2025年にXiaomiより最新のフラッグシップとして登場したXiaomi 15 Ultraは、前モデルのXiaomi 14 Ultraから大きく進化したと話題になっています。
どちらもLeica監修のカメラを搭載し、スマホで本格なカメラ体験ができるとして人気のシリーズですが、果たして何が変わったのでしょうか?
この記事では、Xiaomi 14 UltraとXiaomi 15 Ultraのスペックを徹底比較して、「どちらを選ぶべきか迷っている」「買い替えするほど進化しているのか知りたい」という人に向けて、分かりやすく解説します。
Xiaomi 14 Ultraが優れている点
Xiaomi 15 ultraが優れている点
同モデルなら
Xiaomi 15 Ultraの512GBモデルはXiaomi 14 Ultraより定価で2万円ほど安いです。
ただし、どちらの機種も高価な機種となり、定価での購入はコスパが悪く、3万円以上の値引きがあれば購入タイミングと思います。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Xiaomi 14 Ultra

本体色
ホワイト
ブラック
Xiaomi 15 Ultra

本体色
ホワイト
ブラック
シルバークローム
同じような外観です。
スペック
| Xiaomi 14 Ultra | Xiaomi 15 Ultra | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Snapdragon 8 Gen 3 | Snapdragon 8 Elite |
| AnTuTu Ver.10 | 204万点 | 270万点 |
| ゲーム用途 | ◎ | ◎ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ◎ |
| サイズ | 161.4×75.3×9.2mm | ブラック・ホワイト:161.3×75.3×9.35mm シルバークローム:161.3×75.3×9.48mm |
| 重量 | 219.8g | ブラック・ホワイト:226g シルバークローム:229g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.73インチ | 6.73インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 3200×1440 | 3200×1440 |
| リフレッシュレート | 1-120Hz | 1-120Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz | 300Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 512GB | 512GB/1TB |
| micro SD | なし | なし |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 50MP(f/1.63) | 50MP(f/1.63) |
| 望遠カメラ | 50MP(f/1.8)/光学3倍 | 50MP(f/1.8)/光学3倍 |
| スーパー望遠カメラ | 50MP(f/2.5)/光学5倍 | 200MP(f/2.6)/光学4倍 |
| 超広角カメラ | 50MP(f/1.8) | 50MP(f/1.8) |
| 前面カメラ | 32MP(f/2.0) | 32MP(f/2.0) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/ 20/26/28/38/40/41/42/ 48/66 | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/ 20/25/26/28/32/38/39/ 40/41/42/48/66/71 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/ 41/48/66/77/78/79 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/ 26/28/38/40/41/48/66/ 71/75/77/78/79 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 |
| SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | なし | なし |
| スピーカー | デュアル | ステレオ |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 5000mAh | 5410mAh |
| 充電速度 | 90W充電 | 90W充電 |
| ワイヤレス充電 | 80W充電 | 80W充電 |
| ポート | USB TypeC 3.2 Gen 2 | USB TypeC |
| 価格 | 199,900円 | 179,800円/199,800円 |


付属品
Xiaomi 14 Ultra
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・保護フィルム・ソフトケース・クイックスタートガイド
Xiaomi 15 ultra
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・保護フィルム・ソフトケース・クイックスタートガイド
本体
SoC
AnTuTuベンチマーク Ver.10で約65万点の差があり、Xiaomi 15 Ultraが優れています。
しかし、AnTuTuベンチマークで200万点を超えると、SoCの性能がわかりにくくなるため、200万点を超えている両機種はともに優れたSoCを搭載していると言えるでしょう。
ともにSoCの性能が高く、マルチに使用できる機種です。
Xiaomi 15 Ultraの本体重量が少し重くなっています。
ディスプレイ
タッチサンプリングレート
Xiaomi 15 Ultraのタッチサンプリングレート300Hzに対して、Xiaomi 14 Ultraは240Hzを採用しています。
ともに追随性は問題なく、Xiaomi 14 Ultraでもタッチ抜けの可能性は低いです。
大画面・高解像度・可変リフレッシュレートと、文句のつけようがないディスプレイです。
記憶領域
ストレージ
Xiaomi 15 Ultraは512GB/1TBのストレージを選べますが、1TBが必要な状況は限られており、512GBのストレージで十分です。
オーバースペックのメモリーに、大容量のストレージを搭載しています。
カメラ
スーパー望遠カメラ
Xiaomi 14 Ultraには、焦点距離が120mm相当で50MPの望遠カメラが搭載されており、Xiaomi 15 Ultraは100mm相当で200MPのカメラです。
焦点距離ではXiaomi 14 Ultraが優れていますが、画素数ではXiaomi 15 Ultraが優れています。
F値を比較すると、若干Xiaomi 14 Ultraの方が優れていますが、誤差程度の違いです。
焦点距離と画素数の違いになりますが、実際に撮影した写真をスマホの画面で見た際に、画素数の違いは分からず、焦点距離の遠いXiaomi 14 Ultraの方が用途は広がります。
他のカメラについての違いはありません。
ネットワーク
国内4キャリアで4G・5Gともに問題なく使用でき、最新規格の11be(WIFI 7)にも対応しています。
機能
スピーカー
Xiaomi 15 Ultraは1基のスピーカーと受話部から音声が流れる疑似ステレオです。
疑似ステレオは使用するスピーカーの質の違いで、違和感のある音声になります。
対するXiaomi 14 Ultraは、2基のスピーカーを搭載しており完全ステレオです。
しかし、本体を横持ちにした際に、左側のスピーカーが下側に取りつけてあり、指でスピーカーを塞ぐ可能性が高く、こもった音になる場合があります。
持つ位置を気にする必要のあるXiaomi 14 Ultraのスピーカーは、設計段階で失敗しているのではないでしょうか。
おサイフケータイは使えませんが、完全防水・防塵に対応しています。
バッテリー
バッテリー容量
バッテリー容量が多くなっているXiaomi 15 Ultraは、Xiaomi 14 Ultraよりバッテリー持ちが良くなっています。
しかし、半日長くなるようなことはなく、数時間程度の違いです。
大容量バッテリーに、高速有線・無線充電に対応しています。
総括
ともに、カメラ性能を重視した機種になっていますが、カメラ以外の機能も高くなっており、いろいろな用途で使用できます。
定価で約18万円の本体は、かんたんに買い換えることができない値段のため、購入は慎重に考えましょう。
Xiaomi 14 UltraからXiaomi 15 Ultraへ買い替えても大した差はなく、今で満足しているなら買い換える必要はありません。
筆者のお勧め
甲乙つけがたい性能ですが、カメラの望遠性能を重視して、望遠の焦点距離が長いXiaomi 14 Ultraをおすすめします。
