Redmi Note 15 5GとPOCO M8 5Gは、どちらも手頃な価格帯で5Gに対応し、大画面・大容量バッテリーを備えた“コスパ重視モデル”ですが、実は中身の方向性はまったく違います。
Redmi Note 15 5Gは、性能・カメラ・ディスプレイのバランスを重視した万能タイプで、POCO M8 5Gは、「とにかく安く、それなりに使えればいい」という人向けの割り切りモデルといえるでしょう。
本記事ではスペックを表で整理しながら、結論ベースで“どっちを買うべきか”をハッキリ解説していきます。
迷っている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
Redmi Note 15 5Gが優れている点
POCO M8 5Gが優れている点
カメラ性能の違い
同程度の性能を備えた両機種ですが、同じ容量モデル同士で約8,000円の価格差があります。
その主な違いはカメラ性能です。
そのため、この8,000円の価格差は「カメラにどれだけ価値を感じるか」で判断するのがポイントになり、カメラ性能を重視するなら妥当な差額と言えます。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Redmi Note 15 5G

本体色
ブラック
グレイシャーブルー
ミストパープル
曲面ディスプレイになっています。
POCO M8 5G

本体色
ブラック
シルバー
グリーン
曲面ディスプレイになっています。
付属品
Redmi Note 15 5G
USB Type-Cケーブル・ソフトケース・SIM取り出し用ピン・画面保護シート 貼付済・クイックスタートガイド
※充電器は付属しません
POCO M8 5G
USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・クイックスタートガイド・画面保護シート 貼付済・保証に関するお知らせ
※充電器は付属しません
スペック
| Redmi Note 15 5G | POCO M8 5G | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | Snapdragon 6 Gen 3 | Snapdragon 6 Gen 3 |
| AnTuTu Ver.10 | 59万点 | 48万点 |
| AnTuTu Ver.11 | 不明 | 86万点 |
| ゲーム用途 | △ | ☓ |
| ゲーム以外の用途 | ◎ | ○ |
| サイズ | ブラック・グレイシアブルー: 164×75.42×7.35mm ミストパープル:164×75.42×7.4mm | 164×75.42×7.35 |
| 重量 | 178g | 179g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.77インチ | 6.77インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 2392×1080 | 2392×1080 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| タッチサンプリングレート | 240Hz | 240Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 8GB | 8GB |
| ストレージ | 256GB/512GB | 256GB |
| micro SD | あり | あり |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 108MP(f/1.7) | 50MP(f/1.8) |
| 超広角カメラ | 8MP(f/2.2) | なし |
| 深度カメラ | なし | 2MP |
| 前面カメラ | 20MP(f/2.2) | 20MP(f/2.2) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 1/2/4/5/8/19 | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/20/26/28/ 32/38/40/41/42/48/ 66 | 1/2/3/4/5/7/8/18/19/ 20/26/28/38/40/41/ 42/48/66/71 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/26/ 28/38/41/48/66/77/ 78 | 1/2/3/5/7/8/20/28/38/ 40/41/66/71/77/78 |
| docomo | ◎ | ◎ |
| au | ◎ | ◎ |
| Softbank | ◎ | ◎ |
| 楽天 | ◎ | ◎ |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
| Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
| SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
| 防水/防塵 | IPX6/IP6X | IPX6/IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | なし | なし |
| スピーカー | デュアル | デュアル |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 5520mAh | 5520mAh |
| 充電速度 | 45W充電 | 45W充電 |
| ポート | USB TypeC | USB TypeC |
| 価格 | 44,980円/49,800円 | 36,980円 |



本体
SoC
両機種ともにSnapdragon 6 Gen 3を搭載しています。
AnTuTuベンチマークでは約11万点の差が確認できますが、これは主にOSチューニングや最適化の違いによるものと考えられます。
実際の使用感においては体感差が出にくいレベルであるため、本記事では「基本性能は同等」として解説しています。
日常使いをメインとしたSoCを搭載しており、SNSや動画視聴、Web閲覧などは快適にこなせます。
原神のような重めのゲームも、画質やフレームレートなどの動作設定を調整すればプレイは可能です。ただし、常に高画質・高フレームレートで遊びたい方にはやや力不足といえるでしょう。
また、両機種ともに軽量かつ薄型設計のため、持ちやすさや取り回しの良さを重視する方には特におすすめです。
ディスプレイ
ディスプレイ性能に大きな違いは見られず、仕様を見る限りでは同じパネルを採用している可能性が高いと考えられます。
なお、曲面ディスプレイは好みが分かれる仕様です。没入感やデザイン性の高さを評価する声がある一方で、誤タッチやフィルム選びの難しさを気にする人もいます。
そのため、万人向けというよりは「慣れが必要なディスプレイ」といえるでしょう。購入前に実機を触って確認するのがおすすめです。
6.77インチの大型ディスプレイを搭載し、発色の鮮やかな有機ELパネルを採用しています。
最大輝度は3,200nitと非常に高く、真夏の直射日光下でも画面が見やすいのが特長です。屋外での使用が多い方でも安心して使える明るさといえるでしょう。
また、日常使いには十分なリフレッシュレートとタッチサンプリングレートに対応しており、スクロールや操作も滑らかです。
総合的に見ると、価格帯を考えれば“十分に合格点”といえるディスプレイ性能です。
記憶領域
ストレージ
Redmi Note 15 5Gは256GB/512GBのストレージを選択できるのに対し、POCO M8 5Gは256GBモデルのみの展開です。
もっとも、動画やゲームを多く保存したとしても、256GBあれば容量不足に悩むケースはそれほど多くなく、万が一足りなくなった場合でも、microSDカードを使えば容量を拡張できます。
ただし、microSDカードを利用するとSIMスロットが排他仕様となるため、2枚のSIMを同時に使用する「デュアルSIM運用」はできません。
デュアルSIMを維持しつつ大容量を確保したい場合は、Redmi Note 15 5Gの512GBモデルを選ぶのが安心です。
両機種ともに8GBメモリーを搭載しており、日常使いでメモリー不足に悩まされる場面は少ないく、複数アプリを同時に起動しても、比較的安定した動作が期待できます。
そのため、性能面での大きな差はありません。
容量面で512GBが必要な場合に限り、Redmi Note 15 5Gを選ぶメリットがあります。
カメラ
Redmi Note 15 5Gは1/1.67インチのイメージセンサーを搭載しているのに対し、POCO M8 5Gは1/1.288インチのセンサーを採用しています。
一般的に、イメージセンサーはサイズが大きいほど多くの光を取り込むことができ、暗所撮影ではRedmi Note 15 5Gのほうが有利です。
夜景や室内撮影では、より明るくノイズの少ない写真が期待でき、カメラ性能を重視するなら、センサーサイズの違いは重要なポイントになります。
メインカメラ
Redmi Note 15 5Gは108MPの高画素カメラを搭載しています。
画素数が高いため、撮影後に一部をトリミング(切り取り)しても解像感を保ちやすいのがメリットです。
さらに「3倍インセンサーズーム」に対応しており、望遠レンズがなくても劣化を抑えたズーム撮影が可能で、デジタルズームよりも高精細な写真を残せます。
一方、POCO M8 5Gは50MP搭載しており、通常撮影では十分な画質ですが、Redmi Note 15 5Gのように大胆にトリミングすると、やや粗さが目立つ場合があります。
そのため、メインカメラの総合力ではRedmi Note 15 5Gが一歩リードしていると言えるでしょう。
前面カメラ
Redmi Note 15 5Gはメインカメラに加えて超広角レンズを搭載しています。
そのため、広い風景や狭い室内での集合写真など、画角を活かした撮影が可能になり、旅行やグループ撮影では特に便利でしょう。
一方、POCO M8 5Gは実質メインカメラのみの構成(シングルカメラ)となっており、画角の自由度は高くありません。
ただし、Redmi Note 15 5Gの超広角カメラは8MPのため、解像感や描写力はメインカメラよりも劣り、あくまで「画角を広げるための補助的なカメラ」と考えるのが妥当です。
Redmi Note 15 5Gは、全体としてカメラ性能が高く、写真のクオリティを重視する人に向いているモデルです。
ただし、超広角カメラは画素数が控えめなため、実際の使用ではメインカメラ中心になる可能性が高く、画質を最優先するなら、メインカメラを活用するのが基本になります。
一方、POCO M8 5Gは、画質を徹底的に追求するというよりも、「きちんと写れば十分」という人に向いているモデルで、日常の記録用途であれば、大きな不満は出にくいでしょう。
ネットワーク
国内4キャリアの4G/5G回線に対応しており、主要キャリアで問題なく利用できます。SIMフリー端末として、幅広い回線環境で使える点は安心材料です。
また、Wi-FiはIEEE 802.11ac(Wi-Fi 5)に対応しており、最新のIEEE 802.11be(Wi-Fi 7)と比べると理論上の最大通信速度は劣りますが、実用面で大きな不満を感じる場面は少ないでしょう。
動画視聴やSNS、アプリのダウンロードなどの日常利用であれば、十分な通信性能を備えています。
機能
FeliCaは非搭載のため、おサイフケータイ(モバイルSuicaなど)には対応していません。キャッシュレス決済をFeliCa中心で使っている方は注意が必要です。
一方で、生体認証は顔認証と画面内指紋認証の両方に対応しており、用途に応じて使い分けが可能です。
さらに、デュアルスピーカーを搭載しているため、動画視聴やゲームでも臨場感のあるサウンドを楽しめます。
防塵・防水性能については、完全防塵に対応し、水濡れ程度であれば耐えられる設計です。日常生活での多少の水しぶきや雨程度なら安心して使えるでしょう。
バッテリー
5,520mAhの大容量バッテリーを搭載しており、通常の使い方であれば1日は十分に持つ容量です。
使用頻度が控えめであれば、1日半ほど使えるケースもあるでしょう。
45W急速充電に対応していますが、1%〜100%までのフル充電には1時間以上かかります。
爆速というほどではありませんが、日常使いでは十分実用的な充電速度です。
総括
Redmi Note 15 5GとPOCO M8 5Gは、外観デザインも性能面も非常によく似た2機種です。
大きな違いは主に「512GBストレージを選べること」「カメラ性能がより高いこと」で、このどちらかが必要であれば、選ぶべきはRedmi Note 15 5Gです。
一方で、「256GBで十分」「カメラは記録用途中心」という場合は、POCO M8 5Gで不満は出にくいでしょう。
筆者のお勧め
同容量モデル同士の価格差を考慮すると、総合的な満足度はカメラ性能の高いRedmi Note 15 5Gが上回ります。
特に、メインカメラの高画素化やセンサーサイズの違いは、写真の仕上がりに直結する重要なポイントです。
そのため、価格差約8,000円を許容できるのであれば、Redmi Note 15 5Gを選ぶのがおすすめです。

