TECLAST P30Tと、OPPO Pad Airのスペック比較です。
1万円台後半のP30Tと、3万円台後半のOPPO Pad Airとでは、どのような違いがあるのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
TECLAST P30Tが優れている点
OPPO Pad Airが優れている点
高すぎるOPPO Pad Air
性能が高いOPPO Pad AirはP30Tより20,000円高く、価格に見合う性能ではありません。
P30Tのコスパは高いですが、用途が限定される点が難点です。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
TECLAST P30T
![TECLAST P30T 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/02/P30T_2.jpg)
OPPO Pad Air
![OPPO Pad Air 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2022/10/OPPO-Pad-Air_1-916x1024.jpg)
ディスプレイ上部にカメラがあり、タブレットで良くあるデザインになっています。
背面の二眼カメラが特徴のP30Tに対して、単眼カメラのOPPO Pad Airです。
本体色は共に1色のみで、P30Tはスペースグレイで、OPPO Pad Airはナイトグレーです。
共にグレー系の本体色のため、似たような色になっています。
スペック
TECLAST P30T | OPPO Pad Air | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Aiiwinner A523 | Snapdragon 680 |
サイズ | 242.4×161.3×8.1mm | 245.1×154.8×6.9mm |
重量 | 444g | 440g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 10.1インチ | 10.3インチ |
パネル種 | IPS液晶 | IPS液晶 |
解像度 | 800×1280 | 1200×2000 |
リフレッシュレート | 不明 | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 120Hz | 120Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大512GB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 5MP | 8MP(f/2.0) |
前面カメラ | 2MP | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.4 | 5.1 |
GPS | なし | なし |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証 | 顔認証 |
防水 | 不明 | 非対応 |
イヤホンジャック | あり | なし |
スピーカー | デュアル | クアッド |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 6000mAh | 7100mAh |
充電速度 | 不明 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 17,900円 | 37,800円 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/02/解説-1-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2022/11/base-300x169.jpg)
付属品
TECLAST P30T
USBTypeCケーブル・ACアダプター・保護フィルム・取扱い説明書・保証書
OPPO Pad Air
SDカード取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
本体カバー以外が付属しているP30Tに対して、OPPO Pad Airは必要なものが何も付属していません。
OPPO Pad AirはACアダプター・USB TypeCケーブル・保護フィルム・本体カバーを必要に応じて別途用意する必要があります。
本体
ロースペックなSoC
![OPPO Pad Air SoC](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2022/10/OPPO-Pad-Air_3-1024x893.jpg)
AnTuTuベンチマーク Ver.9で計測するとP30TのAiiwinner A523は約16万点で、OPPO Pad AirのSnapdragon 680は約25万点です。
ゲーム以外の用途で困る場面がある両機種ですが、SoCの性能が低いP30Tは用途が限定されるため、できることが限られます。
ゲームではSoCの性能差が顕著に表れ、FPSやTPSのようなゲームを最低画質に設定しても、P30Tはスムーズに動作する可能性が低いです。
P30TよりSoCの性能が高いOPPO Pad Airは、最低画質でスムーズに動作するゲームが増えますが、全てのゲームがスムーズに動作しません。
ロースペック機ではSoCの性能が重要であり、少しでも性能の高いOPPO Pad Airが優れています。
ディスプレイ
解像度の違いは画面の粗さ
フルHD解像度のOPPO Pad Airに対して、P30TはHD解像度です。
10インチのタブレットの場合、HD解像度では画像等の粗さが目立ち、フルHDでは粗さが目立ちません。
画像等の粗さが気になる際は、フルHD以上の解像度を選ぶと良いでしょう。
P30Tのリフレッシュレートは60Hzと思われるため、OPPO Pad Airと同じリフレッシュレートです。
記憶領域
ストレージは128GB
P30Tのストレージ容量は128GBあり、microSDを活用することでストレージ不足を解消できます。
OPPO Pad Airは64GBのストレージしかなく、microSDを内部ストレージで使用するとストレージ不足を解消できますが、全てのアプリがmicroSDに移動できません。
そのため、64GBのストレージをmicroSDへ移動不可のアプリが圧迫することになります。
microSDを内部ストレージ化することでmicroSDへのアクセスが頻繁に行われ、microSDの寿命が短くなるでしょう。
128GBのストレージではストレージにアプリを入れ、microSDへ動画や写真を保存すると、microSDを内部ストレージ化する必要がなく、microSDの寿命を伸ばすことができます。
メモリー4GBは致命的で、共にストレージをメモリーとして使用できますが、ストレージ容量の少ないOPPO Pad Airでは、この方法も厳しいです。
カメラ
タブレットのカメラ性能は高くなく、写れば良い程度の性能です。
ネットワーク
11ax対応のWIFI
P30TのWIFIは11axに対応しており、OPPO Pad Airの11acより高速な通信が可能です。
11axと11acでは理論値で最大約2.7Gbpsの違いがあり、大きな違いに見えますが、実行速度での速度差は小さく、11acでも十分な通信速度を得ることができます。
11ac以前の仕様では最大300Mbpsにしか対応していないため、11ax対応ルーターへの購入検討をお勧めします。
Bluetoothのバージョン違いで影響はなく、Bluetoothの違いはないと思っても問題ありません。
GPS非搭載のため、ナビで使用すると数メートの誤差が発生します。
機能
有線イヤホンにイヤホンジャックは必須
P30Tにイヤホンジャックはありますが、OPPO Pad Airにイヤホンジャックはありません。
イヤホンジャックがないOPPO Pad Airで有線イヤホンを使用する際は、USBポートより3.5ミリジャックに変換するアダプターが別途必要になります。
変換アダプターを使用して有線イヤホンを使用するとUSBポートが塞がれ、充電等を行いながら使用することができないデメリットがあり、有線イヤホンの使用を考えている際は、イヤホンジャックがある機種を選びましょう。
音の迫力が違うスピーカー
![OPPO Pad Air スピーカー](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2022/11/OPPO-Pad-Air_6-1024x887.jpg)
2基のスピーカーを搭載しているP30Tは完全ステレオに対応しており、OPPO Pad Airは4基のスピーカーを搭載したクアッドスピーカーです。
スピーカーが多くなると音の迫力が変わり、クアッドスピーカーのOPPO Pad Airの方が音に迫力があります。
有線イヤホンを使用しない場合はOPPO Pad Airのクアッドスピーカーが良いでしょう。
バッテリー
バッテリー持ちはOPPO Pad Air
![OPPO Pad Air バッテリー容量](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2022/11/OPPO-Pad-Air_7-1024x427.jpg)
バッテリー容量の多いOPPO Pad Airの方がバッテリー持ちは良く、一度の充電でP30Tより長く使用できます。
バッテリー容量が増えると本体重量も重くなる傾向にありますが、バッテリー容量の少ないP30Tと同じような本体重量のOPPO Pad Airです。
10W充電のACアダプターが付属するP30Tの充電速度は、OPPO Pad Airと同等以下になると思われます。
総括
OPPO Pad Airはロースペック機になり、4万円近い機種とは思えない性能です。
ストレージとメモリー容量が少なく、ストレージ128GBでメモリー6GBでも価格に見合いません。
一方のP30Tは、セール時は13,000円ぐらいで販売されるコスパの高い機種になっていますが、SoCの性能が低いために、用途が限定されるのが難点です。
簡単な用途で良ければP30Tが良く、P30T以上の性能を求める際は、他メーカーの機種を探した方が良いでしょう。
筆者のお勧め
コスパの悪いOPPO Pad Airの選択肢はなく、用途に見合う場合に限りP30Tをお勧めします。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/比較-1-300x169.jpg)