Xiaomi 11T pro/11T/Pad 5が日本で販売開始!

2021/10/21にXiaomiよりXiaomi 11T pro・Xiaomi 11T・Xiaomi Pad 5の3機種が国内で販売されることが発表されました。グローバル版発表の段階で、国内販売が決定しており、やっとの販売です。

2021/11/5に販売開始され、Xiaomi公式ストアをはじめ各オンラインショップでも予約受付を開始してます。

この3機種が、どの程度のものかをスペックを見ながら検証していきます。

目次

Xiaomi 11T pro/11T グローバル版との違い

 Xiaomi 11T proXiaomi 11T
ストレージ  
ストレージ        128GB / 256GB128GB
機能  
Felicaありなし
バッテリー    
価格¥69800 / ¥79800¥54,800
国内版とグローバル版の大きな違い

Felica

大きな違いが、11T proにFelicaが搭載されている点です。

11T proはXiaomiの国内販売初となるハイスペック機で、そのスマホにFelicaを搭載してきました。これが、この機種の目玉になるでしょう。

ただし、性能が下がる11TにはFelicaが搭載されていません。今後発売されるミドルスペックより上のスマホにはFelicaを搭載してくると思っていただけに意外です。

ストレージ

11T proはストレージの容量が選べ、Xiaomiの国内販売版としてはストレージ容量が選べることは珍しいです。

11Tは128GBしかなく256GBがありません。グローバル版は選択できますが、国内版は選択できない点が残念です。

価格

両機種ともに、価格がグローバル版より1万円程安く国内投入されます。

更に、11T proにはFelicaが搭載されており、グローバル版より価格を下げて発売するとXiaomiには利益が無いでしょう。

それどころか、売れば売るほど赤字になるのでは無いかと思える価格設定です。

Xiaomiとしては赤字を出してでも、日本のシェア拡大を望んでいると思われます。

Xiaomi 11T pro/11T比較

 Xiaomi 11T proXiaomi 11T
本体  
SoCSnapdragon 888Dimensity 1200-Ultra
サイズ164.1×76.9×8.8mm164.1×76.9×8.8mm
重量204g203g
ディスプレイ  
ディスプレイサイズ6.67インチ6.67インチ
パネル種有機EL有機EL
解像度2400×10802400×1080
リフレッシュレート120Hz120Hz
タッチサンプリングレート480Hz480Hz
ストレージ  
メモリ8GB / 8GB8GB
ストレージ        128GB / 256GB128GB
カメラ  
背面メインカメラ108MP108MP
超広角カメラ8MP8MP
マクロカメラ5MP5MP
前面カメラ16MP16MP
ネットワーク  
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/32/66
1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/
18/19/20/26/28/32/66
5G Sub61/3/5/7/8/20/28/38/40/
41/66/77/78
1/3/5/7/8/20/28/38/40/
41/66/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth        5.25.2
SIMNano×2Nano×2
micro SDなしなし
機能  
生体認証顔認証/側面指紋認証顔認証/側面指紋認証
防水/防塵なし/なしなし/なし
イヤホンジャック なしなし
Felicaありなし
バッテリー    
バッテリー容量        5000mAh5000mAh
充電        120W充電67W充電
ポートUSB TypeCUSB TypeC
価格¥69800 / ¥79800¥49,800
Xiaomi 11T proとXiaomi 11Tスペック

SoC

スナドラ888もDimensity 1200-Ultraが大きな違いです。

発熱とバッテリー持ちの問題を抱えているスナドラ888を、どのようにチューニングしているかが楽しみです。

対する、Dimensity 1200-Ultraですが、スペックを見るとDimensity 1200との違いがありませんので、何がUltraなのか分かりません。

Dimensity 1200はスナドラ870と同等の性能です。サブ機でDimensity 1200搭載機を使用していますが、メイン機として使用しても問題ないほどの性能を有しており、普段使いやゲームにも不自由することはありません。

充電速度

充電速度の違いは、日本では120W充電ができずに96Wとなります。

これは充電器の仕様なのでしょうが、一般的な日本の電源は100Vなので200Vが一般的な中国とは異なります。96Wなら両機種の差が30Wになるので、100%までの充電時間差は10分程度の差となります。この程度の差ですと、大差は無いと思います。

公式より、120W充電が日本の家庭用電源でできる仕様となり、これで充電能力をフルに発揮することができます。

残念な点

・側面指紋認証

proモデルはフラグシップと同等性能を有しており、フラグシップに採用されている画面内指紋認証を、proモデルだけでも採用して欲しかったです。

・望遠が無い

最近のスマホ事情は、フラグシップのみに望遠を搭載しているモデルが多く、この機種にも望遠はありません。マクロやスーパーマクロを搭載して画素数を増やしているだけでなので、近年のスマホにはカメラ性能の個性がありません。

・重量

200グラムを超えており、最近のハイスペックモデルでは、この辺りの重量が標準になっています。ミドルクラスに軽量モデルがあるも、ハイスペックモデルには200グラム前後の物が多く、この流れをどこかで切ってくれないかと思っていますが、未だにこの流れが続いています。

Xiaomi Pad 5

スペック

 Xiaomi Pad 5
本体 
SoCSnapdragon 860
サイズ254.7×166.3×6.9mm
重量511g
ディスプレイ 
ディスプレイサイズ11インチ
パネル種IPS
解像度1600×2560
リフレッシュレート120Hz
ストレージ 
メモリ6GB
ストレージ        128GB / 256GB
カメラ 
背面メインカメラ13MP
前面カメラ8MP
ネットワーク 
WIFI802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth        5.0
micro SDなし 
GPSなし
機能 
生体認証顔認証
防水/防塵なし
イヤホンジャック なし
バッテリー   
バッテリー容量        8720mAh
充電        33W充電
ポートUSB TypeC
価格¥43780 / ¥54780

グローバル版とのスペック差は無く、技適が適用されている程度でしょう。

スナドラ860は、2年前の最新機種に搭載されていたスナドラ855∔と同等の性能であり、今でも不自由のない性能を有しています。

価格

他社の同等性能の機種と比較すると、かなり安い価格設定になっていますが、この価格は残念に思います。

その理由がAliExpressで販売されているグローバル版にあります。

執筆時の価格です

現在は円安ですが、円高が進むと国内版との価格差が狭まります。そして、近々開催される「独身の日」と「ブラック・フライデー」で値下がりすると思えるので、状況次第で国内版より安くなる可能性があります。

ただし、海外で販売されているグローバル版には技適が適用されておらず、国内での使用は自己責任となります。

グローバル版との価格差が余りない価格設定をしてくる所が強気のXiaomiではなく、Xiaomiの本気度が感じられません。

128GB版の価格は¥39800(税抜)となり、最低でも税込みで、この価格にして欲しかったです。

ひょっとすると、タブレットには力を入れていないのかも知れません。

残念な点

・microSDが使えない

タブレットにしては珍しくmicroSDが使えません。大容量を使う予定があるなら、最初から256GBバージョンを購入しましょう。

・11AXに対応していない

次世代規格のWifi 11AXに対応しておらず、1つ前の11ACまでしか対応していません。高性能なタブレットですので、最新の規格には対応して欲しかったです。

・pro版の発売が無い

スナドラ870搭載のpro版が発売され無いことが残念です。SoCだけではなく、それ以外も性能が上がっており、こちらを待ち望んだ方も多いと思います。

最後に

Xiaomi 11T pro/11T共に、11月4日まで公式ストアとAmazonで予約すると5000円引きのキャンペーンを開催しています。どちらもクーポンが無くなり次第終了ですので早い者勝ちです。

ただし、両ストア共に128GB版しか取り扱っておりませんので、pro版の256GBを購入するのなら他のサイトでの購入となります。

Xiaomi 11T proかXiaomi 11Tのどちらが良いか?

SoCとFelicaに拘りが無ければ、無印で良いと思います。

理由は、発熱が大きくバッテリー持ちが悪いと思われるpro版より、発熱・バッテリー持ち共に良い、無印の方が快適に使用できるからです。

Xiaomi Pad 5

性能に言うことはありませんが価格が気に入りません。それと、キャンペーンにも対応しておらず、割引は一切ありません。

とりあえずは、「独身の日」の価格を見てから考えても良いかなと思います。

amazonでの購入

Xiaomi Pad 5

Xiaomi 11T

Xiaomi 11T pro

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