OPPOより2024年発売のOPPO A79 5Gと、Xiaomiより2022年発売のRedmi Note 11 Pro 5Gをスペック比較しています。
OPPOの最新機種とXiaomiの2年前の機種を比較して、どのような違いがあるのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
OPPO A79 5Gが優れている点
Redmi note 11 Pro 5Gが優れている点
性能で圧倒するRedmi Note 11 Pro 5G
本体が軽いOPPO A79 5Gは、本体重量以外でRedmi Note 11 Pro 5Gより優れている点はありません。
ストレージをメモリーで使用すると最大8GBの容量が確保でき、価格以上の性能がある機種になっています。
SoCの性能が高く、ディスプレイ関係もすぐれているRedmi Note 11 Pro 5Gは、価格が性能に見合わないコスパの悪い機種です。
OPPO A79 5Gも十分な性能があり、ディスプレイパネル・スピーカー・充電速度を妥協する必要があります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO A79 5G
Redmi note 11 Pro 5G
共にセンターパンチホールを採用しており、ディスプレイ面の違いはありません。
背面のカメラとロゴ位置に違いがあり、カメラ周辺が大きいOPPO A79 5Gのカメラは存在感があります。
OPPO A79 5Gの本体色はミステリーブラック・グローグリーンの2色があり、Redmi Note 11 Pro 5Gはポーラーホワイト・グラファイトグレー・アトランティックブルーの3色です。
OPPO A79 5GのグローグリーンとRedmi Note 11 Pro 5Gのアトランティックブルーが特徴のある色になっています。
付属品
OPPO A79 5G
保護フィルム(貼付済み)・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
Redmi note 11 Pro 5G
ACアダプタ・ USB Type-C ケーブル・保護ケース・保護フィルム・SIM取り出しツール・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
OPPO A79 5Gは保護フィルムのみが付属するため、必要に応じて本体カバー・ACアダプター・USB Type-Cケーブルを用意する必要があり、Redmi Note 11 Pro 5Gは最低限必要なものが付属しています。
スペック
本体
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
SoC | Dimensity 6020 | Snapdragon 695G |
AnTuTuベンチマーク Ver.9 | 約39万点 | |
AnTuTuベンチマーク Ver.10 | 約38万点 | |
サイズ | 166×76×8mm | 164.19×76.1×8.12mm |
重量 | 193g | 202g |
SoC
Redmi Note 11 Pro 5GはAnTuTuベンチマーク Ver.9で計測しているため、Ver.10で計測すると40〜42万点になるでしょう。
共にゲーム以外の用途で困ることはなく、ゲームの画質とフレームレートを下げると、大半のゲームがスムーズに動作します。
ベンチマークの差は大きくなく、Redmi Note 11 Pro 5Gの方が若干画質を高く設定できるぐらいの違いです。
本体サイズ・重量
本体サイズに対してOPPO A79 5Gは軽めの本体になり、Redmi Note 11 Pro 5Gは標準の本体重量になります。
XiaomiのRedmiシリーズは本体が重くなる傾向にあり、202グラムでもシリーズでは軽い機種になります。
SoCの性能が若干高いRedmi Note 11 Pro 5Gは、OPPO A79 5Gより重い本体です。
ディスプレイ
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.67インチ |
パネル種 | LCD | 有機EL |
解像度 | 2400✕1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 360Hz |
ディスプレイサイズ・パネル
OPPO A79 5GのLCDパネルは液晶パネルであり、バックライトを搭載する液晶パネルは白っぽく見えるのが特徴です。
Redmi Note 11 Pro 5Gの有機ELパネルはドット単位で点滅するため、バックライトの必要がなく、液晶パネルのように白っぽく見えることはありません。
良い部分の多い有機ELパネルは、高輝度で長時間放置するとディスプレイが焼き付くデメリットがあります。
リフレッシュレート
OPPO A79 5Gのリフレッシュレート90Hzではスムーズなスクロールではなく残像が見える場合があり、Redmi Note 11 Pro 5Gの120Hzでは、残像が見える可能性は低くなります。
タッチサンプリングレート
複数の指で連打を行うゲームで遊ぶ際に、OPPO A79 5Gのタッチサンプリングレート180Hzではタッチ抜けの可能性があり、連打ゲームにはタッチサンプリングレートが高いRedmi Note 11 Pro 5Gの方が良いでしょう。
ディスプレイに関しては、Redmi Note 11 Pro 5Gが優れています。
記憶領域
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
メモリー
メモリー4GBのOPPO A79 5Gはメモリー不足のため、動作が重くなる可能性が高く、最大4GBをストレージよりメモリーとして使用できます。
最大8GBのメモリーを確保できてもストレージはメモリーよりアクセス速度が遅く、メモリー8GBを搭載した機種よりアクセス速度は遅くなり、一瞬止まったようになる場合があります。
メモリー6GBは現状で困ることはありませんが、近い将来にメモリー8GBを推奨する時代が来ると思われるため、将来的にはメモリー容量で困るかもしれません。
ストレージ不足はmicroSDで補えますが、メモリー不足は打つ手がありません。
カメラ
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 108MP(f/1.9) |
深度センサー | 2MP(f/2/4) | なし |
超広角カメラ | なし | 8MP(f/2.2) |
マクロカメラ | なし | 5MP(f/2.2) |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 16MP(f/2.4) |
メインカメラ
2倍の画素数差ですが、「高画素=高画質」ではなく、拡大時に画像の粗さが少なくなることが、高画素のメリットになります。
画素数が高くなるとファイルサイズが大きくなるデメリットがあり、Redmi Note 11 Pro 5GはOPPO A79 5Gよりファイルサイズが大きくなるでしょう。
画素数以外は似たような性能のため、似たような画質になると思われます。
メインカメラ以外のカメラ性能は高くなく、おまけ程度のカメラと思っても問題ありません。
ネットワーク
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/26/ 28/38/39/40/41/42 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/ 26/28/38/40/41 |
5G Sub6 | 1/3/28/41/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
国内4キャリアに対応しており、日本国内の使用で困ることはありません。
Bluetoothのバージョンに大きな違いがなく、同じと思っても良いでしょう。
機能
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX4/IP5X | IPX3/IP5X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | デュアル |
防水性能
OPPO A79 5Gの防水性能は少し高く、共に水没に耐えることはできません。
スピーカー
1基のスピーカーを搭載したOPPO A79 5Gは疑似ステレオに対応しており、受話部から音声を流すことでステレオ音声になっています。
疑似ステレオはスピーカーの違いで音に違和感があることがデメリットです、
2基のスピーカーを搭載したRedmi Note 11 Pro 5Gは、完全ステレオに対応しています。
スピーカーの違いが大きく、共におサイフケータイが使えます。
バッテリー
OPPO A79 5G | Redmi note 11 Pro 5G | |
---|---|---|
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
充電速度 | 33W充電 | 67W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 29,800円 | 44,800円 |
充電速度
Redmi Note 11 Pro 5Gはハイスペック機が採用する充電速度であり、ミドルスペック機では珍しい充電速度です。
2倍の充電速度は充電時間も2倍になり、OPPO A79 5Gは1時間でフル充電が完了しません。
価格
1万5千円の価格差が微妙なRedmi Note 11 Pro 5Gはコスパが悪く、4万円以下で販売しているときが買い時です。
約3万円で購入できるOPPO A79 5Gのコスパは高くなっています。
大容量バッテリーに高速充電のRedmi Note 11 Pro 5Gは、バッテリー容量と充電速度のバランスが良く、OPPO A79 5GはRedmi Note 11 Pro 5Gに劣ります。
筆者のお勧め
Redmi Note 11 Pro 5Gは良い機種ですが価格がネックとなり、OPPO A79 5Gをお勧めします。