スマートフォン選びで「価格は抑えたいけれど、性能や使い勝手には妥協したくない」と考える人に人気なのが、OPPOのReno Aシリーズです。
なかでもOPPO Reno 11 AとOPPO Reno 13 Aは、どちらもミドルレンジながらデザイン・カメラ・バッテリー持ちに注力したコスパモデルとして注目を集めています。
ここでは、両機種のスペック・カメラ性能・バッテリー持ち・使いやすさを徹底比較し、あなたにとって最適なモデルがどちらかを分かりやすく解説します。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
OPPO Reno 11 Aが優れている点
OPPO Reno 13 Aが優れている点
実売価格で考えると
似たような性能の機種が同じ定価で販売されているため、定価で購入する際は、最新機種のOPPO Reno 13 Aが良いです。
ただし、実売価格ではOPPO Reno 11 Aと7千円以上の価格差があり、価格差を考慮するとOPPO Reno 11 Aの方がコスパは高くなっています。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO Reno 11 A

本体色
コーラルパープル
ダークグリーン
OPPO Reno 13 A

本体色
チャコールグレー
アイスブルー
ルミナスネイビー
スペック
| OPPO Reno11 A | OPPO Reno13 A | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Dimensity 7050 | Snapdragon 6 Gen 1 |
| AnTuTu Ver.9 | ||
| AnTuTu Ver.10 | 60万点 | 64万点 |
| AnTuTu Ver.11 | ||
| ゲーム用途 | ◯ | ◯ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ◎ |
| サイズ | 162×75×7.6mm | 162×75×7.8mm |
| 重量 | 177g | 192g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 2412×1080 | 2400×1080 |
| リフレッシュレート | 120Hz/90Hz/60Hz | 120Hz/60Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz | 180Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 8GB | 8GB |
| ストレージ | 128GB | 128GB |
| micro SD | あり(最大2TB) | あり(最大1TB) |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 64MP(f/1.7) | 50MP(f/1.8) |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) | 8MP(f/2.2) |
| マクロカメラ | 2MP(f/2.4) | 2MP(f/2.4) |
| 前面カメラ | 32MP(f/2.4) | 32MP(f/2.4) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/8/19 | 1/2/4/5/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/38/ 39/40/41/42 | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/ 18/19/20/26/28/38/39/ 40/41/42 |
| 5G Sub6 | 1/3/28/41/77/78 | 1/3/5/7/8/20/26/28/40/ 41/77/78 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 5.2 | 5.1 |
| SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX5/IP6X | IPX8/IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | あり | あり |
| スピーカー | シングル | ステレオ |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 5000mAh | 5800mAh |
| 充電速度 | 67W充電 | 45W充電 |
| ポート | USB TypeC | USB TypeC |
| 価格 | 48,800円 | 48,800円 |


付属品
OPPO Reno 11 A
保護フィルム・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
OPPO Reno 13 A
保護フィルム・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
本体
本体サイズ・重量
同じような本体サイズですが、OPPO Reno 13 Aの方が0.2mm厚みがあります。
本体重量に15グラムの違いがあり、OPPO Reno 11 Aの方が軽いです。
似たような性能のSoCのため、SoCの性能差を考える必要はありません。
OPPO Reno 11 Aの方が軽く、少し薄いため、使い勝手が良くなっています。
ディスプレイ
タッチサンプリングレート
OPPO Reno 13 Aは180Hzのタッチサンプリングレートに対応しており、速い動きには追随できない可能性があります。
一方の240Hzに対応しているOPPO Reno 11 Aは、OPPO Reno 13 Aより追随性が良く、動きの速いゲームには良いでしょう。
ただし、OPPO Reno 11 Aも、タッチサンプリングレートが高くなく、タッチ抜けの可能性はあります。
ディスプレイサイズ・パネル種・リフレッシュレートに違いがなく、使い勝手の良いディスプレイです。
記憶領域
ともに、メモリー不足になりにくいメモリー容量であり、容量不足が気になるストレージです。
ただし、microSDでストレージ不足を補うことができます。
カメラ
メインカメラ
OPPO Reno 11 Aは64MPに対して、OPPO Reno 13 Aは50MPになっています。
画素数が多いOPPO Reno 11 Aの方がカメラ性能は高いように見えますが、実際はOPPO Reno 13 Aのカメラ性能が高いです。
画質が大きく変わるように違いではなく、OPPO Reno 13 Aの画質が少し良くなる程度の違いと思われます。
メインカメラ以外に違いがなく、実用性のある前面カメラを両機種は搭載しています。
ネットワーク
WIFI
11ax(WIFI 6)に対応しているOPPO Reno 11 Aに対して、11ac(WIFI 5)に対応しているOPPO Reno 13 Aです。
OPPO Reno 11 Aの方が一世代上の規格に対応しており、古い機種の方が新しい規格に対応する不思議な現象になっています。
通信速度でOPPO Reno 13 Aは見劣りますが、速度差を体感することは難しく、日常使いで違いを体感する場面は少ないです。
国内4キャリアの4G・5Gが問題なく使用でき、WIFIも遅いと思うような通信速度ではありません。
機能
防水・防塵性能
完全防水に対応しているOPPO Reno 13 Aは、水没に耐えられます。
一方のOPPO Reno 11 Aは、水没に耐えることができなく、水ぬれ程度に耐えられる防水性能です。
スピーカー
ともに1基のスピーカーを搭載しており、OPPO Reno 11 Aはモノラル音声です。
OPPO Reno 13 Aは、受話部からも音声が流れるため、疑似ステレオに対応しています。
OPPO Renoシリーズは、モノラルスピーカーが当然でしたが、OPPO Reno 13 Aになって疑似ステレオに対応しました。
Felicaを搭載しているため、おサイフケータイが使用できます。
バッテリー
バッテリー容量
両機種は5000mAh以上のバッテリーを搭載し、OPPO Reno 13 Aは800mAh多くなっています。
バッテリーが多くなったことでバッテリー持ちが良くなっていますが、数時間程度の違いです。
充電速度
67W充電に対応しているOPPO Reno 11 Aは、1〜100%の充電時間が約48分です。
一方のOPPO Reno 13 Aは45W充電で、1時間程度になります。
バッテリー容量が多いOPPO Reno 13 Aの充電速度が遅く、バッテリー容量の少ないOPPO Reno 11 Aの方が充電速度が速くなっています。
OPPO Reno 13 Aは充電速度とバッテリー容量のバランスが悪いです。
総括
似たような性能の機種ですが、日常使いの違いがOPPO Reno 11 Aは、本体重量と充電速度です。
一方のOPPO Reno 13 Aは、バッテリー容量とステレオスピーカーになります。
機種を選ぶ際に、どちらを重視するかで考えるとよく、それ以外は大きく変わったところがありません。
筆者のお勧め
どちらもミドルクラスとしては十分な性能の機種です。
OPPO Reno 13 Aのステレオスピーカーは魅力ですが、実売価格が安く本体が軽いOPPO Reno 11 Aをおすすめします。

