2025年に登場したOPPO Reno 14 5Gは、薄型ボディに大容量バッテリー・高性能カメラを搭載したミドルハイモデルです。
普段使いや写真撮影・動画視聴・ゲームまで幅広く快適にこなせる注目のスマホになっています。
ここでは、ディスプレイ・性能・カメラ・バッテリーなど、OPPO Reno 14 5Gのスペックと特徴をわかりやすく詳しく解説していきます。
購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
OPPO Reno 14 5Gの良い点
OPPO Reno 14 5Gの悪い点
妥当な価格
定価が79,800円のため、価格相応の機種です。
SoCの性能が高ければ、コスパの良い機種になれていました。
ここからは、スペック表の項目別に解説していきます。
外観

本体色
ルミナスグリーン
オパールホワイト
スペック
| OPPO Reno14 5G | |
|---|---|
| 本体 | |
| SoC | Dimensity 8350 |
| AnTuTu Ver.10 | 135万点 |
| ゲーム用途 | ○ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ |
| サイズ | 158×75×7.4mm |
| 重量 | 187g |
| ディスプレイ | |
| ディスプレイサイズ | 6.6インチ |
| パネル種 | 有機EL |
| 解像度 | 2760×1256 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz |
| 記憶領域 | |
| メモリ | 12GB |
| ストレージ | 256GB |
| micro SD | なし |
| カメラ | |
| 背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) |
| 望遠カメラ | 50MP(f/2.8)/光学3.5倍 |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) |
| 前面カメラ | 50MP(f/2.0) |
| ネットワーク | |
| 3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/32/ 38/39/4041/66 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/26/ 28/38/40/41/66/77/78 |
| docomo | ◎ |
| au | ◎ |
| Softbank | ◎ |
| 楽天 | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | 5.4 |
| SIM | nanoSIM/eSIM |
| 機能 | |
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX8/IP6X |
| イヤホンジャック | なし |
| Felica | なし |
| スピーカー | ステレオ |
| バッテリー | |
| バッテリー容量 | 6000mAh |
| 充電速度 | 80W充電 |
| ポート | USB TypeC |
| 価格 | 79,800円 |

付属品
保護フィルム・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
本体
SoC
AnTuTuベンチマーク Ver.10で約135万点のスコアがあり、SNSや動画のような日常使いで困ることはありません。
3Dゲームでは高画質の30FPS以上で動作すると思われ、3DゲームのようなSoCの性能が必要になる用途でSoCの性能がわかります。
ゲームによっては最高画質で動作すますが、フレームレートが落ちる可能性もあり、最高画質より1~2ランク下がると思っておけば良いでしょう。
本体サイズ・重量
ディスプレイサイズに対して、本体が小さく、本体重量も軽いです。
特に本体重量が190グラムを切っており、携帯性に優れている重量になっています。
画質とフレームレートを妥協するSoCを搭載して、近年の機種では珍しい軽めの本体です。
ディスプレイ
ディスプレイサイズ・パネル
6.6インチディスプレイに、発色が美しい有機ELパネルを採用しています。
一般的な機種より解像度は高くなっていますが、解像度の違いはわかりにくいです。
1200nitsの最大輝度に対応しており、直射日光下で多少暗く思えるかもしれません。
真夏の直射日光下では暗く見える可能性が高いです。
リフレッシュレート
多くの人が滑らかなスクロールと思える、リフレッシュレート120Hzに対応しています。
この機種でスクロールがカクついて見える場合は、144Hz以上の機種を選ぶしかないでしょう。
タッチサンプリングレート
追随性の良い、タッチサンプリングレート240Hzですが、速い動作でタッチ抜けの可能性があります。
そのため、速い動作が必要になる場面では、追随性が悪いように思えるかもしれません。
このクラスでは、可もなく不可もくと言ったディスプレイです。
記憶領域
メモリー
現状はオーバースペック気味のメモリー12GBですが、将来は12GBが主流になるため、将来性を考えると十分なメモリー容量と言えるでしょう。
ストレージ
256GBのストレージを搭載しており、一般的に256GBのストレージで困ることはありません。
microSDが使用できないため、256GBで不安な人は512GB以上を搭載した機種を選ぶと良いでしょう。
将来を見越したメモリーに、十分なストレージを搭載しています。
カメラ
メインカメラ
イメージセンサーに1/1.953インチのLYT-600を採用しており、暗所でも明るく撮影でき、画質も良いです。
一般的なスマホよりイメージセンサーが大きいため、高画質の写真が期待できます。
望遠カメラ
OPPO Reno 14 5G最大の売りが、光学3.5倍の望遠カメラです。
メインカメラの焦点距離を25mmとして、望遠カメラは87.5mmになります。
これだけの焦点距離があると、望遠カメラとしても実用性が高く、2.8のF値も及第点です。
さらに、メインカメラと同じ50MPに対応しており、画像の粗さもありません。
前面カメラ
メインカメラに匹敵する前面カメラを搭載しており、自撮りでも画質が悪くなることはありません。
望遠カメラより明るく、ボケ味のある撮影ができます。
カメラ全体の性能が高く、特に光学3.5倍の望遠カメラは特筆するものがあります。
ネットワーク
対応バンド
国内4キャリアに対応しており、4G・5Gが使用できます。
WIFI
最新規格の11be(WIFi 7)には対応していませんが、一世代前の11ax(WIFi 6)には対応しています。
理論値では11beに劣る速度ですが、実際に使用すると11axでも遅いと思うような速度ではありません。
日本国内の使用で困ることがなく、十分な速度が出るWIFIに対応しています。
機能
生体認証
このクラスでは当然になっている、顔認証と画面内指紋認証に対応しています。
画面内指紋認証は顔認証より認証精度が悪く、認証速度も遅いです。
防水・防塵性能
完全防水・防塵に対応しているため、水没に耐えることができます。
粉塵が内部に侵入する可能性が低く、粉塵が原因で壊れることはありません。
Felica
Felicaを搭載していないため、おサイフケータイは使えません。
ただし、クレジットカードのタッチ決済には対応しています。
スピーカー
1基のスピーカーと受話部から音声が流れる、疑似ステレオに対応しています。
ステレオ音声になる疑似ステレオは、スピーカーの質の違いで違和感のある音になるのが難点です。
お財布ケータイ以外は、必要な機能が揃っています。
バッテリー
バッテリー容量
6000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、1日は余裕で持つ容量です。
充電速度
1%〜100%の充電が約48分の、80W充電に対応しています。
大容量バッテリーに高速充電対応で、バッテリー関係のバランスが良いです。
総括
ミドルクラスとしては、50MPの光学3.5倍望遠カメラを搭載した珍しい機種ですが、カメラ性能のためにSoCの性能を落としたような機種に見えます。
定価は価格相応ですが、販売価格で6万5千円を切ってくるとコスパの良い機種になるでしょう。
ミドルクラスとしては理想的な機種になっており、SoCの性能が不満点です。
そのため、SoCに妥協できる人にはおすすめできます。