スマホでアクションゲームを遊ぶ際に、画面を直接触って操作しているとミスタッチが発生して、嫌な思いをしたことはありませんか?
ゲームコントローラーを使用すると、操作性は向上しますがスマホを見やすい角度に調整して置く必要があります。
今回レビューするGameSir X2 Type-Cは、コントローラとスマホを一体型にできるコントローラーです。
GameSir X2のメリット
GameSir X2のデメリット
GameSir X2 Type-Cのメリット・デメリットについて
ここからはメリット・デメリットを項目別で解説していきます。
メリット
好きな箇所にボタンを割り振ることができる
画面上の好きな箇所にボタンの配置ができるため、使用者の好みのボタンを動作に割り振ることができます。
L3・R3ボタンまで対応している
コントローラー左側に、十字方向キー・スティック・スティックを押し込むL3ボタン・スクショボタン・Gボタンがあり、側面にはL1・L2ボタンがあります。
右側には、ABXYボタン・スティック・スティックを押し込むR3ボタン・ホームボタン・Sボタンがあり、側面にR1・R2ボタンがあり、一般的なコントローラーと変わらないボタンの数です。
Androidスマホでコントローラーを使って原神が遊べる
原神をAndroidスマホで遊ぶ際に、アプリがBluetooth接続コントローラーに対応していません。
原神はスマホで操作がしにくく、ミスタッチが発生しやすいゲームになっているため、コントローラーが使えると操作性が一変します。
筆者も原神目的で、GameSir X2 Type-Cを購入しました。
スマホを充電しながらコントローラーが使える
GameSir X2本体にUSB TypeC ポートがあります。
スマホに充電を行いながらGameSir X2を使用できますが、推奨はしません。
ゲームを遊びながら充電を行うと、スマホの発熱が大きくなり、バッテリーの劣化を早める原因になります。
コントローラーから直接充電できるため、充電時にスマホを取り外す必要がないことは便利です。
有線接続のため操作の遅延がない
最近のBluetoothは遅延が少なくなっていますが、有線に比べるとBluetooth接続は遅延が発生します。
遅延が命取りになるアクションゲームは無線接続に向きません。
有線接続のGameSir X2 Type-Cは遅延の発生がないでしょう。
デメリット
スマホを取り付けると本体重量が重くなる
GameSire X2の本体重量が167グラムあり、これにスマホの重量が加算されます。
昨今のスマホは本体重量が200グラム前後のため、GameSire X2にスマホを装着すると、365グラムぐらいになるでしょう。
コントローラー単体と比べると重くなるのは仕方ありません。
参考に、スマホとコントローラーが一体化している、GPD XP Plus Androidの最大重量が370グラムのため、GameSire X2と似たような重量になり、話題のSteam Deckよりは遥かに軽いです。
取り付けが手間
GameSir X2のUSB端子を上に向けてスマホを装着します。
端子を持ち上げている状態で手を離すと元の位置に端子が戻るため、コツを掴むまでは失敗しながらスマホを取り付けることになるでしょう。
初期設定が手間
マッピング機能を使用しない場合は、GameSirアプリをインストール後に初期設定を行うだけで良いです。
しかし、マッピング機能を利用する場合は、好みの箇所にボタン配置を行う必要があり、ボタンの配置が手間になります。
GameSirアプリが有害アプリで検出される
アプリのインストール時に有害アプリと検出されますが、インストール後も有害アプリとして検出されます。
有害アプリをスマホにインストールしていると、不安に思えるでしょう。
GameSirアプリが本当に有害アプリなのかは分かりませんが、可能性があるかも知れません。
この点に不安がある場合は、GameSir X2の使用を諦めてください。
スマホのケースによっては取り付けられない
GameSir X2のスマホ装着部底面から、USB端子センターまで6ミリしかありません。
厚めのケースを取り付けた状態で、GameSir X2にスマホを取り付けることができず、ケースを外す必要があります。
GameSir X2で使用するために、ケースを選ぶ必要があるのは、間違っているような気がしてなりません。
一般的なコントローラより高価
ゲーム機純正のコントローラーと変わらない価格ですが、スマホのコントローラーにしたては高価になっています。
スマホからの給電が必要
スマホから供給する電気で動作するため、スマホ本体がOTG接続に対応している必要があります。
省電力で動作するGameSir X2ですが、スマホのバッテリーを消費するのは事実であり、スマホ単体よりもバッテリーの消費が速くなるでしょう。
OTG接続は、スマホの設定をその都度行う必要があり、設定することが手間に思えるかも知れません。
縦に長いスマホは取り付けられない
公式では17.3センチまでの縦長スマホに対応するとあります。
現在のスマホは縦16センチ前後が主流のため、GameSir X2では問題なく利用できます。
しかし、今以上に縦長スマホの方向へ業界が進むと、GameSir X2で利用できない機種が出てくる可能性があるでしょう。
総括
一長一短のあるGameSir X2ですが、コントローラー非対応のゲームをコントローラーで遊べることが最大のメリットです。
反面、本体が高価になっている点や、設定の手間がデメリットになります。