appleのIphone 15 Pro MaxとXiaomiのXiaomi 13T Proのスペック比較です。
appleの最上位機種と、Xiaomiが日本国内販売している最上位機種の違いはあるのでしょうか。
ここではスペックの違いを解説しています。
Iphone 15 Pro Maxが優れている点
Xiaomi 13T Proが優れている点
望遠カメラの倍率で8万円
Iphone 15 Pro Maxの256GBモデルで8万円の価格差があります。
8万円多く払って得られるものが光学5倍の望遠カメラのみで、望遠カメラの画素数はXiaomi 13T Proが高いです。
価格差に見合うとは言えず、OSの違いを許容できるなら、Xiaomi 13T Proの方がコスパは高くなっています。
ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。
外観
Iphone 15 Pro Max
Xiaomi 13T Pro
Iphone 15 Pro Maxに長細いノッチがあり、Xiaomi 13T Proはセンターパンチホールを採用しています。
Iphone 15 Pro Maxのノッチはユーザーから評判が悪く、それを無視して採用しているのが現状であり、Xiaomi 13T Proはandroidスマホの標準仕様です。
背面カメラ周辺を見るとIphone 15 Pro MaxはIphoneということが分かり、Xiaomi 13T Proは2基の大型カメラが特徴になります。
Iphone 15 Pro Max
Xiaomi 13T Pro
Iphone 15 Pro Maxの本体色はブラックチタニウム・ホワイトチタニウム・ブルーチタニウム・ナチュラルチタニウムの4色があり、Xiaomi 13T Proはブラック・メドウグリーン・アルパインブルーの3色になります。
似たような色が3色あるIphone 15 Pro Maxに対して。Xiaomi 13T Proのメドウグリーン・アルパインブルーが特徴のある色です。
スペック
| Iphone 15 pro Max | Xiaomi 13T Pro | |
|---|---|---|
| 本体 | ||
| SoC | A17Pro | Dimensity 9200+ |
| サイズ | 159.9x76.7x8.25㎜ | アルパインブルー :162×76×8.6mm メドウグリーン／ブラック:162×76×8.5mm |
| 重量 | 221g | アルパインブルー :200g メドウグリーン／ブラック:206g |
| ディスプレイ | ||
| ディスプレイサイズ | 6.7インチ | 6.7インチ |
| パネル種 | 有機EL | 有機EL |
| 解像度 | 2796×1290 | 2712×1220 |
| リフレッシュレート | 120Hz | 30-144Hz |
| タッチサンプリングレート | 不明 | 480Hz |
| 記憶領域 | ||
| メモリ | 8GB | 12GB |
| ストレージ | 256GB／512GB／1TB | 256GB |
| micro SD | なし | なし |
| カメラ | ||
| 背面メインカメラ | 48MP(f/1.78) | 50MP(f/1.9) |
| 望遠カメラ | 12MP(f/2.8) ／光学5倍 | 50MP(f/1.9)／光学2倍 |
| 超広角カメラ | 12MP(f/2.2) | 12MP(f/2.2) |
| 前面カメラ | 12MP(f/1.9) | 20MP(f/2.2) |
| ネットワーク | ||
| 3Gバンド | 850/900/1700/2100/ 1900/2100MHz | 1/2/4/5/6/8/19 |
| 4Gバンド | 1/2/3/4/5/7/8/11/12/ 13/14/17/18/19/20/21/ 25/26/28/29/30/32/34/ 38/39/40/41/42/46/48/53/66/71 | 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/ 18/19/20/26/28/38/39/ 40/41/42 |
| 5G Sub6 | 1/2/3/5/7/8/12/14/20/ 25/26/28/29/30/38/40/ 41/48/53/66/70/71/77/ 78/79 | 3/28/41/77/78 |
| WIFI | 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Bluetooth | 5.3 | 5.4 |
| SIM | nanoSIM／eSIM | nanoSIM／eSIM |
| 機能 | ||
| 生体認証 | 顔認証 | 顔認証／画面内指紋認証 |
| 防水／防塵 | IPX8／IP6X | IPX8／IP6X |
| イヤホンジャック | なし | なし |
| Felica | あり | あり |
| スピーカー | ステレオ | デュアル |
| バッテリー | ||
| バッテリー容量 | 不明 | 5000mAh |
| 充電速度 | 20W充電 | 120W充電 |
| ワイヤレス充電 | MagSafe 15W／Qi 7.5W充電 | なし |
| ポート | USB TypeC 3.0 | USB TypeC |
| 価格 | 189,800円／219,800円／ 249,800円 | 109,800円 |
付属品
Iphone 15 Pro Max
USB-C充電ケーブル（1 m）・マニュアル・SIM取り出しピン
Xiaomi 13T Pro
ACアダプタ・USB Type-Cケーブル・SIM取り出し用ピン・ソフトケース・保護フィルム・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ
ACアダプター・本体ケース・保護フィルムが付属していないIphone 15 Pro Maxは必要に応じて別途用意する必要があり、Xiaomi 13T Proは最低限必要なものが付属しています。
共にメーカー標準の付属品であり、以前はappleもACアダプターを付属していましたが、「Iphone購入ユーザーはACアダプターを持っているだろう」と言うことでACアダプターの付属はなくなりました。
本体
ほぼ同性能のSoC
AnTuTuベンチマークでIphone 15 Pro Maxが約164万点で、Xiaomi 13T ProはAnTuTuベンチマーク Ver.10で約160万点です。
Iphoneの場合、AnTuTuベンチマークのスコアを鵜呑みにできないところがあり、10％ぐいらいは低めに見積もった方が良く、同性能かXiaomi 13T Proが少し上回っています。
共に現状最速クラスのSoCであり、全ての用途で困ることはありません。
本体サイズのわりに重いIphone 15 Pro Max
本体サイズが小さいIphone 15 Pro MaxはXiaomi 13T Proより15グラム重く、Iphone 15 Pro Maxは本体サイズに対して重くなっています。
Xiaomi 13T Proも若干重いですが、許容範囲と言っても良いでしょう。
ほぼ同性能のSoCのため、OSの違いが重視されます。
ディスプレイ
最大リフレッシュレート以外の違い
Iphone 15 Pro Maxの最大リフレッシュレートが120Hzに対して、Xiaomi 13T Proは144Hzです。
リフレッシュレート120Hzは残像が見えにくいスムーズなスクロールですが、120Hzで残像が気になる場合は、Xiaomi 13T Proの144Hzになります。
Iphone 15 Pro Maxはリフレッシュレート120Hz固定ですが、Xiaomi 13T Proは用途に応じて30Hz・60Hz・90Hz・120Hz・144Hzを使い分け、リフレッシュレートによる消費電力を抑えることができます。
リフレッシュレートによる消費電力を最適化できるXiaomi 13T Proです。
記憶領域
メモリー容量の違いは将来性の違い
メモリー8GBは十分なメモリー容量であり、メモリー12GBのXiaomi 13T Proは現状でオーバースペックです。
OSのアップデートでメモリー8GBはメモリー不足に陥る可能性があり、長く同じ機種を使用する場合はメモリー12GB以上が必要になります。
ストレージ容量が選べるIphone 15 Pro Max
Iphone 15 Pro Maxのストレージ容量は256GB・512GB・1TBがあり、Xiaomi 13T Proは256GBのみです。
1TBの容量が必要になる可能性は皆無で、ストレージを圧迫する特殊な使い方で512GBが必要になります。
多くの場合、大量の大容量アプリをインストールしない限り256GBで十分と言え、Iphone 15 Pro Maxの基本となるストレージ容量は256GBです。
メモリー容量が多く、ストレージ容量も256GBで十分なため、Xiaomi 13T Proで困る可能性は低いでしょう。
カメラ
違いすぎる望遠カメラ
Iphone 15 Pro Maxは光学5倍に対応している望遠カメラを搭載していますが、12MPの画素数が残念です。
Xiaomi 13T Proはメインカメラと同じ50MPの望遠カメラですが、光学2倍に対応している点が残念で、共に残念な点を抱えています。
拡大による画像の粗さが気にならない場合は、Iphone 15 Pro Maxの光学5倍が良く、画質重視で光学2倍の望遠カメラに問題がなければ、Xiaomi 13T Proで良いでしょう。
メインカメラと超広角カメラは同じような性能であり、Xiaomi 13T Proの前面カメラの画素数が多いです。
ネットワーク
海外使用で困るXiaomi 13T Pro
日本国内の使用で困ることはなく、Xiaomi 13T Proがdocomoの5G対応エリアで4G接続になる可能性がありますが、4G接続が可能なため困ることはありません。
4G・5Gの対応バンドが少ないXiaomi 13T Proは使用できる国がIphone 15 Pro Maxよ少なく、海外利用を考えている場合はIphone 15 Pro Maxが良いでしょう。
海外利用を考えている場合はIphone 15 Pro Maxが良く、それ以外のネットワークは変わりません。
機能
指紋認証がないIphone 15 Pro Max
androidスマホで標準の顔認証と指紋認証にXiaomi 13T Proは対応しており、指紋認証はハイスペック機標準の画面内指紋認証です。
Iphone 15 Pro Maxは顔認証のみ対応しており、場面に応じて認証システムを切り替えて使用できません。
appleの技術なら指紋認証を搭載できるはずですが、頑なに指紋認証を拒絶する姿勢が理解でず、その拘りのお陰でユーザーが困ることになります。
スピーカーの違いは音の違和感
2基のスピーカーを搭載しているXiaomi 13T Proは完全ステレオ対応ですが、Iphone 15 Pro Maxは1基のスピーカーと受話部から音声を流す疑似ステレオです。
疑似ステレオは音に違和感があり完全ステレオに劣りますが、androidスマホでも完全ステレオ対応の機種が少なく、Xiaomi 13T Proは特殊な機種と言えるでしょう。
共に完全防水・防塵とおサイフケータイに対応していますが、指紋認証とデュアルスピーカーを搭載しているXiaomi 13T Proが優れています。
バッテリー
充電速度は雲泥の差
20W充電のIphone 15 Pro Maxに対して、Xiaomi 13T Proは120W充電に対応しています。
Xiaomi 13T Proは30分未満でフル充電が可能であり、Iphone 15 Pro Maxは80分以上必要で、最低でも60W充電は欲しかったです。
ワイヤレス充電に対応のIphone 15 Pro Maxも・・・
Iphone 15 Pro Maxはワイヤレス充電に対応していますが、一般に用いられるQi規格は7.5W充電に対応しています。
apple独自規格のMagSafeを使用すると15W充電に対応するため、ワイヤレス充電にはMagSafeが必要です。
有線充電より少し遅いMagSafeを使用することでワイヤレス充電をメイン充電として使用できますが、その際はワイヤレス充電器を別途購入する必要があり、設備投資と思って諦めましょう。
Xiaomi 13T Proはワイヤレス充電に対応していません。
充電速度の違いが大きく、ワイヤレス充電を使用する際はIphone 15 Pro Maxが良いでしょう。
総括
光学5倍望遠カメラに8万円多く払うIphone 15 Pro Maxは、望遠カメラの倍率以外でXiaomi 13T Proより優れている部分が少ないです。
Xiaomi 13T Proの優位な部分を捨ててまで、Iphone 15 Pro Maxを選ぶ理由は望遠カメラの倍率とOSの違いだけになります。
筆者のお勧め
IphoneユーザーはIphoneへの乗り換えが当然になっていますが、appleに高額な機種を売りつけられているだけで、androidに乗り換えると機種の選択肢が広がり、同性能の機種が安価に購入できます。
OSの壁を乗り越えるためにもXiaomi 13T Proをお勧めします。
