OPPOのミドルクラススマートフォンは、性能と価格のバランスに優れ、多くのユーザーから支持を集めています。
中でも注目されているのが、最新モデルのOPPO Reno 14 5Gと、旧モデルのOPPO Reno 10 Pro です。
どちらも高品質な有機ELディスプレイや高速充電に対応しており、「何がどう違うの?」「今買うならどっちが正解?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、バッテリー性能・処理性能・カメラ・ディスプレイといった重要ポイントを中心に、OPPO Reno 14 5GとOPPO Reno 10 Proを徹底比較します。
購入前の判断材料としてぜひ参考にしてください。
OPPO Reno 14 5Gが優れている点
OPPO Reno 10 Pro 5Gが優れている点
OPPO Reno 14 5G一択
販売価格でOPPO Reno 14 5Gが約6万5千円で、OPPO Reno 10 Pro 5Gが約6万円になります。
約5千円の販売価格差でも価格以上の性能差があり、OPPO Reno 10 Pro 5Gは価格に見合わない機種です。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO Reno 14 5G

本体色
ルミナスグリーン
オパールホワイト
OPPO Reno 10 Pro 5G

本体色
シルバーグレー
グロッシーパープル
付属品
OPPO Reno 14 5G
保護フィルム・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
OPPO Reno 10 Pro 5G
ACアダプター・保護フィルム・USB Type-Cデータケーブル・保護ケース・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
スペック
| OPPO Reno14 5G | OPPO Reno10 Pro 5G | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Dimensity 8350 | Snapdragon 778G |
| AnTuTu Ver.9 | 不明 | 51万点 |
| AnTuTu Ver.10 | 135万点 | 56万点 |
| ゲーム用途 | ○ | △ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ◎ |
| サイズ | 158×75×7.4mm | 163×75×7.9mm |
| 重量 | 187g | 185g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.6インチ | 6.7インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 2760×1256 | 2412×1080 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz/90Hz/60Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 12GB | 8GB |
| ストレージ | 256GB | 256GB |
| micro SD | なし | なし |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 50MP(f/1.8) |
| 望遠カメラ | 50MP(f/2.8)/光学3.5倍 | 32MP(f/2.0)/光学2倍 |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) | 8MP(f/2.2) |
| 前面カメラ | 50MP(f/2.0) | 32MP(f/2.4) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/32/ 38/39/4041/66 | 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ 19/26/28/38/41/42 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/26/ 28/38/40/41/66/77/78 | 3/28/77/78 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | 5.4 | 5.2 |
| SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX4/IP5X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | なし | あり |
| スピーカー | ステレオ | シングル |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 6000mAh | 4600mAh |
| 充電速度 | 80W充電 | 80W充電 |
| ポート | USB TypeC | USB TypeC |
| 価格 | 79,800円 | 86,800円 |



本体
SoC
AnTuTuベンチマーク Ver.10で、OPPO Reno 14 5Gが約135万点あり、OPPO Reno 10 Proは51万点です。
ベンチマークで2倍以上のスコア差ですが、動画やSNSのような日常使いはOPPO Reno 10 Pro 5Gでも困ることはありません。
3DゲームのようなSoCの性能が必要になる用途で、画質とフレームレートに違いが現れます。
OPPO Reno 14 5Gの方が、高画質・高フレームレートで動作しますが、最高画質の60FPS固定は厳しく、画質を1〜2ランク落として30〜45FPSぐらいが限界だと思われます。
OPPO Reno 14 5Gは、最低画質か1ランク上の画質で30FPSぐらいが安定動作の見込める限界でしょう。
本体サイズ・重量
ともに軽めの本体ですが、本体サイズが大きいOPPO Reno 10 Pro 5Gの方が軽いです。
SoCの性能差が大きく、日常使いがメインの場合はOPPO Reno 10 Pro 5Gでも問題ありませんが、少しでもゲームを遊ぶ可能性がある際はOPPO Reno 14 5Gを選ぶと良いでしょう。
本体重量の違いを考える必要はありません。
ディスプレイ
ディスプレイサイズ・パネル
6.6インチのディスプレイを搭載しているOPPO Reno 13 Aに対して、OPPO Reno 14 5Gは6.7インチです。
OPPO Reno 14 5Gの方が0.1インチ大きく、見た目で違いがわかります。
最大輝度が1200nitsのOPPO Reno 13 Aは直射日光下でも暗くはありませんが、真夏の直射日光下では暗く思えるかもしれません。
最大輝度800nitsのOPPO Reno 14 5Gは、直射日光下でも暗く思える可能性が高く、真夏の直射日光下では暗く見えます。
OPPO Reno 14 5Gの解像度は高いですが、このサイズのディスプレイで解像度の違いはわかりません。
ディスプレイが大きいOPPO Reno 10 Pro 5Gは、直射日光下で暗く見えます。
記憶領域
メモリー
メモリー12GBのOPPO Reno 14 5Gはオーバースペックのように思えますが、メモリーが多くて困ることはなく、将来を見越した際にメモリー不足になる可能性が低いです。
一方のOPPO Reno 10 Pro 5Gは、現状で十分な8GBですが、将来はメモリー不足になる可能性が高く、数年で買い換える場合はOPPO Reno 10 Pro 5Gでも問題あありません。
本体の使用期間でメモリー容量が変わり、長期で使用する際はOPPO Reno 14 5Gが良いです。
カメラ
メインカメラ
イメージセンサーに1/1.953インチのLYT-600を採用しているOPPO Reno 14 5Gに対して、OPPO Reno 10 Pro 5Gは1/2.78インチのIMX709です。
イメージセンサーが大きくなると画質が良くなり、暗所でも明るく撮影できます。
画素数とF値が同じ両機種ですが、イメージセンサーの違いでOPPO Reno 14 5Gの方が、画質の良い写真になると思われます。
望遠カメラ
光学2倍の望遠カメラを搭載しているOPPO Reno 10 Pro 5Gの焦点距離は50mm程度と思われるため、一眼レフの標準レンズと同程度の焦点距離です。
OPPO Reno 14 5Gの3.5倍は87mmぐらいの焦点距離と思われるため、一眼レフの標準ズームレンズより少し長い焦点距離になります。
そのため、OPPO Reno 14 5Gの望遠カメラは実用性が高く、OPPO Reno 10 Pro 5Gは実用性が高くありません。
ただし、F値を見るとOPPO Reno 10 Pro 5Gの方が低く、背景のボケ味はOPPO Reno 10 Pro 5Gが強いです。
前面カメラ
OPPO Reno 10 Pro 5Gの前面カメラの画素数が32MPあり、自撮りにに向いているカメラになります。
一方のOPPO Reno 14 5Gは50MPを採用しており、OPPO Reno 10 Pro 5Gより画素数は高いですが、ここまでの画素数が必要なのかは疑問です。
カメラ性能が高いOPPO Reno 14 5Gは、カメラでOPPO Reno 10 Pro 5Gより劣る点がありません。
ネットワーク
国内4キャリアで問題なく使用でき、11ac(WIFI 6)にも対応しています。
機能
防水・防塵性能
完全防水に対応しているOPPO Reno 14 5Gは、水没で内部に水が侵入することがありません。
対するOPPO Reno 10 Pro 5Gは、水没に耐えることができず、水ぬれ程度に耐えられる防水性能です。
完全防塵のOPPO Reno 14 5Gは粉塵が内部に侵入する可能性が低く、粉塵が原因で壊れることはありません。
OPPO Reno 10 Pro 5Gは、内部に粉塵は侵入しますが、粉塵が原因で壊れる可能性が低いです。
Felica
Felicaを搭載しているOPPO Reno 10 Pro 5Gはおサイフケータイを使えますが、OPPO Reno 14 5Gは使えません。
両機種はクレジットカードのタッチ決済に対応しています。
スピーカー
ともに1基のスピーカーを搭載しており、OPPO Reno 14 5Gは受話部からも音声が流れる疑似ステレオです。
疑似ステレオはスピーカーの質の違いで、違和感のある音になります。
OPPO Reno 10 Pro 5Gは、1基のスピーカーのみから音声が流れるモノラル音声です。
おサイフケータイとスピーカーの違いが大きく、好みの方を選びましょう。
バッテリー
バッテリー容量
6000mAhの大容量バッテリーを搭載しているOPPO Reno 14 5Gに対して、OPPO Reno 10 Pro 5Gは現在では少ない4600mAhであり、使い方次第で半日はバッテリー持ちが変わる容量差になっています。
OPPO Reno 10 Pro 5Gが発売された当時は標準のバッテリー容量でしたが、大容量化が進んだ現在では容量の少ないバッテリーです。
80Wの高速充電に対応しており、バッテリー関係はOPPO Reno 14 5Gが良いです。
総括
OPPO Reno 10 Pro 5Gの優れている点がおサイフケータイのみであり、それ以外の機能は同等以下の性能です。
そのため、OPPO Reno 14 5GはOPPO Reno 10 Pro 5Gから劇的に進化した機種と言えるでしょう。
価格面でもOPPO Reno 10 Pro 5Gは価格と性能が釣り合っていない機種だったため、コスパもOPPO Reno 14 5Gの方が良いです。
筆者のお勧め
考える必要がなく、OPPO Reno 14 5Gをおすすめします。


