2024年にOPPOから発売したOPPO A79 5Gと、2023年にXiaomiから発売したRedmi 12 5Gのスペック比較です。
比較的安価に購入できる、ミドルスペック機の両機種を比較して、どのような違いがあるのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
OPPO A79 5Gが優れている点
Redmi 12 5Gが優れている点
同条件でも同じ価格
メモリー4GBモデルで、共に29,800円の販売価格になり、価格相応の性能です。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO A79 5G
Redmi 12 5G
共にセンターパンチホールを採用しており、ディスプレイ面は似たようなデザインです。
背面のカメラ周辺に違いがあり、共に二眼カメラを搭載しています。
OPPO A79 5Gの本体色はミステリーブラック・グローグリーンの2色があり、Redmi 12 5Gはミッドナイトブラック ・ポーラーシルバー・スカイブルーの3色です。
OPPO A79 5Gのグローグリーンと、Redmi 12 5Gのポーラーシルバー・スカイブルーが特徴のある色になります。
スペック
OPPO A79 5G | Redmi 12 5G | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Dimensity 6020 | Snapdragon 4 Gen 2 |
サイズ | 166×76×8mm | 169×76×8.2mm |
重量 | 193g | 200g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.8インチ |
パネル種 | LCD | IPS液晶 |
解像度 | 2400✕1080 | 2460×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 240Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 4GB/8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB/256GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 50MP(f/2.0) |
深度カメラ | 2MP(f/2/4) | 2MP(f/2.4) |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 5MP(f/2.2) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/26/28/38/39/ 40/41/42 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/38/ 39/40/41 |
5G Sub6 | 1/3/28/41/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.0 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX4/IP5X | IPX3/IP5X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | モノラル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
充電速度 | 33W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 29,800円 | 29,800円/34,800円 |
付属品
OPPO A79 5G
保護フィルム(貼付済み)・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
Redmi 12 5G
SIM取り出し用ピン・ソフトケース・保護フィルム・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
共に保護フィルムが付属しており、Redmi 12 5Gは本体カバーも付属しています。
必要最低限の付属品が揃っているXiaomiの製品では珍しく、Redmi 12 5GはACアダプターとUSB TypeCケーブルが付属していません。
本体
ゲームの動作環境が変わるSoC
OPPO A79 5Gに搭載しているDimensity 6020をAnTuTuベンチマーク Ver.10で計測すると約38万点あり、Redmi 12 5Gに搭載しているSnapdragon 4 Gen 2は約47万点です。
共にゲーム以外のアプリがスムーズに動作するSoCを搭載しており、AnTuTuベンチマークで約9万点のスコア差はゲームの画質とフレームレートに影響します。
本体サイズに対して軽めの本体
本体サイズが違うため、本体重量差は仕方ありません。
本体サイズに対して、共に軽めの本体重量であり、本体重量を200グラム以内に抑えたRedmi 12 5Gは特筆するものがあります。
少しでも良い動作環境でゲームを遊ぶ際は、Redmi 12 5Gが良いでしょう。
ディスプレイ
本体が重く大きなるディスプレイサイズの差
ディスプレイサイズが0.1インチ大きくなるRedmi 12 5Gは、本体サイズもOPPO A79 5Gより大きく、本体重量も重くなります。
ディスプレイが大きくなると、文字や画像が見やすくなるメリットがあり、どちらを取るかはユーザーの好みで選ぶと良いでしょう。
タッチサンプリングレートが高いRedmi 12 5G
240Hzのタッチサンプリングレートに対応したRedmi 12 5Gは、複数の指で連打を行うゲームではタッチ抜けが発生する可能性があり、Redmi 12 5Gよりタッチサンプリングレートが低いOPPO A79 5Gは、Redmi 12 5G以上に条件が悪くなります。
連打を行わないゲームや、ゲーム自体を遊ばない場合は、タッチサンプリングレートを考える必要はありません。
LCDとIPS液晶は似たような機構のため、同じと思っても問題ありません。
記憶領域
8GB以上が必須のメモリー容量
6GBのメモリー容量で困ることはありませんが、近い将来にメモリー8GBの時代が来ると思われるため、これからスマホを購入する際は、メモリー8GBの機種を選ぶと良いでしょう。
OPPO A79 5Gのメモリー容量は4GBですが、ストレージから最大4GBをメモリーで利用でき、最大8GBのメモリー容量を確保できます。
ストレージはメモリーよりアクセス速度が遅く、ストレージの速度が処理速度について行くことができず、スマホの動作が一瞬重くなる可能性がありますが、メモリー不足でスマホの動作が重くなるよりは良いでしょう
メモリー8GBモデルを選ぶことができるRedmi 12 5Gは、メモリー8GBモデル一択になります。
理想のストレージは256GB
128GBのストレージ容量ではストレージ不足に陥る可能性があり、ストレージ容量の理想は256GBです。
ストレージ容量が128GBのOPPO A79 5Gでストレージ不足で困った場合は、microSDを活用するとストレージ不足を解消できます。
Redmi 12 5Gのメモリー8GBモデルを選ぶと、256GBのストレージ容量になります。
メモリーとストレージは、Redmi 12 5Gが好条件です。
カメラ
似たような性能のカメラのため、似たような画質になると思われますが、イメージセンサーの調整次第で、画質に違いがあるかも知れません。
ネットワーク
日本国内すべての通信キャリアで使用できます。
Bluetoothに大きな違いがなく、違いを気にする必要はありません。
機能
大きな違いがない防水性能
日常防水程度のOPPO A79 5Gに対して、Redmi 12 5Gは降雨に耐えられる程度の防水性能です。
共に水没に耐えることができず、水没時の故障確率が高くなっています。
スピーカーの違いは大きい
共に1基のスピーカーを搭載しており、Redmi 12 5Gはモノラル音声です。
OPPO A79 5Gは受話部から音声が流れる疑似ステレオに対応していますが、受話部とスピーカーでは音に違いがあります。
Felicaを搭載しているため、おサイフケータイが使えます。
バッテリー
2倍近い充電速度
Redmi 12 5Gの18W充電はミドルスペック機では遅い充電速度になり、OPPO A79 5Gの30W充電がミドルスペック機では最低充電速度です。
充電速度の違いは充電時間の違いになり、充電速度の遅いRedmi 12 5Gの方がフル充電に要する時間が長くなります。
5000mAhの大容量バッテリーを搭載していますが、充電速度がネックです。
総括
ミドルスペック機ではSoCの性能が高くないOPPO A79 5Gは、4GBのメモリー容量がネックです。
ストレージから最大4GBをメモリーで使用できますが、ストレージのアクセス速度はメモリーより遅く、ストレージをメモリーとして使用するのは良い点だけではありません。
Redmi 12 5GのSoCはミドルスペック機では及第点の性能があり、メモリー容量も8GBモデルがあります。
モノラルスピーカーと充電速度がマイナス点になり、それ以外はOPPO A79 5Gより優れています。
筆者のお勧め
共に価格なりの性能のため、筆者はRedmi 12 5Gのメモリー8GBモデルをお勧めします。
OPPO A79 5Gのストレージをメモリーとして使用する方法に懐疑的なため、OPPO A79 5Gよりメモリー容量が多いRedmi 12 5Gを選びました。