XiaomiのサブブランドであるPOCOは、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るハイエンドキラーとして、スマートフォン市場に常に旋風を巻き起こしています。
なかでも、ハイエンドチップを搭載しながら驚きの価格を実現したPOCO F6 Proと、さらなる進化を遂げた最上位モデルPOCO F7 Ultraは、どちらを選ぶべきか悩む方も多いでしょう。
本記事では、この2機種のスペックを詳細に比較し、あなたの利用目的や予算に合った最適な一台を見つけるお手伝いをします。
POCO F6 Proが優れている点
POCO F7 Ultraが優れている点
実売価格で見ると
POCO F6 Proの実売価格は256GBモデルで約5万円です。
一方、POCO F7 Ultraは約10万円で、性能を考えれば妥当な価格設定と言えるでしょう。
POCO F6 Proを定価で買うのは割高に感じますが、実売価格であれば妥当で、4万5千円前後なら十分に納得できる価格だと思います。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
POCO F6 Pro

本体色
ホワイト
ブラック
POCO F7 Ultra

本体色
ブラック
イエロー
付属品
POCO F6 Pro
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・画面保護シート・クイックスタートガイド
POCO F7 Ultra
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・画面保護シート・クイックスタートガイド
スペック
| POCO F6 Pro | POCO F7 Ultra | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Snapdragon 8 Gen2 | Snapdragon 8 Elite |
| AnTuTu Ver.10 | 155万点 | 285万点 |
| ゲーム用途 | ○ | ◎ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ◎ |
| サイズ | 160.86×74.95×8.41 | 160.26×74.95×8.39 |
| 重量 | 209g | 212g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.67インチ | 6.67インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 3200×1440 | 3200×1440 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| タッチサンプリングレート | 480Hz | 480Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 12GB | 12GB/16GB |
| ストレージ | 256GB/512GB | 256GB/512GB |
| micro SD | なし | なし |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 50MP(f/1.6) | 50MP(f/1.6) |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) | 32MP(f/2.2) |
| 望遠カメラ | なし | 50MP(f/2.0)/光学2.5倍 |
| マクロカメラ | 2MP(f/2.4) | なし |
| 前面カメラ | 16MP | 32MP |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/38/40/41/48/66 | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41/42/48/66 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78 | 1/2/3/5/7/8/20/26/28/38/40/41/48/66/77/78 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
| Bluetooth | 5.3 | 6.0 |
| SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX4/IP5X | IPX8/IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | なし | なし |
| スピーカー | ステレオ | ステレオ |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 5000mAh | 5300mAh |
| 充電速度 | 120W充電 | 120W充電 |
| ワイヤレス充電 | なし | 50W充電 |
| ポート | USB TypeC | USB TypeC |
| 価格 | 69,980円/79,980円 | 99,980円/109,800円 |


本体
SoC
POCO F6 Proに搭載されているSnapdragon 8 Gen 2は依然として高性能ですが、POCO F7 Ultraは次世代フラッグシップチップのSnapdragon 8 Eliteを搭載しています。
Antutuベンチマーク Ver.10では、POCO F6 Proが約155万点に対し、POCO F7 Ultraは約285万点と、100万点以上の大きな差があります。これはSoCの性能差を如実に示しており、高負荷な処理でもPOCO F7 Ultraなら安心です。
特にAI処理や長時間の高負荷ゲームでは、POCO F7 Ultraの進化したチップと冷却システムが、持続的に高いパフォーマンスを発揮します。
高負荷な処理や長時間のゲーム、AI処理などでPOCO F7 Ultraの優位性が際立ちます。
POCO F6 Proは十分高性能ですが、SoCの差を踏まえると、性能重視ならF7 Ultraが頭ひとつ抜けている印象です。
ディスプレイ
6.67インチの有機ELディスプレイを搭載しており、高解像度かつ高リフレッシュレートに対応しています。
記憶領域
メモリー
POCO F6 Proは12GBメモリーを搭載していますが、POCO F7 Ultraは12GBまたは16GBメモリーを選択できます。
ただし、現状では16GBはオーバースペックにあたるため、実用上は12GBでも十分です。
ストレージは256GBまたは512GBを選択可能で、一般的な使い方であれば256GBでも十分です。
カメラ
超広角カメラ
POCO F6 Proの超広角カメラは一般的な8MPですが、POCO F7 Ultraは32MPを搭載しています。
そのため、F6 Proの超広角カメラは「おまけ程度」の性能にとどまりますが、F7 Ultraは実用性が高く、マクロ撮影などにも対応できるカメラです。
望遠カメラ
POCO F7 Ultraは50MPの光学2.5倍望遠カメラを搭載しており、遠くの被写体を撮影するのに適しています。
一方、POCO F6 Proには望遠カメラが搭載されていないため、遠くのものを撮影するとデジタルズームによる処理が行われ、画質が劣化しやすくなります。
前面カメラ
POCO F6 Proの前面カメラは16MPですが、POCO F7 Ultraはその2倍となる32MPを搭載しています。
きれいな自撮りを重視する場合は、POCO F7 Ultraが優れています。
メインカメラの性能は両機種で同等ですが、超広角や望遠、前面カメラなど他のカメラ性能ではPOCO F7 Ultraが優れています。
カメラ性能を重視する場合は、POCO F7 Ultraを選ぶと安心です。
ネットワーク
4G・5Gともに国内4キャリアで問題なく利用でき、さらに最新規格の IEEE 802.11be(Wi-Fi 7) にも対応しています。
機能
防水・防塵性能
POCO F7 Ultraは完全防水・防塵に対応しており、水没や粉塵の侵入にも耐えられます。
一方、POCO F6 Proは軽い水濡れ程度しか耐えられず、粉塵も侵入しますが、粉塵が原因で故障することはないレベルの防塵性能です。
POCO F7 Ultraは防水・防塵性能が高い一方で、Felicaを搭載していないため、おサイフケータイは使用できません。
バッテリー
バッテリー容量
POCO F7 Ultraはバッテリー容量がPOCO F6 Proより300mAh多く、持ち時間がやや長くなっています。
ワイヤレス充電
POCO F7 Ultraは現状で最速クラスのワイヤレス充電に対応しており、有線充電には劣るものの実用性は高いです。
一方、POCO F6 Proはワイヤレス充電に対応していません。
両機種とも120Wの高速有線充電に対応していますが、差として大きいのはワイヤレス充電の有無です。
総括
SoCやカメラの性能の高さが目立つPOCO F7 Ultraですが、それ以外の面でも優れている点は多くあります。
もちろん最新機種であるF7 Ultraの性能が高いのは当然ですが、型落ちのPOCO F6 Proでも現状では十分すぎる性能を備えています。
そのため、カメラやSoCの性能にこだわる場合はPOCO F7 Ultraを選ぶと良く、こだわりがなく、高性能なスマホを手頃に入手したい場合はPOCO F6 Proが適しています。
筆者のお勧め
一般的には、POCO F7 Ultraはオーバースペックであり、一部のユーザーにしか需要はありません。
そのため、より多くの人に適しているPOCO F6 Proをおすすめします。



