スペックが良い、Mi11 Lite 5Gを開封してから使用すると、いろいろな事がわかる

目次

スペック

Xiaomi Mi 11 Lite 5G
本体
SoCSnapdragon 780G
サイズ160.53×75.73×6.81mm
重量159g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.55インチ
パネル種有機EL
解像度2400×1080
リフレッシュレート90Hz
タッチサンプリングレート240Hz
記憶領域
メモリ6GB
ストレージ 128GB
カメラ
背面メインカメラ64MP
超広角カメラ8MP
マクロカメラ5MP
前面カメラ20MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/32/38/
40/41/66
5G Sub61/3/5/7/8/20/28/38/40/
41/77/78/66
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.2
SIMnanoSIM/nanoSIM
micro SDあり
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵IPX3/IP5X
イヤホンジャック なし
Felicaあり
スピーカーデュアル
バッテリー
バッテリー容量 4250mAh
充電速度33W充電
ポートUSB TypeC
価格43,800円

開封

外箱は白色に金色の文字で書かれてあり、高級感があります。

同梱物

本体・充電アダプター・ケース・シムピン抜き・3.5ミリ変換USBコネクター

本体には保護フィルムが貼り付けてあります。

充電器は、11V/3Aで33W充電に対応しています。

日本国内で販売してる機種なので、充電器は日本仕様になっています。
海外から購入すると中国仕様になっています。

本体確認

購入したのはミントグリーンです。
写真では青っぽくなっていますが、実際は緑色です。

カメラの出っ張りはPOCO F3より低い感じがします。
最近のスマホはカメラの出っ張りが当たり前になっており、フラットにならないのでしょうか?

左がPOCO F3で、右がMi11 Lite 5Gです。
Mi11 Lite 5Gの方が数ミリ薄くなっていますが、持った感じで薄さは体感できません。

長さも数ミリ短くなっています。
短くなった分は、ディスプレイが小さくなっています。

横幅も数ミリ小さくなっていますが、持った感じは変わりません。

binary comment

本体重量が161グラムと、初めて持った時に凄く軽いと感じました。
このサイズでこの重量は、劇的な軽さです。
軽い機種を作ろうと思えば作れるということです。

binary comment

付属のケース込みで180グラムです。
大半のスマホが本体のみで、これより重いく、この軽さは驚異的です。

起動

UI のバージョンは、12.0.1と初期バージョンがインストールされています。
ストレージの空き容量が約100GBあり、今後のアップデートで多少ストレージが圧迫されても問題ありません。

プリインストールアプリが多すぎですが、削除できるアプリもあるので、不要なアプリは削除します。

ベンチマーク

AnTuTuベンチマーク

総合で54万点あり、CPUよりGPUの方がスコアが高くなっています。
GPUで17万点あれば、ゲーム動作に期待できます。

GeekBench

シングルコアのスコアです。

Snapdragon865より上回っています。
シングルコアなら、この可能性は十分にあり得ます。

マルチコアのスコアです。

シングルコアで上回っていた、Snapdragon865より下回っており、この結果は仕方が無い所です。

Snapdragon855よりは上回っているので、CPUの性能はかなり高いです。

3DMark

GPUの性能はかなり高く、原神の設定「低」ぐらいは余裕に動作する感じです。


Xiaomi Mi 11 Lite 5G開封と動作確認をしています、軽くて薄いスマホはどのようなものでしょう【VOICEROID解説】

ゲーム動作

原神とミリシタを検証しましたが、初期バージョンはカクカクが酷く、原神が特にコマ落ちが酷くてゲームになりません。

バージョンアップを続ける事により改善は進んおり、画質を落とすと遊べるぐらいになっていますが、SoCの性能に見合った性能が出ていません。
詳しくは、検証動画を見てください。いろいろあります。

Xiaomi Mi 11 Lite 5Gの初期バージョンと最新バージョンでゲームの動作比較をする【VOICEROID解説】
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良い点

・本体重量が軽い
この大きさで重量が161グラムの本体は、現在発売されているスマホの中でもトップクラスの軽さを誇っています。
本体重量が200グラム前後のスマホが多い中で、この本体を持つと本当に軽く感じます。

・SoCの性能が高い
Snapdragon 700番台で最高の性能を誇るSoCを搭載しています。
AuTuTuベンチマークでも50万点を超えるスコアが出ており、数年前のフラグシップモデルと同等の性能があります。

・有機ELを採用している
4万円台で液晶パネルを採用している機種が多い中、この機種は有機ELを採用しています。
このクラスで有機ELを採用している、数少ない機種の1つです。

・側面指紋認証を採用している
このクラスで画面内指紋認証を求めるのは酷というもので、側面指紋認証の方が認証精度が高く、認証速度も速いので使い勝手は良いです。

・FeliCaを搭載している
これに対応することにより、おサイフケータイの使用が可能になります。
日本では、NFCによる決済の普及が遅れており、未だにおサイフケータイでの決済が主流となっています。

悪い点

・動作がもたつく
SoCの性能を活かしきれておらず、スペックの割には動作がもたつくときがあります。
XiaomiはSoCの能力を抑えてOSを作る傾向にあり、スペックよりも多少劣る場合がありますが、この機種の場合は多少ということではなく、AnTuTuベンチマークで30万点台の機種よりも劣る部分があります。

・アップデート後に新たな問題が発生する
一か月半に1度ぐらいの間隔でアップデートがあり、アップデートの頻度は多い方です。
しかし、アップデートで問題が解消されるわけではなく、場合によってはアップデート前よりも悪くなっている場合もあり、アップデートによる新たな問題が発生する事もあります。
そのため、発売当初より修正された所もある反面、悪くなった箇所も多々あります。

・ゲームに向かない
発売当初よりかなり改善されましたが、タイトルによってはカクつきがひどく、まともに遊ぶことができないものも存在します。
初期のバージョンだと、パズドラがかくついて、ゲームにならないという話を聞いたことがあります。
ゲームへの期待が高かっただけに残念です 。

・ジェスチャーが使えない
Miランチャー以外のシステムナビゲーションでは、ジェスチャーが使用できません。
この機種の問題というよりはXiaomiの機種全般に言えることで、ジェスチャーを使いたければ、Miランチャーを使用するしかありません。
ちなみに、euROMでも同じ状況で、サードパーティー製のランチャーでは使用できません。

総括

この機種の特徴は軽くて高性能で、FeliCaが使えるということです。
しかし、問題点を多く抱えているのも事実で、これが容認できるかが購入のポイントになります。
ゲームでも安定動作するタイトルなら、中画質以上で遊ぶことができますが、安定動作しなければ最低画質でも、まともに遊ぶことはできません。
ここまで酷い機種がXiaomで出てきた事が本当に残念です。

悪い点の多くはOSの問題です。
Xaomiはメインブランド・Redmiブランド・POCOブランドと展開しており、全てのブランドで年間発売される機種の種類はかなりの数に上ります。
これだけの種類を発売していて、完全なOSが作れるとは思えず、どのメーカーでも多少のバグがあることは仕方が無いことです。
しかし、この機種は特にバグの酷い機種になっており、発売前にデバッグを行っていたのかと思わせる作りになっています。
アップデートもしかりで、ユーザーにデバッグをさせているようにしか思えないぐらいのバグの多さです。

スペックが高く、日本国内仕様になっており、OSの問題が解決できれば価格に見合った価値は十分にあり、人によっては価格以上の価値になると思われます。
ただ、現状では安定動作が厳しく、今後のアップデートに期待と言いたいところですが、安定動作する日が来るのかは疑問です。

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