motorolaの最新機種であるmoto g24と、2023年にOPPOより発売したOPPO A77のスペック比較です。
両メーカーの最新ロースペック機を比較して、どのような違いがあるのでしょうか。
ここではスペックの違いを解説しています。
moto g24が優れている点
OPPO A77が優れている点
moto g24一択
SoCの性能が高く、メモリー容量が多いmoto g24は、OPPO A77より販売価格が4,000円安いです。
充電速度以外でOPPO A77の優れている点がなく、moto g24より高価なOPPO A77を選ぶ理由がありません。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
moto g24
OPPO A77
センターパンチホールを採用しているmoto g24に対して、ウォータードロップノッチのOPPO A77です。
パンチホールが主流のandroid機で、一世代前のウォータードロップノッチを採用したOPPO A77は、2023年に発売した機種には見えず、古い機種に見えます。
二眼カメラを搭載した両機種の背面は似たようなデザインになっており、背面ではロゴ以外で機種を見分けることができません。
moto g24
OPPO A77
共に2色の本体色で構成しており、moto g24はマットチャコール・アイスグリーンがあり、OPPO A77はブラック・ブルーです。
moto g24のアイスグリーンと、OPPO A77のブルーが特徴のある色になっています。
スペック
moto g24 | OPPO A77 | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | MediaTek Helio G85 | MediaTek Helio G35 |
サイズ | 163.49×74.53×7.99mm | 163.7×75.0×8.0mm |
重量 | 181g | 187g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.6インチ | 6.5インチ |
パネル種 | LCD | LCD(A-si) |
解像度 | 1612×720 | 1612✕720 |
リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz |
タッチサンプリングレート | 不明 | 60Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 8GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 50MP(f/1.8) |
深度センサー | なし | 2MP(f/2/4) |
マクロカメラ | 20MP(f/2.4) | なし |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 8MP(f/2.0) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/5/8 | 1/2/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/5/7/8/18/19/20/ 26/28/38/40/41 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/26/28/38/41/ 66 |
5G Sub6 | 非対応 | 非対応 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
SIM | nanoSIM/nanoSIM | nanoSIM/nanoSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/側面指紋認証 |
防水/防塵 | IPX2/IP5X | IPX4/IP5X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | なし | なし |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh |
充電速度 | 15W充電 | 33W充電 |
ポート | USB2.0 TypeC | USB TypeC |
価格 | 20,800円 | 24,800円 |
付属品
moto g24
本体カバー、SIM取り出しピン、ガイド類、LG(法令/安全/規制)
OPPO A77
ACアダプター・USB Type-Cケーブル・SIMカードスロット用ピン・保護ケース・保護フィルム(貼付済み)・安全ガイド・クイックガイド
最低限必要なものが付属しているOPPO A77に対して、moto g24は本体カバーのみが付属しています。
本体
大きすぎるSoCの性能差
AnTuTuベンチマーク Ver.9でmoto g24を計測すると約25万点あり、OPPO A77は約12万点です。
ゲーム以外のアプリで一部のアプリで動作に支障があるmoto g24は、最低画質でもスムーズに動作しないゲームがあります。。
対するOPPO A77はゲーム以外でも動作に支障のあるアプリが多数あり、簡単なゲーム以外はスムーズに動作しないと思っても良いでしょう。
本体重量が若干重くなっているOPPO A77は、今の時代に合わないSoCを搭載しています。
ディスプレイ
見え方が変わるリフレッシュレート
リフレッシュレート90Hzのmoto g24はスムーズなスクロースですが、場合によっては残像が見えるかもしれません。
OPPO A77のリフレッシュレートは、残像が見えやすい60Hzです。
moto g24のリフレッシュレート90Hzはロースペック機では珍しく、ロースペック機はリフレッシュレート60Hzが一般的です。
少し粗く見えるかもしれない解像度に、IPS液晶ディスプレイと同じようなLCDディスプレイを搭載しています。
記憶領域
2倍のメモリー容量は大きな違い
メモリー4GBのOPPO A77はメモリー不足に陥りやすく、動作が重くなり反応も遅くなったりします。
メモリー8GBを搭載しているmoto g24は、OSのバージョンアップ後も数年はメモリー不足に陥る可能性が低いです。
今からスマホを購入する際は、メモリー8GBが最低条件のため、条件を満たしているmoto g24が良いでしょう。
ストレージ不足の際はmicroSDを活用することで、ストレージ不足を解消できます。
カメラ
マクロカメラと深度センサーの違い
OPPO A77に深度センサーを搭載していますが、moto g24に深度センサーはありません。
深度センサーは物体を立体的に捉えるためのセンサーです。
moto g24には20MPのマクロカメラを搭載しており、OPPO A77にはマクロカメラはありません。
接写撮影時にマクロカメラは有用です。
共に撮影には便利なものですが、ロースペック機のカメラ関係は性能が低く、過度な期待は止めましょう。
似たような性能のメインカメラと前面カメラは、似たような画質になると思われます。
ネットワーク
Bluetoothに大きな違いは無く、同じものと思っても問題ありません。
機能
防水性能は高くない
防水性能が低く、共に水没には耐えられません。
防水性能が低いOPPO A77は非防水に近い性能のため、少しの水濡れに耐えられる程度の性能です。
moto g24は降雨に耐えられる程度の性能のため、共に水回りでの使用は避けた方が良いでしょう。
Felica非搭載のため、おサイフケータイが使用できません。
バッテリー
2倍以上の充電速度差
ロースペック機の充電速度は遅く、moto g24の15W充電はロースペック機で良くある充電速度です。
OPPO A77の33W充電はロースペック機では珍しい充電速度であり、ロースペック機としては高速充電の部類に入ります。
大容量バッテリーを搭載しており、一度の充電で長く使用できます。
総括
moto g24より一年前に発売した機種とは思えない、スペックが低いOPPO A77です。
SoCの性能が低く、メモリー容量が4GBのOPPO A77は現状の利用でも困ることが多くあり、購入すると後悔する機種になっています。
ロースペック機でもメモリー8GBのmoto g24は、メモリー容量で数年は困ることはありません。
SoCの性能が低く、動画やブラウザのような簡単な操作で使用する際は問題ありませんが、用途を限定したメイン機か、サブ機で使用するには十分な性能です。
筆者のお勧め
充電速度以外で優れている点のないOPPO A77を選ぶ理由がなく、手頃な価格のmoto g24をお勧めします