【スペック比較】Xiaomi 13(Global) vs Google Pixel 8(国内版) おサイフケータイ以外はXiaomi

2023-12-142024-03-01

グローバル版Xiaomi 13と日本国内版Google Pixel 8のスペック比較です。
日本特有の機能がないグローバル版Xiaomi 13と、日本専用に手が加えられているGoogle Pixel 8のどちらが優れているでしょう。

※グローバル版は技適未取得のため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。

Xiaomi 13(Global)が優れている点

Socの性能が高い
メモリー容量が選べる
光学3倍の望遠カメラを搭載
前面カメラの画素数が高い
WIFI 11beに対応
完全ステレオに対応
有線・ワイヤレス充電速度が速い

Google Pixel 8が優れている点

ストレージ容量が選べる
おサイフケータイが使える

おサイフケータイのみの違い

AmazonでXiaomi 13を販売しており、Google Pxel 8と同じような価格です。
同じ価格で考えると、おサイフケータイのみがGoogle Pxel 8の優れている点となり、おサイフケータイが必要なければXiaomi 13が良いでしょう。

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ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

外観

Xiaomi 13(Global)

Google Pixel 8

共にセンターパンチホールを採用しており、ディスプレイ面からは見分けが付きません。
Google Pixel 8の背面カメラは横並びで特徴があり、カメラ周辺を見るとGoogle Pixelシリーズということが分かります。

Xiaomi 13(Global)

Google Pixel 8

Xiaomi 13の本体色はWhite・Black・Flora Greenの3色があり、Google Pixel 8はHazel・Obsidian・Roseの3色です。
Xiaomi 13のFlora GrennとGoogle Pixel 8のRoseが特徴のある色になっています。

スペック

	Xiaomi 13(Global)	Google Pixel 8(国内版)
本体
SoC	Snapdragon 8 Gen 2	Google Tensor G3
サイズ	152.8×71.5×7.98	150.5x70.8x8.9㎜
重量	189g	187g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ	6.39インチ	6.2インチ
パネル種	有機EL	有機EL
解像度	2400×1080	2400×1080
リフレッシュレート	120Hz	120Hz
タッチサンプリングレート	240Hz	不明
記憶領域
メモリ	8GB／12GB	8GB
ストレージ	256GB／256GB	128GB／256GB
micro SD	なし	なし
カメラ
背面メインカメラ	50MP(f/1.8)	50MP(f/1.68)
望遠カメラ	10MP(f/2.0) ／光学3倍	なし
超広角カメラ	12MP(f/2.2)	12MP(f/2.2)
前面カメラ	32MP(f/2.0)	10.5MP(f/2.2)
ネットワーク
3Gバンド	1/2/4/5/6/8/19	1/2/4/5/6/8/19
4Gバンド	1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/ 19/20/25/26/28/32/38/ 39/40/41/42/48/66	1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 14/17/18/19/20/21/25/ 26/28/30/32/38/39/40/ 41/42/46/48/66/71
5G Sub6	1/3/5/7/8/20/28/38/40/ 41/66/71/75/77/78	1/2/3/5/7/8/12/20/25/ 28/30/38/40/41/66/71/ 75/76/77/78/79
WiFi	802.11 a/b/g/n/ac/ax/be	802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth	5.3	5.3
SIM	nanoSIM／nanoSIM	nanoSIM／eSIM
機能
生体認証	顔認証／画面内指紋認証	顔認証／画面内指紋認証
防水／防塵	IPX8／IP6X	IPX8／IP6X
イヤホンジャック	なし	なし
Felica	なし	あり
スピーカー	デュアル	ステレオ
バッテリー
バッテリー容量	4500mAh	4575mAh
充電速度	67W充電	30W充電
ワイヤレス充電	50W充電	20W充電
ポート	USB TypeC	USB3.2 TypeC
価格		112,900円／122,900円

Aliexpressで購入時の注意点

当サイトで使用している専門用語を下記で解説しています

下記で詳しく解説しています

付属品

Xiaomi 13(Global)

ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

Google Pixel 8

1 m USB-C® – USB-C® ケーブル（USB 2.0）・クイックスイッチアダプター・SIM ツール

最低限必要なものが付属しているXiaomi 13に対して、ACアダプター・本体カバー・保護フィルムが付属していないGoogle Pixel 8です。
共に各メーカーの標準付属品であり、Google Pixel 8には用途の少ないクイックスイッチアダプターが付属しています。

※Xiaomi 13のACアダプターは中国国内用の形状のため、日本国内で使用する際は変換アダプターが必要です。

本体

驚くほどのSoCの違いはない

AnTuTuベンチマーク Ver.9でXiaomi 13が112万点あり、Google Pixel 8は92万点です。
20万点のスコア差がありますが、共にゲーム以外の用途で困る事はなく、高画質の高フレームレートで動作するゲームが大半で、一部のゲームはフレームレート60固定が難しいでしょう。
少しでも好条件でゲームを遊びたい場合はXiaomi 13が良いです。

ディスプレイが大きくなっている関係でXiaomi 13の本体サイズが若干大きく、本体重量も2グラム重くなっています。

ディスプレイ

ディプレイが大きいXiaomi 13

ディスプレイサイズに約0.2インチの違いがあり、Xiaomi 13の方が大きいです。
ディスプレイが大きくなると本体サイズが大きくなるデメリットも数ミリの違いのため、本体サイズの違いは気にならないでしょう。

解像度・リフレッシュレートに違いはなく、ディスプレイサイズの違いになります。

記憶領域

メモリー容量は将来への担保

メモリー容量が8GBと12GBを選べるXiaomi 13に対して、Google Pixel 8は8GBのみです。
メモリー8GBで3年ぐらいはメモリーで困ることはありませんが、OSのアップデートで将来は12GBが標準になると思われるため、メモリー12GBを選ぶと長く同じ機種を使用できます。
メモリー容量は同じ機種を利用する期間によって、選択する容量が変わります。

256GBが良いストレージ容量

Google Pixel 8のストレージ容量は128GBと256GBを選べます。
microSDが使えない両機種はストレージ容量が少ないと容量不足に陥る可能性が高く、128GBより256GBを選ぶ方が安全です。
そのため、Google Pixel 8もXiaomi 13と同じ容量のストレージ256GBを選ぶと良いでしょう。

ストレージ容量は256GB一択と言え、機種の利用期間で必要メモリー容量が変わります。

カメラ

望遠カメラ搭載のXiaomi 13

光学3倍の望遠カメラを搭載しているXiaomi 13に対して、Google Pixel 8に望遠カメラはありません。
Xiaomi 13の望遠カメラはF値も高いですが、10MPの画素数は低く、30MPは欲しかったです。
画素数が低いため、望遠カメラの画質に過度な期待はできませんが、メインカメラで拡大撮影するよりキレイな写真になるでしょう。

前面カメラは画素数の違い

androidスマホの多くは前面カメラに10～20MPの画素数を採用しており、Google Pxel 8も10.5MPです。
Xiaomi 13は32MPあり、Google Pxel 8の約3倍の画素数のため、高密度の画像になります。
20MPまでの前面カメラは画質が粗くなる傾向にあり、Xiaomi 13は画質の粗さが軽減されるでしょう。。

Xiaomi 13はLeica製のカメラを搭載しており、Leica製カメラが一番の違いです。

ネットワーク

日本国内の使用で困ることはない

4G・5G共に日本国内の使用で困ることはなく、docomoの5Gエリア内でXiaomi 13は4Gで接続する可能性がありますが、5Gのn79に対応していないために発生する現象です。

最新規格のWIFIに対応

Xiaomi 13は最新のWIFI規格11beに対応しており、11axより高速通信が可能になります。
しかし、11be対応ルーターは高価で機種も少なく一般に流通していません。
11ax対応ルーターを使用しているなら十分な通信速度が得られるため、現状は11be対応ルーターの必要性はなく、ルーターの価格が下がってから購入検討すると良いでしょう。

eSIM非対応のXiaomi 13

日本国内で流行りになっているeSIMにXiaomi 13は非対応のため、物理SIM2枚でデュアルSIMになります。
グローバル版はeSIM非対応が普通であり、物理SIMでも問題は無いと思えますが、eSIM必須の場合はGoogle Pixel 8が良いでしょう。

eSIM対応の違いが大きく、Xiaomi 13は技適を取得していないため、日本国内で使用すると電波法に抵触する可能性があります。

機能

Felicaの有無でおサイフケーターが変わる

Felicaを搭載することでQuickPayやモバイルSuicaのような決済が可能となり、Felica非搭載のXiaomi 13では使えません。
NFCを使用するVISAタッチやMasterコンタクトレスは対応していますが、おサイフケーターが必要な場合はGoogle Pixel 8が良いでしょう。
おサイフケータイは日本独自の規格のため、グローバル版に搭載することはありません。

スピーカーの違いは音の違和感

スピーカーを2基搭載しているXiaomi 13は完全ステレオで、スピーカーが1基のGoogle Pixel 8は疑似ステレオです。
疑似ステレオは1基のスピーカーと受話部から音声を流すことでステレオに対応していますが、スピーカーの種類が違うため、音に違和感があります。

共にハイスペック機に相応しい機能ですが、Google Pixel 8のスピーカーが残念です。

バッテリー

2倍以上の充電速度差

67W充電のXiaomi 13に対して、30W充電のGoogle Pixel 8は2倍以上の速度差があります。
Xiaomi 13は約40分でフル充電が可能で、Google Pixel 8は70分以上の時間が必要です。
ハイスペック機ではXiaomi 13の充電速度は妥当であり、Google Pixel 8の充電速度が遅すぎると言えるでしょう。

ワイヤレス充電の速度が大違い

Google Pixel 8は20Wのワイヤレス充電に対応しており、20Wの速度を出すにはGoogle Pixel Stand（第2世代）が必要です。
50Wのワイヤレス充電に対応しているXiaomi 13は、50W以上に対応したワイヤレス充電器が必要になります。
50W充電に対応したワイヤレス充電器は安価に購入できますが、Google Pixel Stand（第2世代）はGoogle専売のため高価なものになり、高価な割に20Wの充電にしか対応していません。
共に有線充電より少し遅い充電速度であるため、メイン充電として使用できますが、その際は別途充電器の購入が必要になります。

同じようなバッテリー容量でも、充電速度はXiaomi 13が速いです。

総括

SoCの性能が高くカメラも優れているXiaomi 13の性能は高く、Google Pxel 8はおサイフケータイを搭載している点が優れています。
おサイフケータイは日本特有の機能なため、グローバル機には搭載されません。
Xiaomi 13の価格は性能に見合うものではなく、Google Pixel 8も同じことが言え、共にコスパが悪い機種になっています。

Xiaomi 13の性能が高く良い機種ですが、おさいふケータイが使えません。
筆者はおサイフケータイを使っておらず、性能の高いXiaomi 13がお勧めです。

他機種との比較です