OPPO Reno7 A(以下Reno7)の後継機である、OPPO Reno9 A(以下Reno9)がどのような進化を遂げたかを見ていきます。
OPPO Reno7 Aが微妙な機種だったため、OPPO Reno9 Aには期待がしても良いのでしょうか?
OPPO Reno7 Aが優れている点
OPPO Reno9 Aが優れている点
定価で2,000円の差
OPPO Reno9 Aの方が2,000円高くなっており、同じSoCを搭載してスペックの変化も乏しく、OPPO Reno7 Aの方がコスパは良いでしょう。
OPPO Reno9 AはOPPO Reno7 Aと同価格以下が妥当で、OPPO Reno9 AがOPPO Reno7 Aと同じような価格になれば、検討の余地はあります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO Reno7 A
OPPO Reno9 A
ディスプレイ面と背面は、似たようなデザインになっています。
特にカメラの配置とデザインが同じで、カメラだけで全体が同じデザインに見えてしまうのは仕方ないでしょう。
Reno7の本体色はスターリーブラック・ドリームブルーで、Reno9はムーンホワイト・ナイトブラックの構成されており、共に2色の本体色になっています。
ドリームブルーとムーンホワイトの違いで、個人的にはドリームブルーの方が好みです。
スペック
OPPO Reno7 A | OPPO Reno9 A | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Snapdragon 695G | Snapdragon 695G |
サイズ | 159.7×73.4×7.6mm | 160×74×7.6mm |
重量 | 175g | 183g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.4インチ | 6.4インチ |
パネル種 | 有機EL | 有機EL |
解像度 | 2400×1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 6GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり | あり |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 48MP | 48MP |
超広角カメラ | 8MP | 8MP |
モノクロカメラ | なし | なし |
マクロカメラ | 2MP | 2MP |
前面カメラ | 16MP | 16MP |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/4/5/6/8/19 | 1/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/ 26/28/38/40/41/42 | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/ 26/28/38/40/41/42 |
5G Sub6 | 3/28/41/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WiFi | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/画面内指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | シングル | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 4500mAh | 4500mAh |
充電速度 | 18W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 44,800円 | 46,800円 |
付属品
OPPO Reno7 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
OPPO Reno9 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
付属品は同じで、充電器とUSB TypeCケーブルが付属していません。
本体
8グラムの本体重量差
両機種を実際に持ってみると、Reno7の方が軽いことが分かります。
8グラムの重量差は扱いが難しく、少しでも軽い機種が良い場合はReno7が良いでしょう。
縦横の寸法が1ミリの差もない本体サイズで、OPPO Reno9 Aの本体重量は8グラム重くなっています。
両機種のSoCがSnapdragon 695Gを使用しており、SoCの変更がない点が残念です。
ディスプレイ
ディスプレイに変更がなく、リフレッシュレートかタッチサンプリングレートは変更して欲しかったです。
記憶領域
メモリー容量が変更点
Reno9のメモリー容量が8GBに増えており、OSのバージョンがアップデートしてもメモリー不足に陥りにくくなっています。
Reno7の6GBでも、現状で困ることはありません。
ストレージ容量の変更がなく、メモリー容量の違いだけです。
カメラ
カメラの画素数が同じのため、同じセンサーで同じ調整を行っているように思えます。
そのため、カメラ性能で違いはないでしょう。
ネットワーク
日本国内キャリアで、4G・5G共に問題なく使用できます。
11AX非対応のWiFiに、eSIM対応のデュアルSIMです。
機能
防水・防塵性能が高く、おサイフケータイも使用できます。
Reno7のシングルスピーカーを、Reno9でも継承されている点が残念ポイントです。
バッテリー
バッテリー容量と充電速度に変化がなく、充電速度に変更のない点がReno9の残念ポイントです。
総括
目立った違いが、本体色・メモリー容量・本体重量の3点で、他の変更点はありません。
驚くことに本体の外観も似ており、OPPO Reno9 AはOPPO Reno7 Aのパーツを流用していると思えます。
メモリー容量が増えた点は、OPPO Reno9 Aの唯一のメリットであり、その他の点はOPPO Reno7 Aと同じか劣っており、性能面で優れている点はありません。
OPPO Reno9 Aの定価は46,800円であり、昨年主流だったSoCを搭載して、OPPO Reno7 Aより価格設定が高くなっている点はデメリットです。
2023年6月現在で、OPPO Reno7 Aを定価で購入するのではなく、割引で購入することが当然になっています。
割引率の低いOPPO Reno9 Aはコスパが悪く、約35,000円で購入できるOPPO Reno7 Aの方がコスパは高くなっており、OPPO Reno9 Aが36,000円ぐらいの価格になれば、OPPO Reno9 Aの方がコスパは高くなるでしょう。