redmi Pad SEの方が0.9インチ大きく、ディスプレイサイズの違いは見ただけで分かります。
ディスプレイが大きくなると、表示する文字や画像が大きくなるため、見やすくなりますが、本体重量が重くなるデメリットもあります。
解像度の違いは大きく、HD解像度のP30Tは表示する文字や画像が粗く、フルHDのRedmi Pad SEと比較すれば違いが良く分かるでしょう。
タッチサンプリングレートの違いを気にする必要はない
タッチサンプリングレートが高いRedmi Pad SEでも複数の指で連打を行うようなゲームには不向きであり、P30Tよりタッチ抜けの確率は低くなります。
そのため、タッチサンプリングレートの違いを気にする必要はありません。
P30Tのリフレッシュレートは60Hzと思われるため、Redmi Pad SEの方が残像の見えにくいスムーズなスクロールです。
記憶領域
メモリーは6GB
Redmi Pad SEは4GBと6GBのメモリーを選ぶことができ、P30Tは4GBのみです。
メモリー4GBの場合、カクツいたり動作の遅延が発生する可能性が高く、このような現象が発生する可能性がメモリー6GBでは低くなります。
P30Tは最大6GBのストレージをメモリーとして使用することができますが、ストレージはメモリーよりアクセス速度が遅く、ストレージをメモリーとして使用してもメモリーほどの効果を得ることはできません。
メモリーは6GB以上が必須であり、Redmi Pad SEはメモリー6GBモデルを選びましょう。
ストレージ不足の際は、microSDを活用することでストレージ不足を解消できます。
カメラ
カメラ性能は期待薄
カメラ性能は低く、写れば良い程度の性能しかありません。
タブレットのカメラを使用するより、安価なスマホのカメラの方が画質は良く、スマホのカメラの使用をお勧めします。
タブレットにカメラ性能を期待することは間違っており、おまけ程度のカメラと思っておきましょう。
ネットワーク
11ax対応のWIFI
11axに対応しているP30Tに対して、Redmi Pad SEは一世代前の11acまでしか対応していません。
理論値で11axが最大9.6Gbpsに対して、11acは最大6.9Gbpsです。
理論値を見ると速度差は大きいですが、実行速度では11axが少し速いぐらいで、理論値ほどの違いはありません。
11acで十分な通信速度を得ることができ、対応していると良いかな程度の11axです。
ただし、ルーターが11ac以上に対応していることが条件であり、11ac非対応のルーターを使用している場合は、理論値で最大300Mbpsの通信速度しか出ないため、11ax対応ルーターの購入検討をお勧めします。
Bluetooth5.0以上に大きな違いは無く、Bluetoothの違いはないと思っても問題ありません。
GPS非搭載のため、ナビで利用する際は数メートルの誤差が発生するでしょう。
機能
スピーカーの違いは大きい
![Redmi Pad SE スピーカー](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Redmi-Pad-SE_03-1024x574.jpg)
2基のスピーカーを搭載しているP30Tに対して、左右に2基ずつ計4基のスピーカーを搭載しているRedmi Pad SEです。
スピーカーが増えると音の迫力が変わり、スピーカーが多いRedmi Pad SEの方が音に迫力があります。
近年は、10インチ以上のタブレットでクアッドスピーカーを採用している機種が多く発売され、「タブレット=クアッドスピーカー」の傾向が強くなっています。
P30Tの防水性能も非対応と思われます。
バッテリー
バッテリー持ちはRedmi Pad SE
![Redmi Pad SE バッテリー容量](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/Redmi-Pad-SE_04-1024x601.jpg)
バッテリー容量が6000mAhのP30Tはバッテリー容量が少なく、8000mAhのRedmi Pad SEよりバッテリー持ちが悪いです。
バッテリー容量が増えると本体重量が増える傾向にあり、バッテリー容量が多いRedmi Pad SEの本体重量は重くなっています。、
10W充電のACアダプターが付属しているP30Tは、Redmi Pad SEと同じぐらいの充電速度です。
総括
本体重量が軽く11axのWIFIに対応しているぐらいしか、利点がないP30Tです。
特にSoCの性能差が大きく、SoCの性能が高くなると使用できる用途が多くなり、できることが多いRedmi Pad SEの方が優れています。
メモリー4GBモデルを定価で購入する際は、Redmi Pad SEが良いでしょう。
頻繁にセールを行っているP30Tのセール価格は13,000円ぐらいです。
セール時に購入すると約8,000円の価格差があり、用途が限定されても問題がない場合は、セール時限定でP30Tが良いでしょう。
筆者のお勧め
用途が限定されるP30Tは性能不足であり、少しでも用途が多くなるRedmi Pad SEのメモリー6GBをお勧めします。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/比較-300x169.jpg)