外観
外観色は、Chalk・Charcoal・Sageの3色になっています。
インカメラはパンチホール搭載機では一般的な、センターパンチホールを採用しています。
背面には2つのカメラが横に並んでおり、同じ列にフラッシュが搭載されています。
真ん中に「G」のロゴがあるのみで他は何も無く、シンプルでオシャレな作りをしています。
スペック
本体 | |
---|---|
SoC | Google Tensor |
サイズ | 152.2x71.8x8.9㎜ |
重量 | 178g |
ディスプレイ | |
ディスプレイサイズ | 6.1インチ |
パネル種 | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 |
記憶領域 | |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
カメラ | |
背面メインカメラ | 12.2MP |
超広角カメラ | 12MP |
前面カメラ | 8MP |
ネットワーク | |
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/ 17/18/19/20/25/26/28/ 29/30/38/39/40/41/42/ 48/66/71 |
5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/ 30/38/40/41/42/48/66/ 77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
micro SD | なし |
機能 | |
生体認証 | 画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX7/IP6X |
イヤホンジャック | なし |
Felica | あり |
スピーカー | ステレオ |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 4410mAh |
充電速度 | 18W充電 |
ポート | USB2.0 TypeC |
価格 | 53,900円 |
SoC
Google Tensorは、Google製のスマホのみに搭載されているSoCです。
AnTuTuベンチマークでQualcommのSoCと比較すると、国内では販売されていないPOCO F3に搭載されているSnapdragon 870より総合の性能で少し劣ります。
ただ、GPUの性能では上回っており、3Dゲームではこちらの方が高設定で遊ぶことが出来ます。
Snapdragon 870より少し劣る程度の性能なら、ゲーム用途でも十分な能力があり、一部のゲームアプリを除いて最高画質で遊ぶことが出来ます。
ゲーム以外の用途でも不自由することはありません。
ディスプレイ
ディスプレイサイズが6.1インチとで、一般的なスマホより0.5インチほど小さくなっています。
本体サイズは一般的なスマホより縦10mm・横5mm小さくなっており、実際に持ってみると若干の差が体験できるぐらいです。
ディスプレイが小さくなることで本体重量が178グラムと、最近の200グラム前後のスマホより軽くなっています。
190グラムぐらいのスマホを使用していて、この機種を使用すれば軽さが体験できます。
ディスプレイパネルは有機ELを採用しており、このクラスになると今では有機ELは当然の存在になっています。
リフレッシュレートが60Hzのみで、90Hz以上が当たり前になっている現在では残念な点です。
60Hzでは動作の速い速度に慣れていない人でも、残像が残って見えるので90Hzとでは見え方に大きな差があります。
多くの人は90Hz以上なら残像が見えなくなるので、最近では90Hz以上を採用している機種が大半です。
タッチサンプリングレートについての表記が無かったので分からないも、リフレッシュレートが60Hzなのを見ると、120Hzぐらいではないかと思います。
ストレージ
メモリー6GB・ストレージ128GBで、このクラスの最低構成になっています。
この構成なら、大量のアプリの起動や、動画・写真を大量に保存するような使用方法でなければ、問題なく使用できます。
microSDに対応しておらず、ストレージの128GBで足らない場合は購入を控える可能性があるので、出来ることならストレージだけは128GB/256GBを選べるようにして欲しかったです。
カメラ
画素数だけを見ると、最近のカメラとは思えないぐらいの低さです。
「画素数=美しさ」ではなく、OSのチューニングとカメラの性能次第で画質は変わります。
ネットワーク
4G・5G共に国内4キャリアの利用が可能で、Rakutenモバイルのパートナー回線も利用が可能です。
docomoの5Gに関してはn79に対応しておらず、場所によっては電波が拾えない可能性もあります。
5Gは超高速通信のミリ波には対応していません。
WiFiは最新のAXまで対応しており、高速通信が可能となっているも、接続側のルーターが対応している必要があります。
nanoSIMとeSIMでデュアルSIMに対応しており、最近はこの構成が増えてきています。
MVNOを契約する際にeSIMに対応していない場合があり、契約時に注意が必要です。
生体認証
画面内指紋認証に対応している反面、顔認証には対応していません。
昨今はマスクをする機会が多く、マスクをした状態で顔認証は利用できず、コストカットのために省いたと思われる。
防水・防塵
防水は最高の8より1つ下の7で、一時的に水中に沈めた場合でも機器が影響を受けることがなく、かなり高い性能になっています。
防塵は最高の6で、粉塵が内部に侵入しません。
バッテリー
SoCのバッテリー消費がどの程度なのか分からず、公式にはこのように書かれています。
普通に考えると、過度な利用をしない限り1日はバッテリーが持つはずです。
充電速度の18Wが残念で、60W充電とは言わないまでも30W充電には対応して欲しかったです。
総括
カメラとタッチサンプリングレートが大きなマイナス点になります。
カメラはおまけ程度の画素数で、このクラスならメインカメラは最低でも48MPは欲しかったです。
数年前のスマホなら60Hzのタッチサンプリングレートが標準でしたが、現在では90Hz以上が標準になっており、この速度は残念です。
マイナス点が改善されているならコスパの高いスマホでしたが、現状の仕様では50000円を切っていて欲しかったです。
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