2024年発売のOPPO A79 5Gと、2022年発売のOPPO Reno7 Aをスペック比較しています。
最新機種のOPPO A79 5Gと2年前のOPPO Reno7 Aが、どのように違うのでしょう。
ここではスペックの違いを解説しています。
OPPO A79 5Gが優れている点
OPPO Reno7 Aが優れている点
定価ではOPPO A79 5G
2022年発売のOPPO Reno7 Aを定価で購入するのは性能に価格が見合っていないため、定価ではOPPO A79 5Gのコスパが高いです。
しかし、OPPO Reno7 Aは30,000円ぐらいで販売しているため、型落ちでも良い場合はOPPO Reno7 Aの方がコスパは高くなります。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
OPPO A79 5G
OPPO Reno7 A
センターパンチホールのOPPO A79 5Gに対して、OPPO Reno7 Aはディスプレイ左側にパンチホールをあります。
センターパンチホールが標準のandroid機で、ディスプレイ左側にパンチホールを搭載した機種は多くありません。
似たような背面のカメラ周辺はですが、二眼カメラのOPPO A79 5Gに対して、OPPO Reno7 Aは三眼カメラを搭載しています。
本体色は共に2色あり、OPPO A79 5Gはミステリーブラック・グローグリーンで、OPPO Reno7 Aはスターリーブラック・ドリームブルーです。
OPPO Reno7 Aは無難な本体色で構成しており、OPPO A79 5Gは無難なブラック系と特徴のあるグローグリーンで構成しています。
スペック
OPPO A79 5G | OPPO Reno7 A | |
---|---|---|
本体 | ||
SoC | Dimensity 6020 | Snapdragon 695G |
サイズ | 166×76×8mm | 159.7×73.4×7.6mm |
重量 | 193g | 175g |
ディスプレイ | ||
ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.4インチ |
パネル種 | LCD | 有機EL |
解像度 | 2400✕1080 | 2400×1080 |
リフレッシュレート | 90Hz | 90Hz |
タッチサンプリングレート | 180Hz | 180Hz |
記憶領域 | ||
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 128GB | 128GB |
micro SD | あり(最大1TB) | あり(最大1TB) |
カメラ | ||
背面メインカメラ | 50MP(f/1.8) | 48MP(f/1.7) |
超広角カメラ | なし | 8MP(f/2.2) |
マクロカメラ | なし | 2MP(f/2.4) |
深度カメラ | 2MP(f/2/4) | なし |
前面カメラ | 8MP(f/2.0) | 16MP(f/2.4) |
ネットワーク | ||
3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 | 1/4/5/6/8/19 |
4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/ 17/18/19/26/28/38/39/ 40/41/42 | 1/3/4/5/8/12/17/18/19/ 26/28/38/40/41/42 |
5G Sub6 | 1/3/28/41/77/78 | 3/28/41/77/78 |
WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.3 | 5.1 |
SIM | nanoSIM/eSIM | nanoSIM/eSIM |
機能 | ||
生体認証 | 顔認証/側面指紋認証 | 顔認証/画面内指紋認証 |
防水/防塵 | IPX4/IP5X | IPX8/IP6X |
イヤホンジャック | あり | あり |
Felica | あり | あり |
スピーカー | ステレオ | シングル |
バッテリー | ||
バッテリー容量 | 5000mAh | 4500mAh |
充電速度 | 33W充電 | 18W充電 |
ポート | USB TypeC | USB TypeC |
価格 | 29,800円 | 44,800円 |
付属品
OPPO A79 5G
保護フィルム(貼付済み)・SIM取出し用ピン・クイックガイド・安全ガイド
OPPO Reno7 A
SIM取出し用ピン・保護フィルム(貼付済み)・保護ケース・クイックガイド・安全ガイド
共に保護フィルムが付属しており、OPPO Reno7 Aは保護ケースも付属しています。
ACアダプターとUSB TypeCケーブルは別途用意する必要があり、OPPOの機種はACアダプターとUSB TypeCケーブルが付属しない場合が多いです。
本体
小さなSoCの性能差
OPPO A79 5Gに搭載しているDimensity 6020をAnTuTuベンチマーク Ver.10で計測すると約38万点あり、OPPO Reno7 AのSnapdragon 695Gも約38万点のスコアがあります。
OPPO Reno7 AはAnTuTuベンチマーク Ver.9での計測結果のため、AnTuTuベンチマーク Ver.10で計測すると39万~40万点ぐらいでしょう。
スコア差はゲームの画質やフレームレートに影響を及ぼしますが、2万点の差では影響が少ないです。
18グラムの重量差
18グラムの本体重量差があり、OPPO A79 5Gの方が重くなっていますが、本体サイズに対しては軽めの本体になっています。
本体サイズと本体重量の違いが大きいです。
ディスプレイ
見やすさが変わるディスプレイ
ディスプレイが大きいOPPO A79 5Gは、文字や画像が大きく見やすいです。
ディスプレイが大きくなると本体サイズが大きくるデメリットがあり、本体サイズと見やすさのどちらを選ぶかはユーザーの好みになります。
鮮やかな有機EL
LCDパネルを搭載しているOPPO A79 5Gは液晶ディスプレイのため、ディスプレイ全体が白っぽく見えます。
有機ELパネルを搭載しているOPPO Reno7 Aは、ディスプレイ内のドット単位で発色するため、白っぽく見えることありません。
鮮やかな発色の有機ELパネルの方がLCDパネルより美しく、消費電力もLCDパネルより低くなっています。
残像が見える場合があるリフレッシュレートに、連打ゲームに不向きなタッチサンプリングレートです。
記憶領域
微妙なメモリー6GB
メモリー6GBでも現状は問題ありませんが、近い将来にメモリー8GB時代が到来すると思われます。
今からスマホを購入する際はメモリー8GB以上の機種を選ぶ方が良く、メモリー6GBのOPPO Reno7 Aは微妙なメモリー容量です。
ストレージの一部をメモリーとして使用できる両機種は、OPPO Reno7 Aが最大メモリー11GBとなり、OPPO A79 5Gは最大メモリー8GBになります。
ストレージはメモリーよりアクセス速度が遅く、メモリーを多く使用する際に一瞬動作が止まる場合があり、メモリー単体の容量が多いOPPO Reno7 Aの方が発生する可能性は低くなるでしょう。
microSDを活用するとストレージ不足を解消できます。
カメラ
OPPO A79 5Gのカメラ性能が高いかも
メインカメラの画素数が2MP高くなっているOPPO A79 5Gですが、無いと言っても良い良い程度の画素数の違いです。
販売開始期間に2年間の差がある両機種は、カメラのイメージセンサーにも違いがあり、後発のOPPO A79 5Gはカメラの性能が高くなっていると思われます。
OPPO A79 5Gの方が、全体的なカメラ性能が高いと思われます。
ネットワーク
日本国内すべての通信キャリアで使用できます。
Bluetoothの違いで影響を及ぼすことはないでしょう。
機能
指紋認証の違いは好み
側面指紋認証を採用しているOPPO A79 5Gは、本体カバーを取り付けた際に、指紋認証部が剥き出しになるデザイン性の悪さがあります。
画面内指紋認証のOPPO Reno7 Aは、認証精度と認証速度が側面指紋認証より劣るため、利便性とデザイン性のどちらを取るかはユーザーの好みです。
完全防水のOPPO Reno7 A
OPPO A79 5Gは日常防水程度の防水性能があり、水没に耐えることができません。
完全防水に対応しているOPPO Reno9 Aは、水没に耐えることができます。
完全防塵に対応しているOPPO Reno9 Aは粉塵が機器内部に侵入することがなく、OPPO A79 5Gは機器内部に侵入した粉塵が原因で故障することはありません。
スピーカーの違いは臨場感
共に1基の外部スピーカーを搭載しており、OPPO Reno7 Aはモノラル音声です。
受話部から音声が流れる疑似ステレオに対応したOPPO A79 5Gは、スピーカーの違いで音に違和感があります。
音に違和感があっても疑似ステレオの方が臨場感があり、両機種のスピーカーの違いは大きいです。
モノラルスピーカーがOPPO Reno7 Aの残念ポイントです。
バッテリー
バッテリー容量の違いで稼働時間が変わる
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているOPPO A79 5Gに対して、一般的なバッテリー容量のOPPO Reno7 Aです。
バッテリ容量が多くなると一度の充電で稼働時間が長くなりますが、本体重量が重くなるデメリットもあります。
充電速度が充電時間に影響を及ぼす
18W充電に対応しているOPPO Reno7 Aは、ミドルスペック機では遅い充電速度のため、最低でもOPPO A79 5Gの33W充電は欲しかったです。
バッテリー関係では、OPPO A79 5Gが優れています。
総括
モノラルスピーカーと充電速度に問題があるOPPO Reno7 Aですが、型落ち機種のためOPPO A79 5Gと同価格で購入できます。
SoCの性能が高く有機ELパネルを搭載している点が、OPPO A79 5Gより優れています。
性能面ではOPPO Reno7 Aが優れていますが、ディスプレイサイズの違いがあり、好みのディスプレイサイズで選ぶと良いでしょう。
筆者のお勧め
型落ちでも性能が高い、OPPO Reno7 Aをお勧めします。