【スペック比較】Xiaomi 13(Global) vs Xiaomi 14(Global) カメラとSoCの性能が高いXiaomi 14

Xiaomiよりグローバル版のXiaomi 14が発売したので、一世代前のグローバル版のXiaomi 13とのスペック比較です。
Xiaomiの新旧フラグシップモデルを比較すると、どの点がどのように変わったのでしょう。

※グローバル版は技適未取得のため、日本国内での使用は電波法に抵触する可能性があります。

Xiaomi 13(Global)が優れている点

メモリー容量が選べる
デュアルスピーカーに対応

Xiaomi 14(Global)が優れている点

SoCの性能が高い
可変リフレッシュレートに対応
ストレージ容量が選べる
超広角カメラと望遠カメラの画素数が高い
充電速度が速い

価格差以上の価値はない

AliExpressでメモリー12GBモデルの販売価格を比較すると、Xiaomi 14の方が500ドル高く、2024年3月現在で約75,000円の価格差があります。
現状の価格ではXiaomi 14はコスパの悪い機種になり、手ごろな価格で十分な性能を有しているXiaomi 13で困ることはありません。

Aliexpressで販売中
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ここからは2機種の違いを項目別に見ていきますが、変更点のみ解説していきます。

目次

外観

Xiaomi 13(Global)

Xiaomi 13 外観

Xiaomi 14(Global)

Xiaomi 14 外観

共にセンターパンチホールを採用しており、Xiaomi標準のディスプレイ面です。
背面は、Xiaomi 14のカメラ周辺が大きくなっているぐらいで、それ以外の違いはありません。
機種の違いを知らない者が見ると、同じ機種に見えるぐらいの違いです。

Xiaomi 13の本体色はWhite・Black・Flora Greenがあり、Xiaomi 14はBlack・White・Jade Greenで構成しており、共にブラック系・ホワイト系・グリーン系の3色です。
Xiaomi 13のFlora GreenとXiaomi 14のJade Greenに違いがあり、他の2色は同じような色になっています。

スペック

Xiaomi 13(Global)Xiaomi 14(Global)
本体
SoCSnapdragon 8 Gen 2Snapdragon 8 Gen 3
サイズ152.8×71.5×7.98152.8×71.5×8.2mm
重量189g193g
ディスプレイ
ディスプレイサイズ6.39インチ6.39インチ
パネル種有機EL有機EL
解像度2400×10802670×1200
リフレッシュレート120Hz1-120Hz
タッチサンプリングレート240Hz240Hz
記憶領域
メモリ8GB/12GB12GB
ストレージ 256GB/256GB256GB/512GB
micro SDなしなし
カメラ
背面メインカメラ50MP(f/1.8)50MP(f/1.6)
望遠カメラ10MP(f/2.0)/光学3倍32MP(f/2.0)/光学3倍
超広角カメラ12MP(f/2.2)50MP(f/2.2)
前面カメラ32MP(f/2.0)32MP(f/2.0)
ネットワーク
3Gバンド1/2/4/5/6/8/191/2/4/5/6/8/19
4Gバンド1/2/3/4/5/7/8/12/17/
18/19/20/25/26/28/32/
38/39/40/41/42/48/66
1/2/3/4/5/7/8/12/13/
17/18/19/20/25/26/28/
32/38/39/40/41/42/48/
66
5G Sub61/3/5/7/8/20/28/38/
40/41/66/71/75/77/78
1/2/3/5/7/8/20/25/28/
38/40/41/48/66/75/77/
78
WIFI802.11 a/b/g/n/ac/ax/be802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
Bluetooth 5.35.4
SIMnanoSIM/nanoSIMnanoSIM/nanoSIM
機能
生体認証顔認証/画面内指紋認証顔認証/画面内指紋認証
防水/防塵IPX8/IP6XIPX8/IP6X
イヤホンジャック なしなし
Felicaなしなし
スピーカーデュアルステレオ
バッテリー
バッテリー容量 4500mAh4610mAh
充電速度67W充電90W充電
ワイヤレス充電50W充電50W充電
ポートUSB TypeCUSB TypeC 3.2 Gen 1
価格

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付属品

Xiaomi 13(Global)

ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

Xiaomi 14(Global)

ACアダプター・USB Type-C ケーブル・SIM 取り出しツール・保護フィルム・保護ケース・クイックスタートガイド・保証に関するお知らせ

共に必要最低限のものが付属しており、Xiaomi標準の付属品になっています。

※ACアダプターは中国国内用の形状のため、日本国内で使用する際は変換アダプターが必要です。

本体

ゲーム以外に使い道がないSoC

Xiaomi 13をAnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると約112万点のスコアがあり、Xiaomi 14は約200万点ですがXiaomi 14はAnTuTuベンチマーク Ver.10での計測結果です。
Xiaomi 14をAnTuTuベンチマーク Ver.9で計測すると180万点〜190万点ぐらいと思われるため、Xiaomi 13とは70万点ぐらいの差があります。
ゲーム以外の用途で困ることのない両機種は、ゲームの画質やフレームレートで違いがあり、Xiaomi 14は全てのゲームが最高画質の60FPSで遊べると言っても過言ではありません。
Xiaomi 13の場合、最高画質でも60FPS固定は難しく、フレームレートが安定しないゲームもあります。

本体重量が4グラム重いXiaomi 14は、若干分厚くなっています。

ディスプレイ

わからない解像度の違い

一般的な解像度のXiaomi 13に対して、高解像度のXiaomi 14です。
6.39インチのディスプレイでは解像度の違いが分かりにくく、良く見ても分からないかも知れません。
解像度が高くなると消費電力が増えるため、Xiaomi 14の高解像度はメリットよりデメリットの方が大きいです。

リフレッシュレートの違いで消費電力が変わる

Xiaomi 13のリフレッシュレートは120Hz固定です。
リフレッシュレートが高くなるとスクロールが滑らかになるメリットがある反面、消費電力が増えるデメリットがあり、Xiaomi 13のリフレッシュレートは常に同じ電力量が消費されます。
Xiaomi 14は最大120Hzの可変リフレッシュレートに対応しており、1Hzから120Hzで最適なリフレッシュレートを1Hz単位で変化するため、リフレッシュレートによる消費電力を最適化することができるでしょう。

リフレッシュレートの違いは、消費電力に大きく影響します。

記憶領域

メモリー容量は多いほうが良い?

メモリー8GBと12GBを選べるXiaomi 13に対して、Xiaomi 14はメモリー12GBのみです。
OSのアップデート等でメモリー使用量は増えていき、メモリー8GBでも3年は問題なく使用できます。
それ以上の期間で使用を考えている場合は、メモリー12GBを選ぶとメモリー不足に陥る可能性を軽減できるでしょう。

ストレージ512GBの必要性は?

ストレージ容量を選べるXiaomi 14は256GBと512GBがあり、Xiaomi 13は256GBのみです。
ストレージを圧迫する特殊な使い方でない限りは、256GBのストレージで十分な容量を確保できるため、512GBの必要性はありません。

ストレージ512GBが必要な際は、Xiaomi 14が良いでしょう。

カメラ

画素数が違う望遠カメラと超広角カメラ

同じサイズのイメージセンサーを採用していると思われるため、メインカメラは似たような性能です。
画質も大きな変化がなく、F値が高いXiaomi 14の方が暗所でもキレイな撮影ができます。
おまけ程度のカメラだったXiaomi 13の望遠カメラと超広角カメラが、Xiaomi 14では画素数が高くなり実用性のあるカメラになっています。

メインカメラの画質はXiaomi 14の方が高いと思われますが、Xiaomi 13より少し高いぐらいでしょう。
望遠カメラと超広角カメラはXiaomi 14の方が画素数は高く、Xiaomi 13より引き締まった画像になると思われます。

ネットワーク

日本国内全ての通信キャリアで使用できますが、技適を取得していないため、電波法に抵触する可能性があります。
WIFI最新規格の11beことWIFI7に対応しており、対応ルーターに接続すると高速通信が可能です。

機能

スピーカーが残念なXiaomi 14

2基のスピーカーを搭載して完全ステレオに対応しているXiaomi 13に対して、1基のスピーカーで疑似ステレオのXiaomi 14です。
疑似ステレオは受話部から音声が流れるため、音に違和感があります。
Xiaomi 14の残念ポイントは、完全ステレオに劣る疑似ステレオを採用していることです。

ハイスペック機には当然になっている画面内指紋認証を採用しており、完全防水・防塵にも対応しています。
おサイフケータイは日本固有の規格のため、グローバル版では使用できません。

バッテリー

充電速度が速くなったXiaomi 14

23W充電速度が速くなったXiaomi 14は、Xiaomi 13よりフル充電に要する時間が10分程度短くなっています。
67W充電のXiaomi 13でも十分な充電速度があるため、Xiaomi 13の充電速度が遅いわけではありません。

バッテリー容量に大きな違いがなく、気にするような違いではありません。

総括

SoCとカメラ性能が向上したXiaomi 14は、可変リフレッシュレートにも対応しています。
Xiaomi 13とXiaomi 14の性能差はインパクトが弱く、AliExpressで約1000ドル(約150,000円)で販売しているXiaomi 14は、価格に見合う性能ではありません。
Xiamoi 13は約500ドル(約75,000円)で販売しており、SoCとカメラ性能を求めない場合は、こちらの方がコスパは高くなっています。
Xiaomi 14の適正価格は750ドル(112,500円)前後であり、現状の約1000ドルは高すぎる価格です。
Xiaomi 14の取扱店が少なく、取扱店が増えると販売価格は下がるため、現状は様子を見るのが得策でしょう。

筆者のお勧め

SoCとカメラ性能に問題がなければXiaomi 13のコスパが良く、近年のスマホは一世代前でも十分な性能があるため、筆者はXiaomi 13をお勧めします。

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