motorolaより2024年発売のmoto g24と、Xiaomiより2023年発売のRedmi 12Cのスペック比較です。
ロースペック機の両機種を比較して、どのような違いがあるかを見ています。
ここではスペックの違いを解説しています。
moto g24が優れている点
Redmi 12Cが優れている点
安価なmoto g24
ストレージ容量が128GBで比較すると、基本性能で劣るRedmi 12Cの方が1,000円高く、moto g24は価格面でも優れています。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
moto g24
Redmi 12C
センターパンチホールを採用しているmoto g24に対して、Redmi 12Cは一世代前のウォータードロップノッチです。
パンチホールが主流のandroid機において、ウォータードロップノッチを採用したRedmi 12Cは、2023年に発売した機種には見えません。
背面カメラ周辺に違いがあり、Redmi 12Cは背面に指紋認証センサーがあります。
2023年現在において、ミドルスペック機以下の機種でも側面指紋認証が一般的であり、背面指紋認証を採用する機種は多くありません。
moto g24
Redmi 12C
moto g24の本体色はマットチャコール・アイスグリーンの2色があり、Redmi 12Cはグラファイトグレー・ミントグリーン・ラベンダーパープルの3色です。
moto g24のアイスグリーンと、Redmi 12Cのミントグリーン・ラベンダーパープルが特徴のある色になります。
スペック
moto g24 | Redmi 12C | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | MediaTek Helio G85 | MediaTek Helio G85 |
サイズ | 163.49×74.53×7.99mm | 168.76×76.41×8.77mm |
重量 | 181g | 192g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.6インチ | 6.71インチ |
パネル種 | LCD | IPS液晶 |
解像度 | 1612×720 | 1650×720 |
リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 不明 |
記憶領域 | ||
メモリ | 8GB | 3GB/4GB |
ストレージ | 128GB | 64GB/128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 50MP(f/1.8) |
マクロカメラ | 20MP(f/2.4) | なし |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/5/8 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/5/7/8/18/19/20/ 26/28/38/40/41 | 1/2/3/4/5/7/8/13/18/ 19/26/28/38/40/41/66 |
5G Sub6 | 非対応 | 非対応 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/背面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX2/IP5X | IPX2/IP5X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | モノラル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
充電速度 | 15W充電 | 10W充電 |
ポート | USB2.0 TypeC | USB TypeB |
価格 | 20,800円 | 19,800円/23,800円 |
付属品
moto g24
本体カバー、SIM取り出しピン、ガイド類、LG(法令/安全/規制)
Redmi 12C
ACアダプター・USB ケーブル・SIM取り出し用ピン・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
本体カバーのみ付属しているmoto 24gに対して、ACアダプターとUSBケーブルが付属しているRedmi 12Cです。
必要最低限なものが付属するXiaomi製スマホでは珍しいRedmi 12Cは、本体カバーと保護フィルムが付属しません。
本体
軽めの本体重量
Redmi 12Cの本体サイズはディスプレイサイズに対して大きく、本体重量もmoto g24より重くなります。
共に本体サイズに対して本体重量は軽く、軽い部類に入る機種です。
性能が低いのSoCは、ゲーム以外のアプリがスムーズに動作しない可能性があります。
ディスプレイ
ディスプレイが大きいRedmi 12C
ディスプレイが0.11インチ大きいRedmi 12Cは、moto g24より表示が大きく見やすい反面、本体が大きくなります。
ディスプレイの見やすさか、本体の大きさかはユーザーの好みで意見が別れるため、好みの方を選びましょう。
リフレッシュレーの違いで見やすさが変わる
moto g24のリフレッシュレートはロースペック機で珍しい90Hzあり、一般的なロースペック機のリフレッシュレートはRedmi 12Cの60Hzです。
リフレッシュレートが高くなると残像が見えにくく、スムーズなスクロールになります。
90Hzのリフレッシュレートは残像の見える場合がありますが、リフレッシュレート60Hzより大きく減少するため、リフレッシュレートの違いは大きな違いと言って良いでしょう。
LCDはIPS液晶と似たような機構のため、同じものと思っても問題ありません。
記憶領域
メモリー容量が致命的なRedmi 12C
Redmi 12Cはメモリー容量を選ぶことができますが、最大メモリーの4GBでも2024年現在では足りません。
現在のメモリー容量は8GBが一般的であり、最低でも6GBは欲しいところです。
moto 24gのメモリーは8GBあり、OSのアップデート等でメモリー使用量が増えても数年はメモリー容量で困ることはありません。
Redmi 12Cのメモリー4GBモデルを選ぶと、ストレージ容量が128GBになり、moto 24gと同じ条件になります。
ストレージ不足の際は、microSDを活用すると良いでしょう。
カメラ
高くないカメラ性能
moto g24はマクロカメラを搭載していますが、ロースペック機のカメラ性能は高くなく、写る程度のカメラと思っておおきましょう。
マクロカメラ以外は似たような性能のため、似たようは画質になると思われます。
ネットワーク
5G非対応でも、日本国内の使用で困ることはありません。
機能
時代遅れの背面指紋認証
ミドルスペック以下のandroid機で主流の側面指紋認証をmoto g24は搭載しており、Redmi 12Cは背面指紋認証です。
android機では背面指紋認証が初期の指紋認証となり、現在では時代遅れ感が否めません。
そのため、背面指紋認証を搭載したRedmi 12Cは古い機種のように見えます。
音が違うスピーカー
共に一基のスピーカーを搭載していますが、moto g24は受話部から音声が流れる疑似ステレオに対応しており、Redmi 12Cはモノラル音声です。
疑似ステレオとモノラルでは臨場感の違いが大きく、モノラルスピーカーでは音の迫力がありません。
Felica非搭載のため、おサイフケータイが使えません。
バッテリー
充電速度が遅すぎるRedmi 12C
ロースペック機の充電速度は15~20Wが一般的です。
15W充電に対応しているmoto g24の充電速度が速いとは言えませんが、ロースペック機では及第点の充電速度になります。
一方のRedmi 12Cは10W充電に対応しており、近年のスマホで見かけない充電速度です。
ロースペック機で5Wの充電速度差は大きく、フル充電で15~30分の充電時間差になります。
USBポートの違い
近年のandroidスマホは、全てUSB TypeCポートを搭載しており、Redmi 12CのUSB TypeBポートは時代錯誤しているとしか言えません。
大容量バッテリー搭載も充電速度が遅く、充電時間がネックになります。
総括
今後を考えたメモリー容量のmoto g24は、Redmi 12Cより劣る面がなく、販売価格でも優れています。
moto g24は価格が性能を上回っており、用途を限定する場合とサブ機で使用する際は、コスパの高い機種です。
Redmi 12Cは2023年に発売した機種に見えないスペックであり、前世代の遺物と言っても過言ではありません。
筆者のお勧め
用途が限定する場合にのみ、コスパが高いmoto g24をお勧めします。