近年、ミドルレンジスマートフォンの進化は目覚ましく、「普段使いならこれで十分」と言えるモデルが増えてきました。その中でも注目を集めているのが、コストパフォーマンスに優れたRedmiシリーズの最新モデル「Redmi Note 15 5G」です。
SNSや動画視聴、Webブラウジングといった普段使いはもちろん、軽めのゲームや写真撮影まで幅広くこなせる性能を備えているのか、価格帯を考えると“ちょうどいい1台”なのか、それとも上位モデルを選ぶべきなのか、気になるポイントは多いはずです。
本記事では、Redmi Note 15 5Gのスペックを一つひとつ丁寧に解説しながら、SoC・バッテリー・ディスプレイといった点を分かりやすく整理していきます。
購入を検討している方が判断しやすいよう、メリット・注意点も含めて詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Redmi Note 15 5Gの良い点
Redmi Note 15 5Gの悪い点
価格相応の機種
価格が抑えられていることで知られるRedmiシリーズですが、8GB/256GBモデルの定価が約4万5千円という設定は、昨今の物価高を考えると妥当と言えます。
4万円前後で購入するには十分なスペックで、コスパの高さも魅力です。
そのため、この価格帯を狙うことをおすすめします。
ここからは、スペック表の項目別に解説していきます。
外観

本体色
ブラック
グレイシャーブルー
ミストパープル
曲面ディスプレイになっています。
付属品
USB Type-Cケーブル・ソフトケース・SIM取り出し用ピン・画面保護シート 貼付済・クイックスタートガイド
※充電器は付属しません
スペック
| Redmi Note 15 5G | |
|---|---|
| 本体 | |
| SoC | Snapdragon 6 Gen 3 |
| AnTuTu Ver.10 | 59万点 |
| AnTuTu Ver.11 | 不明 |
| ゲーム用途 | △ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ |
| サイズ | ブラック・グレイシアブルー:164×75.42×7.35mm ミストパープル:164×75.42×7.4mm |
| 重量 | 178g |
| ディスプレイ | |
| ディスプレイサイズ | 6.77インチ |
| パネル種 | 有機EL |
| 解像度 | 2392×1080 |
| リフレッシュレート | 120Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz |
| 記憶領域 | |
| メモリ | 8GB |
| ストレージ | 256GB/512GB |
| micro SD | あり |
| カメラ | |
| 背面メインカメラ | 108MP(f/1.7) |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) |
| 前面カメラ | 20MP(f/2.2) |
| ネットワーク | |
| 3Gバンド | 1/2/4/5/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/32/ 38/40/41/42/48/66 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/26/ 28/38/41/48/66/77/78 |
| docomo | ◎ |
| au | ◎ |
| Softbank | ◎ |
| 楽天 | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 5.1 |
| SIM | nanoSIM/nanoSIM |
| 機能 | |
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX6/IP6X |
| イヤホンジャック | なし |
| Felica | なし |
| スピーカー | デュアル |
| バッテリー | |
| バッテリー容量 | 5520mAh |
| 充電速度 | 45W充電 |
| ポート | USB TypeC |
| 価格 | 44,980円/49,800円 |

本体
SoC
AnTuTuベンチマーク(Ver.10)では約59万点を記録しており、動画視聴やSNSなどの日常使いで困る場面はほとんどありません。パズルゲームなどの軽めのゲームであれば、快適に動作します。
一方で、高いSoC性能を求められる3Dゲームでは、最低画質設定でも30FPSでの安定動作は難しい場面があります。そのため、本格的に3Dゲームを楽しみたい方には不向きです。
ただし、「画質やフレームレートにこだわらず、とりあえず遊べれば良い」というライトユーザーであれば、大きな問題はないでしょう。
本体サイズ・重量
6.77インチの大画面ディスプレイを採用しているため、一般的なスマートフォンと比べると本体サイズはやや大きめです。
しかし、本体の厚みは比較的スリムに抑えられており、見た目ほどの圧迫感はありません。さらに、本体重量は178gと軽量で、大画面モデルとしては驚くほど軽い仕上がりとなっています。
サイズは大きいものの、実際に手に持つと軽さを実感できるバランスの取れた設計です。
日常使いをメインとしたSoCを採用しており、Web閲覧やSNS、動画視聴といった普段使いで快適に利用できます。
また、本体は大画面ながら薄型設計となっており、重量も非常に軽量です。サイズのわりに持ちやすく、取り回しの良さも魅力といえるでしょう。
ディスプレイ
ディスプレイサイズ・パネル
6.77インチの大画面ディスプレイは表示領域が広く、文字や画像が見やすいのが特徴です。タッチ操作の余裕もあるため、誤操作を減らしやすい点もメリットといえるでしょう。
さらに、有機ELパネルを採用していることで、コントラストの高い鮮やかで美しい表示を実現しています。最大輝度は3200nitsに対応しており、真夏の直射日光下でも画面が見やすいのは大きな強みです。
一方で、曲面ディスプレイを採用している点には注意が必要です。フラットディスプレイとは操作感が異なるため、慣れるまで違和感を覚える場合があります。
そのため、慣れない場合は扱いにくさを感じることもあるでしょう。
曲面ディスプレイを好むかどうかで評価が分かれる、やや“人を選ぶ”一台といえます。
リフレッシュレート
リフレッシュレートは120Hzに対応しており、多くの人が「滑らか」と感じられるスムーズなスクロール表示が可能です。
Webサイトの閲覧やSNSのタイムライン操作でもカクつきを感じにくく、快適に操作できます。
タッチサンプリングレート
タッチサンプリングレートは240Hzに対応しており、日常使いで操作に不満を感じることはほとんどありません。SNSやブラウジングなどの用途であれば、十分に快適な反応速度です。
一方で、アクションゲームのように素早い指の動きが求められる場面では、タッチ抜けが発生する可能性があります。ただし、Redmi Note 15 5G自体が高負荷なアクションゲームにはあまり向いていないため、タッチサンプリングレートを重視する必要性は高くありません。
6.77インチの有機ELディスプレイは、最大3200nitsの高輝度に対応し、屋外でも見やすい高品質な表示が魅力です。
120Hzのリフレッシュレートと240Hzのタッチサンプリングレートにより、日常使いでは快適に操作できます。
ただし、曲面ディスプレイは好みが分かれるため、人を選ぶ点には注意が必要です。
記憶領域
メモリー
一般的に8GBのメモリーがあれば、日常使いで困る場面はほとんどありません。Redmi Note 15 5Gも8GBのメモリーを搭載しており、複数のアプリを同時に起動しても動作が重くなりにくく、快適に利用できます。
ストレージ
ストレージは256GB/512GBから選択可能で、多くのゲームや動画を保存する場合でも、256GBあれば十分な容量といえます。容量に不安がある方は、512GBモデルを選ぶとより安心です。
さらに、microSDカードにも対応しているため、万が一ストレージが不足した場合でも拡張が可能です。256GB以上の大容量ストレージを備えながら、microSDが利用できる機種は比較的珍しく、拡張性の高さも魅力のひとつです。
※microSDを使用すると2枚のSIMを同時で使用できません
メモリーは8GBを搭載しており、日常使いで不足を感じにくい余裕のある仕様です。さらに、ストレージは256GB/512GBから選択可能となっており、256GBモデルでも容量不足に悩まされる可能性は低いでしょう。
カメラ
メインカメラ
1/1.67インチの大型イメージセンサーを搭載しており、コンパクトデジタルカメラには及ばないものの、夕暮れ時や室内などのやや暗いシーンでもノイズ(ザラつき)を抑えたクリアな写真を撮影できます。
センサーサイズに余裕があるため、画像中央を切り出す2倍〜3倍のデジタルズームでも画質の劣化が少ないのが特徴です。小型センサーでは難しい高精細なクロップズームが可能です。
さらに、108MPの高解像度を活かすことで、3倍ズーム時でもまるで光学ズームレンズで撮影したかのようなディテールを維持できます。
とりあえず広く撮影しておき、後から必要な部分だけをトリミングしても、SNS投稿やプリントに十分耐えられる画質を確保できます。
前面カメラ
単なる「おまけ」ではなく、SNS時代を反映して、前モデルから大幅なアップグレードが施されています。
特に、20MPへの高画素化は自撮りをした際、肌の質感や髪の毛、服の繊維まで潰れずに記録でき、ディテールが向上しています。
108MPの超高精細メインカメラに、実用的な「3倍ロスレスズーム」、自撮りも風景も隙なしの、ミッドレンジの価格で、ハイエンド級の解像感と安定感が手に入るカメラです。
ネットワーク
対応バンド
国内の主要4キャリアの4G・5G回線に幅広く対応しており、通信面で困る場面はほとんどありません。ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線・楽天モバイル回線いずれでも利用可能で、格安SIMでも問題なく使用できます。
WIFI
Wi-Fiは最新規格のIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)ではなく、二世代前のIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)に対応しています。
理論上の通信速度は最新規格より劣りますが、実用面で困るほど遅いわけではありません。動画視聴やSNS、Web閲覧といった日常用途であれば十分な速度を確保できるため、一般的な使い方で不満を感じる場面は少ないでしょう。
日本国内で問題なく使用できる無線LAN規格(IEEE 802.11ac/Wi-Fi 5)に対応しており、実用性は十分です。日常的なインターネット利用や動画視聴、オンラインサービスの利用でも快適に通信できます。
機能
生体認証
顔認証と画面内指紋認証の両方に対応しています。顔認証は認証速度・精度ともに優れており、ロック解除は非常にスムーズです。
一方、画面内指紋認証は顔認証と比べると、認証速度や精度がわずかに劣るものの、日常使いでは十分実用的なレベルにあります。
防水・防塵性能
完全防塵のIP6Xに対応しているため、粉塵が内部に侵入しにくく、ホコリなどが原因で故障するリスクは非常に低い仕様です。
一方、防水性能はIPX6となっており、水没に耐えられるレベルではありません。あくまで噴流水や水しぶきに耐えられる程度の性能のため、浴室やキッチンなど水回りでの使用には注意が必要です。
Felica
Felica非搭載のため、おサイフケータイには対応していません。
ただし、NFCには対応しているため、VisaやMastercardなどのクレジットカードのタッチ決済や、一部の電子マネー決済サービスは利用できます。
スピーカー
2基のスピーカーを搭載しており、左右から音が出る完全ステレオ再生に対応しています。動画や音楽再生でも臨場感のあるサウンドを楽しめます。
このクラスのスマートフォンでは標準的な機能ですが、デュアルスピーカー搭載は特筆すべきポイントです。
一方で、Redmi Note 15 5GはFelica非搭載のためおサイフケータイは使えません。購入を検討する際には、電子マネー決済の利用の可否が重要な判断材料になるでしょう。
バッテリー
バッテリー容量
5520mAhの大容量バッテリーを搭載しており、近年のスマートフォンとしては標準的な容量です。一度フル充電すれば基本的に1日は十分持ち、使用状況によっては1日半ほど持たせることも可能です。
充電速度
充電は45Wに対応していますが、最新機種の急速充電と比べると速いとは言えません。公式では1〜50%の充電に約25分かかり、フル充電(1〜100%)には1時間以上かかります。そのため、短時間でのフル充電を重視する場合はやや物足りなさを感じるかもしれません。
バッテリー容量は大きいものの、対応充電速度が45Wとやや控えめなため、バッテリー容量と充電速度のバランスはあまり良くありません。短時間でのフル充電を求める場合には少し物足りなさを感じるでしょう。
総括
Redmi Note 15 5Gの不満点としては、SoCの性能と45W充電のやや控えめな速度が挙げられます。しかし、日常使いをメインに考える場合、SoCの性能不足はほとんど問題にならず、ゲーム使用時でもバッテリーの減りが特に速くなることはありません。そのため、これらの不満点は大きな影響を与えません。
一方で、曲面ディスプレイは好みが分かれるポイントです。曲面ディスプレイに抵抗がなければ、軽量で扱いやすく、非常に満足度の高い機種と言えるでしょう。
SoCの性能を大きく必要としない用途であれば問題なく使えますが、曲面ディスプレイが最大のネックとなるため、万人向けの機種ではありません。そのため、曲面ディスプレイに抵抗がない人に限り、おすすめできるモデルです。