2024年発売のOPPO A79 5Gと、2023年発売のOPPO Reno9 Aのスペック比較です。
OPPOのミドルスペック機を比較して、どのような違いがあるのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
OPPO A79 5Gが優れている点
OPPO Reno9 Aが優れている点
価格差以上の性能差がない
OPPO Reno9 Aのコスパは悪く、コスパの良いOPPO A79 5Gとでは、価格差以上の性能差はありません。
OPPO Reno9 Aはセール価格で販売されることが多くあり、36,000円以下で販売している際は、OPPO A79 5Gよりコスパが良くなります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO A79 5G
![OPPO A79 5G 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/03/OPPO-A79-5G_01.jpg)
OPPO Reno9 A
![OPPO Reno9 A 外観](http://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/06/OPPO-Reno9-A_1.jpg)
センターパンチホールのOPPO A79 5Gに対して、ディスプレイ左側にパンチホールがあるOPPO Reno9 Aです。
android機ではセンターパンチホールが一般的ですが、OPPOのRenoシリーズは左側にパンチホールがあります。
背面には二眼カメラがあるOPPO A79 5Gに対して、三眼カメラを搭載しているOPPO Reno9 Aです。
OPPO A79 5Gの本体色はミステリーブラック・グローグリーンの2色があり、OPPO Reno9 Aはムーンホワイト・ナイトブラックの2色です。
無難な色の両機種の中で、OPPO A79 5Gのグローグリーンが特徴のある色になっています。
スペック
OPPO A79 5G | OPPO Reno9 A | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Dimensity 6020 | Snapdragon 695G |
サイズ | 166×76×8mm | 160×74×7.6mm |
重量 | 193g | 183g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.4インチ |
パネル種 | LCD | 有機EL |
解像度 | 2400✕1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 48MP(f/1.7) |
超広角カメラ | なし | 8MP(f/2.2) |
マクロカメラ | なし | 2MP(f/2.4) |
深度カメラ | 2MP(f/2/4) | なし |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 16MP(f/2.4) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/26/28/38/39/ 40/41/42 | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/ 26/28/38/40/41/42 |
5G Sub6 | 1/3/28/41/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX4/IP5X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 4500mAh |
充電速度 | 33W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 29,800円 | 46,800円 |
![](https://time-gadget.com/wp-content/themes/swell/assets/img/no_img.png)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/06/解説-300x169.jpg)
付属品
OPPO A79 5G
保護フィルム(貼付済み)・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
OPPO Reno9 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
共に保護フィルムが付属しており、OPPO Reno9 Aは本体カバーが付属しています。
ACアダプターとUSB TypeCを別途用意する必要があり、このクラスのOPPOの機種にはACアダプターとUSB Type-Cは付属しません。
本体
小さいSoCの性能差
OPPO A79 5Gに搭載しているDimensity 6020をAnTuTuベンチマーク Ver.10で計測すると約38万点あり、OPPO Reno9 Aに搭載しているSnapdragon 695Gも約38万点です。
OPPO Reno9 AはAnTuTuベンチマーク Ver.9の結果のため、AnTuTuベンチマークVer.10で計測すると40万点前後のスコアと思われます。
共にゲーム以外の用途で困ることがなく、約2万点のスコア差は、ゲームの画質とフレームレートに影響を及ぼしますが、スコア差が小さく及ぼす影響は大きくありません。
本体サイズに対して軽めのOPPO A79 5G
本体サイズに対してOPPO A79 5Gの本体重量は軽く、OPPO Reno9 Aは重い本体になります。
SoCの性能差を、気にする必要はありません。
ディスプレイ
ディスプレイサイズ差は大きい
ディスプレイが大きいOPPO A79 5Gは文字や画像が見やすい反面、本体が大きくなり重くなるデメリットがあります。
見え方が変わるディスプレイパネルの違い
有機ELパネルを搭載しているOPPO Reno9 Aに対して、OPPO A79 5GはLCDパネルです。
液晶パネルのLCDはバックライトの関係で白っぽく見えますが、バックライトを使用しない有機ELパネルは、液晶パネルのように白っぽく見えず、鮮やかな発色になります。
有機ELパネルの美しさに、液晶パネルはかないません。
記憶領域
動作が変わるメモリー容量
スマホを購入する際は、8GB以上のメモリー容量が望ましく、OPPO Reno9 Aはメモリー8GBを搭載しています。
メモリー4GBのOPPO A79 5Gはメモリー不足のため、動作が重くなり反応も遅くなります。
ストレージより最大4GBをメモリーとして使用できますが、ストレージはメモリーよりアクセス速度が遅く、一瞬動作が止まる可能性があるでしょう。
microSDを活用するとストレージ不足を解消できます。
カメラ
イメージセンサーの違いで画質が変わる
OPPO Reno9 Aは48MPのメインカメラに対して、OPPO A79 5Gは50MPのため、画素数はOPPO A79 5Gが高いです。
50MP前後の画素数では画像の粗さに違いがなく、変化がないと思っても問題ありません。
OPPO Reno9 AのF値が0.1高く、OPPO A79 5Gより明るい画像になると思われますが、イメージセンサーのチューニング次第で大きく変わります。
イメージセンサーが違うため、実際に画像を比較してみないと分からない部分が多いです。
超広角カメラ・マクロカメラ・深度センサーの性能は高くありません。
ネットワーク
日本国内全ての通信キャリアで使用できます。
機能
指紋認証は好み
画面内指紋認証に対応しているOPPO Reno9 Aに対して、OPPO A79 5Gは側面指紋認証です。
画面内指紋認証の認証精度と認証速度が、側面指紋認証に劣ります。
本体カバーを取り付けた際に指紋認証部が剥き出しになり、デザイン性が悪くなる点は側面指紋認証のデメリットです。
防水性能と防塵性能に違いがある
OPPO A79 5Gは日常防水程度の性能しかなく、水没には耐えられませんが、完全防水に対応しているOPPO Reno9 Aは水没に耐えることができます。
完全防塵に対応しているOPPO Reno9 Aは、機器内部に粉塵が侵入することはなく、OPPO A79 5Gは機器内部に侵入した粉塵が原因で不具合は発生しません。
モノラルスピーカーとステレオスピーカーの違い
共に1基の外部スピーカーを搭載しており、OPPO Reno9 Aはモノラル音声です。
OPPO A79 5Gは受話部から音声が流れる疑似ステレオに対応しているため、ステレオ音声になりますが、受話部と外部スピーカーでは音質に違いがあり、違和感のある音が疑似ステレオのデメリットになります。
Felicaを搭載することで、おサイフケータイを利用できます。
バッテリー
バッテリー容量が少ないOPPO Reno9 A
大容量バッテリーを搭載しているOPPO A79 5Gに対して、一般的なバッテリー容量のOPPO Reno9 Aです。
バッテリー容量はスマホの稼働時間に影響を及ぼすため、多いほうが稼働時間は長くなりますが、バッテリー容量が増えるとスマホの本体重量が重くなるデメリットもあります。
OPPO A79 5Gは本体サイズに対して軽めの機種のため、大容量バッテリーの影響は少ないです。
2倍近い充電速度
ミドルスペック機ではOPPO A79 5Gの33W充電が一般的であり、OPPO Reno9 Aの18W充電はロースペック機で一般的な充電速度です。
充電速度差は充電時間に影響があり、充電速度の遅いOPPO Reno9 Aはフル充電に要する時間が長くなります。
OPPO Reno9 Aの充電速度は、大きなマイナス点です。
総括
SoCの性能とメモリー容量が多いOPPO Reno9 Aは、有機ELパネルを採用しています。
性能面で優れている点が多いOPPO Reno9 Aはモノラルスピーカーと充電速度がマイナス点であり、価格面から見ても疑似ステレオと33W充電が欲しかったです。
大画面に大容量バッテリーを搭載しているOPPO A79 5Gは安価に購入できます。
OPPO A79 5Gはサブ機で問題なく使用でき、多少不便に思う部分はありますが、メイン機でも十分な性能があります。
筆者のお勧め
ゲーム主体で無いことが条件になりますが、コスパの高いOPPO A79 5Gをお勧めします。
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2024/03/比較-8-300x169.jpg)
![](https://time-gadget.com/wp-content/uploads/2023/10/比較-4-300x169.jpg)