mineoのマイそく スタンダードプランの1.5Mbpsは遅い？ 実際に使うと色々なことが分かる

mineoが提供しているマイそくのスタンダードプランをAプランで契約してみました。
最大1.5Mbpsはどの程度使えて、本当に使えるプランなのかを検証しています。

概要

マイそくとは？

最大通信速度が決まっており、月曜日〜金曜日の12時〜13時が最大32kbpsの速度規制があります。
月曜〜金曜の祝日も規制対象で、規制が無いのは土日だけです。

	スーパーライト	ライト	スタンダード	プレミアム
最大通信速度	32kbps	300kbps	1.5Mbps	3Mbps
価格（税別）	228円	600円	900円	2,000円
音声通話	あり	あり	あり	あり
データー通信	なし	あり	あり	あり

4つのプランが有り、最大通信速度の違いで価格が違います。

スーパーライト

通話専用プランになっており、このプランだけが特殊です。
スーパーライトを使用するなら、基本料無料のPOVO2.0の方がお得で、au回線を使用しているPOVO2.0で十分でしょう。

ライト

300kbpsの速度で使用するなら、月額100円ぐらい高くなっても、他社で2GBのプランを契約したほうが良いでしょう。

スタンダード

一番コスパが高いプランになります。
1.5Mbpsは、できることが限られており、利用用途に合った場合は良いでしょう。

プレミアム

スタンダードプランより2倍の速度があるも、月額は2倍以上になっています。
スタンダードプランに不満がある場合に、お試しで1ヶ月使ってみるのも良いでしょう。

マイそくでできること

最大速度が決まっているマイそくでは、プレミアムプランの3Mbpsでもできる事が限られます。

mineo公式が公開しているリストです。

この表を見ると、スタンダードプランの1.5Mbpsでも意外とできることが多いように見えますが、実際はどうでしょう？
後半で、筆者が実際に使用した感想と、本当に公式の言っていることが正しいかを検証した結果を記載しています。

検証

ここからは、マイそくスタンダードプランで実際の検証です。
検証環境は、モバイルルーターW06からrealme GT Neoに接続しています。
realme GT Neoがau回線非対応なのと、複数の機器を接続した際の検証を行いたかったので、モバイルルーターを使用しています。

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平日の速度

8時台と20時台の下り速度は同じような速度になっていますが、32kbpsの規制が入っている12時台は計測できませんでした。
上り速度にバラツキがあるのは、バースト転送機能のためです。
規制の入る12時台でも、1Mbpsを切っていますが、上りの速度は計測できました。
しかし、計測できるだけで、下り速度が出ないため使い物にはなりません。

休日の速度

休日は規制がないため、12時台でも1.7Mbpsの下り速度が出ています。
3回の計測で、下り速度については1.7Mbps前後の速度が出ており、一日中最大速度の1.5Mbpsは安定して出ていると思っても良いでしょう。
8時台の上り速度が遅くなっていますが、何度か測定した中で悪い結果を載せており、他の結果は1Mbps前後の速度が出ていました。

バースト転送機能

一時的に高速通信ができるバースト転送機能に対応しています。

接続開始時の速度が速く、時間の経過と共に速度が落ちていき、最終的には低速で安定します。
最初の速度が速いくなり、サーバーとの通信経路を確保しやすくなるため、接続待ちの時間が減少するメリットがあり、軽いHPならストレス無く見ることができるでしょう。

検証結果

公式との比較

実際に使用した感想を、mineo公式のリストとの比較です。

◎について

速いとは言えないも、ストレス無く利用できます。

◯画像サイト/SNS

画像の多いHPで表示が遅くなります。
画像の表示で時間がかかるため、画像の多いHPを見るには1.5Mbpsは向きません。

△動画視聴（標準画質 360p）

動画によって変わってきます。
再生を開始しても動画が流れるまで数秒かかりますが、その後は止まること無く再生可能です。
例外があり、60FPSで作成した動画は転送が間に合わずに再生が止まり、再生が止まる場合は、画質を落として対処するしかありません。

✕動画視聴（高画質 720p）

再生はできますが、転送が間に合わず頻繁に止まります。
我慢して見るぐらいなら、画質を下げたほうが良いでしょう。

独自の検証

プライムビデオ

標準画質でスムーズに再生できました。
高画質でも再生できますが、止まる可能性があります。

ダウンロード

Playストアより100MBのアプリを落とした際に、7〜8分かかりました。
Playストア自体が速いサーバーでないため時間がかかっていますが、10Mbps以上出る回線と比べると遅すぎます。

複数機器の接続

スマホを2台接続して、1台目で画像の多いHPを表示途中に、2台目をyoutubeで360pの再生を行いました。
1台目の表示速度があきらかに遅くなり、2台目は1台目の表示が終わるまで動画は再生されません。
2台接続は負荷が大きくなり、2台共に支障をきたす結果になりました。

速度規制について

3日10GBの規制についての結果です。

総括

マイそくに向く人

自宅に固定回線がある

3日10GB規制があるため、動画を1日中見ると10GBを超えます。
アプリやゲームのアップデートに時間がかかるため、大容量の通信には向きません。
制限と速度の問題で、回線速度が必要な場合は、自宅で行う必要があります。

月に5GB以上の通信を行う

他社ではスタンダードプランと同額で、5GBの通信が可能なプランがあります。
月の通信量が5GB以内で収まる場合は、速度制限のあるマイそくではなく、他社の通常プランを選んだ方がお得です。

平日の規制を回避できる

平日の回線が一番混む時間帯の12時〜13時に速度規制が入ります。
この時間帯は使用しないか、別回線を使用できる環境が必要です。

平日の規制タイミング

12時00分〜01分の間に速度規制が行われ、12時59分〜13時00分に速度規制が解除されます。
公式が言っているように、12時〜13時の間だけ規制が行われ、11時台と13時台は1秒も規制が行われていません。

マイそくに向かない人

複数の機器を接続する

接続機器が増えれば、1台分の通信速度が低下します。
元々の速度が遅いため、複数の機器を接続するのではなく、1プラン1台と割り切る必要があります。

3日で10GB以上の通信を行う

通信規制で32kbpsになるため、3日／10GB以上の通信を行う場合は向きません。

ストリーミングで音楽を聞いたり、低画質で動画を見る場合は問題なく利用できるため、用途に合えば良いプランです。
一番利用したいと思われる、平日の12時〜13時が利用できないため、この時間帯は別の手段を用意する必要があります。
回線速度が遅いため、3日で15時間以上（使い方による）の通信を行わなければ、3日10GBの規制は回避できるでしょう。

下記からmineoを契約すると、事務手続き料が無料になります。
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