【スペック比較】Redmi 12C vs OPPO A73 スペックで分かるメリット・デメリット

Xiaomiの最新エントリーモデルであるRedmi 12C(以下12C)と、OPPOの一世代前のエントリーモデルであるOPPO A73(以下A73)をスペック比較しています。
最新機種のRedmi 12Cが優れていると思えますが、実際はどうでしょうか?

Redmi 12Cが優れている点

SoCの性能が高い
ストレージが多い
メインカメラの画素数が多い
バッテリー容量が多い

OPPO A73が優れている点

本体サイズが小さい
本体重量が軽い
有機ELパネルを搭載
解像度が高い
前面カメラの画素数が多い
充電速度が速い

価格差ほどの性能差が無い

SoCの性能とストレージ容量で優れている12Cか、使用感が良いOPPO A73で分かれます。
価格差以上の性能差がなく、妥当な価格と言えるでしょう。
ただし、両機種共に定価での購入するほどの機種でないため、定価での購入は控えましょう。

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OPPO
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ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Redmi 12C

Redmi 12C 外観

OPPO A73

OPPO A73 外観

ディスプレイ面は共に一世代前のウォータードロップノッチを採用しています。
同じノッチを採用しているため、同じようなデザインです。
背面のカメラ位置は同じですが、A73は4眼カメラになっています。
12Cのカメラ付近に指紋認証ユニットがあり、背面指紋認証を採用しています。

Redmi 12C

Redmi 12C 本体色

OPPO A73

OPPO A73 本体色

12Cの本体色は、グラファイトグレー・ミントグリーン・ラベンダーパープルの3色で構成しており、パープル系が珍しい色です。
ネービー ブルー・ダイナミック オレンジの2色で構成しているA73は、オレンジ系の派手な色があります。

スペック

Redmi 12COPPO A73
本体
SoCMediaTek Helio G85Snapdragon 662
サイズ168.76×76.41×8.77mm159.8×72.9×7.45mm
重量192g162g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.71インチ6.44インチ
パネル種IPS液晶有機EL
解像度1650×7202400✕1080
リフレッシュレート60Hz60Hz
タッチサンプリングレート不明135Hz(通常) / 180Hz(ゲーム)
記憶領域
メモリ3GB/4GB4GB
ストレージ 64GB/128GB64GB
micro SDあり(最大1TB)あり(最大256GB)
カメラ
背面メインカメラ50MP16MP
超広角カメラなし8MP
モノクロカメラなし2MP
ポートレートカメラなし2MP
前面カメラ5MP16MP
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/
26/28/38/40/41/66
1/2/3/4/5/7/8/18/19/26/
28/38/41
5G Sub6なしなし
WIFI802.11 a/b/g/n/ac802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.15.0
SIMnanoSIM/nanoSIMnanoSIM/eSIM
機能
生体認証顔認証/背面指紋認証顔認証/画面内指紋認証
防水/防塵IPX2/IP5X非対応
イヤホンジャック ありあり
Felicaなしなし
スピーカーモノラルモノラル
バッテリー
バッテリー容量 5000mAh4000mAh
充電速度10W充電18W充電
ポートUSB TypeBUSB TypeC
価格19,800円/23,800円24,800円

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付属品

Redmi 12C

ACアダプター・USB ケーブル・SIM取り出し用ピン・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

OPPO A73

ACアダプター・イヤホン・USB Type-Cケーブル・SIMカードスロット用ピン・安全ガイド・クイックガイド・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース

必要最小限のものが揃っているA73ですが、珍しくイヤホンが付属しています。
一方の12Cは、必要なものを全て付属しているXiaomiにしては珍しく、保護ケースと保護フィルムがありません。

本体

SoCの性能差で用途が変わる

SoC

AnTuTuベンチマーク Ver.9で12Cは約25万点のスコアがあり、A73は約19万点です。
ハイスペックモデルで6万点の差は微々たるものですが、30万点以下の機種で6万点の差は大きくなります。
30万点以下の機種は用途が限られているため、その中でもA73は更に用途が限られるでしょう。
用途が多い場合は、12Cが良いです。

ディスプレイサイズに見合った本体サイズのA73

両機種共に本体サイズはディスプレイサイズに見合っていますが、本体の厚みが違います。
薄い本体のA73に対して、厚めの本体が12Cです。
小さくて薄い本体が良い場合はA73が良く、多少厚くても大きいサイズが良い場合12Cになります。

本体サイズ差以上の本体重量差

本体重量差が30グラムあり、A73は軽い機種になっています。
12Cは本体サイズに対して平均的な重量であり、12Cが重いと言うよりA73が軽いと言えるでしょう。

SoCの性能でRedmi 12Cが優れているも、本体が小さくて軽い事がOPPO A73のメリットです。

ディスプレイ

変化が大きく見える0.27インチ差のディスプレイ

6.71インチと6.44インチのディスプレイでは、見た目で大きさの違いが分かります。
実際に、6.71インチから6.44インチへ機種変すると違和感はありますが、使い続けると慣れてくるため、最初の違和感は無くなります。
大きいディスプレイはゲームでメリットがあり、小さいディスプレイは本体が小さくなるメリットがあります。
ディスプレイサイズは本体サイズに影響するため、一概にどちらが良いとは言えません。

エントリーモデルで有機ELパネル

ディスプレイ種

IPS液晶パネルより、発色が美しい有機ELパネルを搭載しているA73です。
エントリーモデルにIPS液晶パネルが当然になっていますが、A73はエントリーモデルで珍しい有機ELパネルを採用しています。

解像度の違いで画面の粗さが変わる

解像度

HD解像度の12Cに対して、フルHD解像度のA73になります。
ディスプレイサイズが大きい12CがHD解像度のため、A73より画像は荒くなりますが、良く見ないと分からない程度の違いです。

有機ELパネルとフルHDのOPPO A73が優れています。

記憶領域

ストレージ容量の違いが大きい

ストレージの容量が64GBモデルのみのA73は、ストレージの容量不足で困る可能性があります。
容量不足を考慮してストレージは128GB以上が良く、128GBモデルがないA73は、大きなデメリットと言えるでしょう。
128GBモデルがある12Cは、容量不足で困る可能性が大きく下がります。

Redmi 12Cには3GB/64GBモデルもありますが、メモリーとストレージの容量が少ないため、4GB/128GBモデル一択です。

カメラ

画素数の差が大きいメインカメラ

カメラ

2020年11月に発売したA73と、2023年3月に発売した12Cのカメラを比較すると画素数が大きく違いますが、A73は2年以上前に発売した機種のための、12Cより劣って見えるのは仕方ありません。
カメラは画素数よりチューニングで大きく画質が変わるため、A73の16MPは拡大すると粗さが目立つ画素数だと言えます。

メインカメラ以外にも色々あるA73のカメラ

メインカメラ以外に色々なカメラを搭載しているA73ですが、前面カメラ以外は用途が少ないと思われるため、搭載する必要性を感じません。
メインカメラの次に使用頻度が高いと思われる前面カメラの画素数が、A73は12Cの3倍以上あります。
今では16MPの前面カメラは珍しくなく、A73の画素数が多いと言うより、最新機種の割に12Cの画素数が少なすぎると言えるでしょう。

OPPO A73のメインカメラは画素数が少なく、前面カメラの画素数が’多くなっています。
使用頻度が高いと思われる、メインカメラの画素数が多いRedmi 12Cが良いでしょう。

ネットワーク

デュアルSIMで使用する場合のみ重要

12Cは物理SIM2枚で構成されているため、国内全キャリアで使用できます。
A73をデュアルSIMで使用する際に、キャリアがeSIMに対応しているかの確認が必要になりますが、シングルSIMでの利用時には関係ありません。
デュアルSIMで使用する際に、キャリアによってはeSIM非対応のため、A73は不便に思える場合があります。

両機種共に、国内での使用に困ることはありません。
デュアルSIMで利用する際に、A73はeSIM対応キャリアを選ぶ必要があります。

機能

画面内指紋認証と背面指紋認証

指紋認証

A73が発売された当時の画面内指紋認証は、認証精度と認証速度に問題があり、12Cの背面指紋認証と比べて精度と速度は劣っています。
背面指紋認証は認証精度と認証速度は優秀ですが、古い機構のため、古い機種に見えてしますデメリットがあります。
どちらの指紋認証が良いかと言えませんが、機能優先なら12Cで、真新しさ優先ならA73になるでしょう。

指紋認証以外の違いがなく、指紋認証以外はエントリーモデルとしては無難な内容になっています。

バッテリー

バッテリー容量の差は大きい

バッテリー容量

今では5,000mAhのバッテリ容量は珍しくありませんが、A73の発売当時に5,000mAhのバッテリーを搭載しているだけで、目を引くことができました。
1,000mAhの容量差は大きく、昨今のミドルスペックは5,000mAhの機種が多くなっています。

充電速度で変わる充電時間

90分以内にフル充電が完了するA73に対して、12Cは90分以上の時間を要します。
両機種共に急速充電と呼ぶには相応しくない充電速度であり、若干の充電速度の速さと、バッテリー容量の少なさでA73の方がフル充電にかかる時間が短くなっています。

USB TypeCポートが標準

スマホにmicroUSBポートを搭載することは古い仕様であるため、12Cは2023年発売の機種にも関わらず3年以上前に発売した機種に見えます。

12Cはバッテリー容量が多いだけで、充電速度とUSBポートが古い機種の仕様になっています。

総括

Redmi 12Cは、性能に関する部分が優れており、その他の部分に関してはOPPO A73が優れています。
少しでも性能の高い機種を求めるならRedmi 12Cは良いですが、3年以上前に発売した機種の外観に見えてしまう点がデメリットです。
SoCとストレージで劣るOPPO A73は、用途次第で選択可能な機種であり、SoCとストレージの問題点をなんとか出来る場合は、OPPO A73でも良いでしょう。

他機種との比較です

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