【スペック比較】AQUOS R8 vs motorola edge 40 SoCとLeica製カメラの違い

SHARPのハイスペック機AQUOS R8と、motorolaのミドルスペック機motorola edge 40とのスペック比較です。
ミドルスペック機とハイスペック機を比較すると、ハイスペック機のAQUOS R8が高性能と思われますが、実際はどのような違いがあるのでしょう。

ここではスペックの違いを解説しています。

AQUOS R8が優れている点

SoCの性能が高い
microSDが使える
Leica製のカメラレンズを搭載
イヤホンジャックを搭載

motorola edge 40が優れている点

本体重量が軽い
前面カメラの画素数が高い
有線充電速度が速い
ワイヤレス充電に対応

SoCの性能差で価格が2倍以上

ハイスペック機のため、AQUOS R8の価格が高くなるのは仕方ありませんが、13万円超えは高すぎます。
性能差が大きいSoCですが、ゲームの画質が変わるぐらいで、他の用途で違いを体感することは皆無です。
ゲーム画質に拘らない場合は、motorola edge 40のコスパは高くなっています。

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ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

AQUOS R8

AQUOS R8 外観

motorola edge 40

motorola edge 40 外観

センターパンチホールのmotorola edge 40はユーザーを選ぶ曲面ディスプレイを採用しており、平面ディスプレイのAQUOS R8は一世代前のウォータードロップノッチを採用してしています。
曲面ディスプレイの扱いには慣れる必要があり、慣れるまでの間は扱いにくいディスプレイです。
近年ではウォータードロップノッチを採用しているandroid機は少なく、AQUOS R8は2023年に発売した機種に見えません。
背面のカメラ周辺は、メインカメラが真ん中にあるAQUOS R8は特徴的で、左側にカメラがあるmotorola edge 40は良くあるカメラ位置です。

AQUOS R8

AQUOS R8 本体色

motorola edge 40

motorola edge 40 本体色

AQUOS R8の本体色はブルー・クリームに対して、motorola edge 40はイクリプスブラック・ルナブルーの2色です。
共にブルー系の本体色があり、AQUOS R8の方が暗めのブルーになっています。

スペック

AQUOS R8motorola edge 40
本体
SoCSnapdragon 8 Gen 2Dimensity 8020
サイズ159x74x8.7㎜158.43×71.99×7.58mm
重量179gイクリプスブラック:171g
ルナブルー:167g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.39インチ6.55インチ
パネル種有機EL有機EL
解像度2340×10802400×1080
リフレッシュレート240Hz144Hz
タッチサンプリングレート不明360Hz
記憶領域
メモリ8GB8GB
ストレージ 256GB256GB
micro SDあり(最大1TB)なし
カメラ
背面メインカメラ50.3MP(f/1.9)50MP(f/1.4)
超広角カメラ13MP(f/2.3)なし
超広角カメラ+マクロカメラなし13MP(f/2.2)
前面カメラ8MP(f/2.0)32MP(f/2.4)
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/81/2/4/5/8
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/
17/18/19/20/21/28/38/
39/40/41/42/66
1/2/3/4/7/8/11/12/17/
18/19/26/28/38/39/40/
41/ 42
5G Sub61/3/5/7/28/38/40/41/
77/78/79
1/3/28/41/77/78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth 5.35.2
SIMnanoSIM/eSIMnanoSIM/eSIM
機能
生体認証顔認証/側面指紋認証顔認証/画面内指紋認証
防水/防塵IPX8/IP6XIPX8/IP6X
イヤホンジャック ありなし
Felicaありあり
スピーカーステレオステレオ
バッテリー
バッテリー容量 4570mAh4400mAh
充電速度不明68W充電
ワイヤレス充電なし15W充電
ポートUSB TypeCUSB2.0 TypeC
価格137,940円64,800円

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付属品

AQUOS R8

クイックスタートガイド・クイックスイッチアダプター

motorola edge 40

68W TurboPower™ チャージャー(ACアダプタ、USBケーブル)・本体ケース・SIM取り出しピン・ガイド類・LG(法令/安全/規制)

クイックスイッチアダプターのみが付属しているAQUOS R8に対して、保護フィルム以外の必要最低限のものが付属しているmotorola edge 40です。
AQUOS R8はACアダプター・USB TypeCケーブル・本体カバー・保護フィルムが別途必要になります。

本体

2倍近いSoCの性能差

AnTuTuベンチマーク Ver.9でAQUOS R8を計測すると約110万点で、motorola edge 40に搭載しているDimensity 8020は約67万点です。
AQUOS R8は性能が高く約60%の性能差ですが、motorola edge 40でもゲーム以外の用途で困ることはなく、画質を下げることで大半のゲームが動作します。
motorola edge 40よりAQUOS R8の方が最高画質の高フレームレートでゲーム動作が見込めますが、全てのゲームが最高画質の60FPSで安定動作しません。

本体が軽いmotorola edge 40

曲面ディスプレイを採用することで、motorola edge 40はディスプレイサイズに対して本体サイズが小さくなっています。
ディスプレイが大きいmotorola edge 40の方が本体重量は軽く、ディスプレイサイズに対して重いAQUOS R8です。

SoCの性能が高いAQUOS R8は、motorola edge 40より大きく重い本体です。

ディスプレイ

ディスプレイが大きいmotorola edge 40

ディスプレイが大きくなると本体重量が重くなる傾向にありますが、ディスプレイが大きいmotorola edge 40の方が軽くなっており、本体サイズも小さいです。
motorola edge 40の曲面ディスプレイはユーザーを選ぶディスプレイであり、平面ディスプレイのように誰でも扱えるディスプレイではありません。

リフレッシュレートの違いは無い

AQUOS R8のなめらか表示を使用するとリフレッシュレートが最大240Hzになり、motorola edge 40は最大144Hzです。
144Hz以上のリフレッシュレートの違いを見分けることが難しく、144Hzでも十分なリフレッシュレートであり、AQUOS R8の240Hzはオーバースペックと言えるでしょう。

motorola edge 40は扱いに慣れが必要な曲面ディスプレイを採用しており、曲面ディスプレイはユーザーを選ぶディスプレイです。

記憶領域

お守りになるmicroSD

AQUOS R8でストレージ不足が発生した際は、microSDを活用することでストレージ不足を解消できます。
共に256GBのストレージ容量があり、ゲームアプリを大量にインストールするようなストレージを圧迫する使用を行わない限り、ストレージ不足に陥る可能性は低いです。

特殊な用途でない限りストレージ不足に陥る可能性が低く、ストレージに不安がある場合は、microSDが使用できるAQUOS R8が良いでしょう。

カメラ

motorola edge 40のカメラが優れている

AQUOS R8の画素数は若干多いですが、大きな違いなく、F値1.4のmotorola edge 40は光の取り込みが多く、暗い場所でも明るく撮影できます。
背景のボケ具合もmotorola edge 40が優れており、画質に関しては似たようなものだと思えます。

前面カメラの画素数違い

AQUOS R8の前面カメラは8MPに対して、motorola edge 40は32MPあり、画素数が4倍の違いがあります。
低画素数の前面カメラの場合、画像を拡大すると粗さが目立ち、同じ画像でも高画素のものと比較すると、低画素で撮影したものは画像に引き締まり感がありません。
海外製の機種は前面カメラに力を入れている機種が増えてきており、日本製の機種は海外製の機種に遅れているのが現状です。

motorola edge 40のカメラ性能が高く、AQUOS R8と同等以上の性能です。

ネットワーク

日本閣内の使用で困ることはなく、WIFI6とeSIMにも対応しています。

機能

指紋認証は好み

顔認証と指紋認証に対応しており、顔認証で困ることはありません。
側面指紋認証に対応しているAQUOS R8は、指紋認証速度と認証精度に優れており、motorola edge 40の画面内指紋認証は認証速度と認証精度が側面指紋認証に劣ります。
本体カバーを取り付けた際に側面指紋認証は指紋認証部が剥き出しになるデザイン性の悪さがあり、画面内指紋認証はデザイン性の悪さがありません。
利便性かデザイン性かはユーザーの好みで意見が別れ、好みの方を選ぶと良いでしょう。

有線イヤホンに必須のイヤホンジャック

ハイスペック機で珍しいイヤホンジャックを搭載しているAQUOS R8は、有線イヤホンを使用する際に最適な機種です。
イヤホンジャックがないmotorola edge 40でも有線イヤホンは使用できますが、USBポートより3.5ミリイヤホンジャックに変換するアダプターが必要となり、有線イヤホン使用時はUSB:ポートを塞ぐデメリットがあります。

共に完全防水・防塵対応とおサイフケータイが使用できます。

バッテリー

充電速度の違いは充電時間の違い

AQUOS R8の充電速度は20Wぐらいと思えるため、motorola edge 40と3倍の速度差があります。
フル充電に要する時間が、AQUOS R8は約120分に対して、motorola edge 40は約35分です。
ミドルスペック機のmotorola edge 40に60W充電は理想的な充電速度であり、ハイスペック機のAQUOS R8には最低でも60W充電が欲しかったです。

ワイヤレス充電は必要?

motorola edge 40は15Wのワイヤレス充電に対応しており、有線充電より充電時間が極端に長くなるワイヤレス充電の必要性は微妙です。
AQUOS R8はワイヤレス充電に対応していません。

総括

Leica監修のカメラがセールスポイントのAQUOS R8は、Leica製カメラを搭載しているというだけで、価格は高くなります。
「Leica製カメラ=高画質」ではなく、motorola edge 40のカメラでも十分な画質があり、デジタルカメラはセンサーのチューニングで画質が大きく変化します。
カメラレンズの違いを除けばSoCの性能差が大きく、SoCの性能差はゲーム画質に影響があり、高画質や高フレームレートを求める際はAQUOS R8が良く、画質等に妥協できる場合はmotorola edge 40でも問題ありません。

筆者のお勧め

曲面ディスプレイに抵抗が無い場合は、motorola edge 40がお勧めです。

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